【高卒ルーキーズ調査 2025入社】成長のカギ「体験価値」調査

入社前に「体験なし」が約4割、それでも9割超が「就職前の体験が重要」と回答

ジンジブ

高校生の就職支援を行う「ジンジブ」(大阪市)は、高卒の新社会人に「体験」に関するアンケート調査を実施いたしました。

本アンケートは、高卒の新社会人向け研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」に参加した2025年4月入社の受講生が回答しており、本研修は高卒1年目の成長と企業への定着のサポートを目的に、毎月開催しています。

<アンケートの実施背景>

文部科学省が推進する「体験活動」は、自己肯定感の向上や資質・能力の形成において極めて重要な役割を果たすとされています。しかし、昨今では家庭や地域環境に起因する「体験格差」が、子供たちの将来のキャリア形成や成長意欲にまで影響を及ぼすことが大きな社会課題となっています。

こうした「体験価値」の重要性は、社会人としての第一歩を踏み出した若者にとっても例外ではありません。ジンジブが運営する高卒新卒研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」では、職場以外の「サードプレイス」として、日々の仕事経験の客観的な振り返りや、グループワークによる共同体験を通じ、新社会人としての土台を築く人材育成支援を行っています。4月に社会人2年目を迎えた受講生たち(ルーキーズ)が、1年間にどのような「体験」をし、どのような「成長」を実感したのか、本アンケートでリアルな声を可視化します。

令和時代の若者にとって「体験」がキャリアやマインドセットにどのような影響をもたらすのか考察します。

■アンケート結果

1.学生時代のどんな体験が社会人1年目に役に立ちましたか?※複数回答可(n=118)

社会人1年目に役立った学生時代の体験として「アルバイト(43.2%)」が最多となり、次いで「友人との交友(33.1%)」「部活動(25.4%)」が上位を占めました。

責任を伴う現場や集団活動での「疑似社会体験」が、入社直後の適応力や対人能力に直結していることがうかがえます。一方で実習授業や地域や企業でのインターンシップなども一定の割合を占めており、多様な接点が成長の糧となっています。

2.就職後のどんな体験が社会人1年目に役に立ちましたか?※複数回答可(n=118)

就職後の成長に役に立った体験として、「社内研修(51.7%)」と「先輩からのアドバイス(48.3%)」が上位を占めました。これは、新卒1年目において「正しい知識の習得」と「身近なロールモデルによる導き」が、安心感と実務への適応に欠かせない要素で成長を促していることを示しています。

また、「失敗経験(38.1%)」が「実践経験(33.9%)」を上回っている点にも注目です。単に業務をこなすことよりも、失敗した体験から学ぶプロセスが強い成長実感につながっていることがうかがえます。一方で、叱られた経験や給料管理などの数値は低い結果でした。現代の若手社員にとっては、厳しい指導や私生活の変化よりも、具体的でポジティブなフィードバックや体系的な学びをキャリア形成における重要な体験価値として捉えていると言えます。

<Q1.Q2.の経験がどんな場面で役に立ったか・自由記述  ※回答より一部抜粋>

学生時代や就職後の経験がどのような場面で役に立ったのかの質問をしたところ、社会人としてのマインドや、コミュニケーションスキル、実務スキルにつながっていることが分かります。

▼社会人としての基本・マインド

・部活動や寮生活での経験が社会人としての基本的な生活習慣(早起き、遅刻をしない、早く寝ること)で生きた。

・部活動が根気強さにつながっている。

・現場で失敗しても諦めずに取り組む姿勢。

▼対人スキル(コミュニケーション)

・友人関係での交友経験が、社外の人とのコミュニケーションに役にたった。

・社会人の同期や職場の先輩との関わり方に活きた。

・アルバイトである程度社会人としてのマナーが身につき、仕事での失敗が学びに変わった。

・人と関わる仕事なので、コミュニケーション力がついたなと感じた瞬間。

・先輩からのアドバイスを深く受け止めることができるようになった。

▼実務・専門スキル

・仕事で得た住まいの知識が、私生活(衣食住)に役立っている。

・実習授業やアルバイトで社会経験が積めるので社会人になって生きてくる。

・インターンシップに参加し実践することで学べることが多かった。

3.仕事を覚える中で「体験」は大事だったと思いますか?(n=118)

仕事を覚えるプロセスにおいて「体験」は、「とても大事だった(81.4%)」と「どちらかといえば大事(18.6%)」を合わせると、回答者全員がその重要性を肯定する結果となりました。

自由回答からも、早寝早起きや規律といった「部活動・寮生活での習慣」、そして実務での失敗を糧に次へ進む「粘り強さ」など、座学だけでは得られない基礎能力が仕事の土台となっていることが分かります。

単に業務知識を習得するだけでなく、直接肌で感じる「体験」こそが、若手社員の成長実感やリスクへの意識を高めるために不可欠だと言えます。こうした実践の積み重ねが、社会人としての自覚や自信を深める鍵となっています。

4.仕事における「成功体験」だと思うものはどのような体験ですか?※複数回答可(n=118)

仕事での「成功体験」を問う質問では、「仕事を任される(42.4%)」が最多となり、僅差で「成長の実感(41.5%)」、「感謝される(39.8%)」が続く結果となりました。これは、新卒1年目の若手社員にとって、周囲からの信頼の証である「役割の付与」や、他者からの承認が大きな自信につながっていることを示しています。

単に「ミスなくできた(20.3%)」という完璧さよりも、新しい役割や周囲との関わりの中で得られる「自身の変化や貢献」を成功と捉える傾向が強く、実務を通じた主体的な体験がモチベーションの源泉となっていることがうかがえます。

5.その「成功体験」はあなたにどんな影響がありましたか?※複数回答可(n=118)

仕事での成功体験がもたらした影響については、「やりがいを感じた(55.1%)」と「自信がついた(55.1%)」が同率で最多の結果となりました。次いで「前向きになった(29.7%)」が続いています。

この結果は、実務での成功体験が、単なるスキルの向上にとどまらず、自己肯定感を高め、仕事に対するポジティブな姿勢を創り出していることを示しています。周囲から認められたり成長を実感したりする「体験」が、若手社員のモチベーションを維持し、意欲的に業務へ取り組むための原動力となっていることがうかがえます。

6.就職活動のタイミングで、企業で働くことや職業理解につながる「体験」は行いましたか?(n=118)

続けて進路選択時期の体験価値について考えます。

就職活動時に、企業の職業理解につながる「体験」を行った割合は「はい(56.8%)」と半数を超えましたが、「いいえ(43.2%)」も約4割にのぼる結果となりました。

この差は、学校のカリキュラムや地域環境といった「外部の機会」に依存している側面があると考えられます。入社前に働くことへの具体的なイメージを持てた層がいる一方で、約半数は実感を伴わないまま社会人生活をスタートさせています。こうした入社前の体験の有無が、その後の仕事への適応やキャリア形成のスピードに影響を与えている可能性がうかがえます。

7.「体験」の内容を教えてください。※複数回答可(n=67)

就職活動時に「体験した」と回答した方に内容を聞いたところ、「アルバイトなど働く経験(38.8%)」が最多となり、次いで「高校内での職業体験(29.9%)」や「インターンシップに参加(28.4%)」が続く結果となりました。

自主的な活動であるアルバイトだけでなく、学校行事やイベントといった「用意された機会」も、職業理解を深める貴重な接点となっていることが分かります。こうした多様な場での体験を通じて、働くことのリアリティを少しずつ積み