【独自調査】SEO1位なのにAIに引用されない。担当者が今すぐ確認するべき5つのポイントとは?
4,000クエリ比較から見えた、AI検索時代のSEOに必要な「指名検索のAI露出設計」
株式会社EXIDEA(本社:東京都中央区、代表取締役:小川卓真)は、日本語検索におけるブランド名検索(指名検索)と、業界・質問形式を揃えた非ブランド名検索について、Google AI Overview(以下、AIO)への採用状況を比較分析した結果を公表します。

本調査の対象は、ブランド名検索2,000クエリ、非ブランド名検索2,000クエリ、合計4,000クエリです。その結果、ブランド名検索でSEO1位を獲得したURLがAIOに採用された割合は53.8%でした。
業界・質問形式を揃えた非ブランド名検索では63.9%であり、ブランド名検索のほうが10.1ポイント低い結果です。AIOが引用するURL本数も、ブランド名検索は1検索あたり10.8本、非ブランド名検索は13.8本で、約3本少ない傾向が見られました。
つまり、ブランド名で検索されているからといって、公式サイトやSEO上位ページがAIOで自動的に引用されるわけではありません。検索順位とAIによる引用は同じ成果ではありません。
本調査結果の要旨
ブランド名検索でSEO1位を取ることは、AIOで引用されることを保証しません。
AI検索時代には、指名検索を「獲れている前提」で扱わず、公式サイトと周辺情報がAIの回答根拠として使いやすい状態になっているかを確認する必要があります。
調査の概要

|
項目 |
内容 |
|---|---|
|
調査対象 |
Google検索のAIOで引用されたURLと、同じクエリのSEO Top10 URL |
|
分析クエリ数 |
ブランド名検索2,000クエリ/非ブランド名検索2,000クエリ (合計4,000クエリ) |
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比較群の揃え方 |
非ブランド名検索は、ブランド名検索と業界分布・質問形式(「とは」「おすすめ」「比較」など)が近くなるよう抽出 |
|
分析粒度 |
クエリ × URL |
|
主な指標 |
AIO引用URL本数、SEO Top10のAIO採用率、SEO1位のAIO採用率、 順位別のAIO採用率 |
|
AIO採択率の定義 |
AI Overviewが表示された検索結果において、SEO上位URLが 同じクエリのAIO引用URLにも含まれた割合 |
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データ取得時期 |
2026年2月〜3月 |
|
調査主体 |
株式会社EXIDEA |
1. ブランド名検索は、AIOで引用される情報源の幅が狭かった
まず、AIOが1検索あたり何本のURLを引用するかを比べました。ブランド名検索は10.8本、非ブランド名検索は13.8本でした。ブランド名検索のほうが、AIOの引用URL本数は約3本少ない結果です。
SEO上位10件がAIOに採用された割合も、ブランド名検索は36.6%、非ブランド名検索は43.7%でした。SEO1位URLに限定しても、ブランド名検索は53.8%、非ブランド名検索は63.9%です。

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指標 |
ブランド名検索 |
非ブランド名検索 |
差分 |
|---|---|---|---|
|
AIO引用URL本数 (1検索あたり) |
10.8本 |
13.8本 |
−3.0本 |
|
SEO Top10のAIO採用率 |
36.6% |
43.7% |
−7.1pt |
|
SEO1位のAIO採用率 |
53.8% |
63.9% |
−10.1pt |

この結果から言えることは、ブランド名検索がAIOで特別に強いわけではない、ということです。むしろ本調査の範囲では、ブランド名検索はAIOが参照する情報源の幅が狭く、SEO上位URLも採用されにくい傾向がありました。
2. SEO1位でも、AIOに採用されたのは53.8%だった
SEO1位URLに限定しても、ブランド名検索のAIO採用率は53.8%でした。ほぼ2回に1回です。非ブランド名検索では63.9%であり、ブランド名検索のほうが10.1ポイント低くなりました。

|
比較群 |
SEO1位URLのAIO採用率 |
見方 |
|---|---|---|
|
ブランド名検索 |
53.8% |
SEO1位でも、半分強しかAIOに採用されていない |
|
非ブランド名検索 (業界・形式を調整) |
63.9% |
ブランド名検索より10.1pt高い |
従来のSEOでは、ブランド名で検索された場合、公式サイトや自社ページが上位に表示されやすいと考えられてきました。しかしAIOでは、検索結果で1位を取ることと、回答の引用元に選ばれることは別です。
ブランド名検索であっても、ユーザーが知りたいのは公式情報だけとは限りません。料金、評判、比較、使い方、注意点、代替手段など、回答に必要な周辺情報が不足している場合、AIOは別のURLを引用する可能性があります。
3. SEO順位を揃えても、ブランド名検索はAIO採用率が低かった
「ブランド名検索のAIO採用率が低いのは、SEO順位が低いURLが多いからではないか」という可能性を確認するため、SEO順位別にAIO採用率を比較しました。結果は、1位から10位まで、すべての順位でブランド名検索が非ブランド名検索を下回りました。

|
SEO順位 |
ブランド名検索 |
非ブランド名検索 |
差分 |
|---|---|---|---|
|
1位 |
53.8% |
63.9% |
−10.1pt |
|
2位 |
47.2% |
58.2% |
−11.0pt |
|
3位 |
43.7% |
52.4% |
−8.7pt |
|
4位 |
39.2% |
45.6% |
−6.4pt |
|
5位 |
36.2% |
43.8% |
−7.6pt |
|
6位 |
34.6% |
42.2% |
−7.6pt |
|
7位 |
32.0% |
38.1% |
−6.1pt |
|
8位 |
30.0% |
33.7% |
−3.7pt |
|
9位 |
26.0% |
31.6% |
−5.6pt |
|
10位 |
23.0% |
26.9% |
−3.9pt |

差の原因は、単に順位分布の違いではありません。同じSEO順位にいるURLでも、ブランド名検索のほうがAIOに採用されにくい傾向が見られました。
4. 課題は、ブランド名検索を「守れている領域」と見なすこと
本調査で見えた課題は、ブランド名検索を「すでに獲れている領域」と見なしてしまうことです。確かに、ブランド名検索では公式サイトがSEO上位を取りやすい場面があります。しかし、AIOで引用されるかどうかは別の問題です。
公式サイトは、ブランド説明や商品訴求には強い一方で、第三者視点の比較、評判、注意点、口コミ、利用条件、代替手段などを十分に扱っていないことがあります。AIOが回答を作る際に必要な情報が公式サイト内にない場合、AIOは別のページを引用する可能性があります。
つまり、ブランド名検索のSEO対策は「公式サイトを1位にする」だけでは不十分です。公式サイト内外に、AIが回答根拠として使いやすい情報を整える必要があります。
5. SEO担当者が確認すべきこと
AI検索時代のSEOでは、検索順位とAIO採用状況を分けて確認する必要があります。特にブランド名検索は、従来のSEOでは安全圏に見えやすいため、AIO上の露出を見落としやすい領域です。

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確認項目 |
見るべきポイント |
|---|---|
|
ブランド名検索でAIOに引用されているか |
自社名・サービス名で検索したときに、公式サイトや重要ページがAIOの引用元に含まれているかを確認する。 |
|
SEO1位ページとAIO引用元が一致しているか |
検索1位を取れていても、AIOが別のURLを引用していないかを見る。引用されていない場合は、どの情報が不足しているかを確認する。 |
|
公式サイトに周辺情報があるか |
評判、比較、料金、使い方、注意点、FAQ、代替手段など、AIが回答根拠として抜き出しやすい情報があるかを見る。 |
|
公式サイト外の情報も整備されているか |
第三者記事、比較記事、レビュー、導入事例など、ブランドについてAIが参照し得る周辺情報の状態を確認する。 |
|
指名・非指名を分けてモニタリングしているか |
両者をまとめて見ると、ブランド名検索のAIO採用率の低さが平均に埋もれる。クエリ種別ごとに継続確認する。 |
結論:検索されるページから、AIに引用されるページへ
本調査では、ブランド名検索でSEO1位を獲得したURLでも、AIOに採用された割合は53.8%にとどまりました。非ブランド名検索と比べても10.1ポイント低く、SEO順位を1位から10位まで揃えても、すべての順位でブランド名検索のほうが低い結果でした。
この結果は、ブランド名検索の価値を否定するものではありません。むしろ、ブランド名検索で上位を取った後に見るべき指標が増えた、ということです。
AI検索時代に重要なのは、ブランド名で検索されたときに上位にいることだけではありません。そのページが、AIOの回答根拠として引用されているか。そして、引用されるための情報が公式サイト内外に整っているかです。
指名検索のSEO1位は、防衛ラインとしては不十分です。これからのブランドSEOでは、検索順位だけでなく、AIが回答根拠として引用しやすい情報設計まで整える必要があります。
EmmaToolsについて
EmmaToolsは、SEOコンテンツの制作・改善を支援するツールです。検索意図にもとづくコンテンツ設計や、AIに引用される可能性を意識した記事構造づくりをサポートします。
「ブランド名検索では上位なのに、AIOで引用されているかわからない」「自社名で検索しても、AIの回答に公式サイトが出てこない」「AI検索時代のSEOで、何から見直すべきか整理したい」といった課題がある場合は、主要クエリごとの引用状況とページ構造の点検が必要です。
お問い合わせ
EmmaToolsに関するお問い合わせ・資料請求はこちらから受け付けております。
・EmmaToolsサービスサイト:https://emma.tools
・株式会社EXIDEA お問い合わせ: https://exidea.co.jp/contact
注記
-
本分析は相関分析であり、因果を断定するものではありません。「ブランド名検索であることがAIO採用率を下げている」と示すものではなく、「ブランド名検索にはAIO採用率が低い傾向がある」という観察結果です。
-
AIO採用率は、AI Overviewが表示された検索結果において、SEO上位URLが同じクエリのAIO引用URLにも含まれた割合を指します。
-
非ブランド名検索は、ブランド名検索と業界分布・質問形式が近くなるよう抽出した比較群です。ただし、検索意図、ブランド認知度、検索結果構造の差を完全に統制するものではありません。
-
本調査の母集団はAI Overviewが表示されたクエリに限定しており、AI Overviewが発生するかどうかは評価対象外です。
-
検索結果やAIOの表示は、時期、ユーザー環境、クエリによって変動する可能性があります。
-
本調査は日本語検索を対象としており、他言語での傾向は異なる可能性があります。
会社概要
会社名:株式会社EXIDEA(https://exidea.co.jp)
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4階
代表者:小川 卓真
設 立:2013年5月
資本金:1,500万円
従業員数:76名(連結)※2026年5月末現在
事業内容:BtoBブランディング支援、BtoBマーケティング支援、動画制作・動画マーケティング、マーケティングツール開発提供、SEOコンサルティング、Webメディア運営
EXIDEAは、クリエイティブとデジタルマーケティングを融合した「カテゴリーデザイン」によって、企業の新たな成長を支援します。AI機能を搭載した自社開発のマーケティングツールの提供と併せて、ビジネスの戦略策定から実行・改善まで一貫して伴走します。
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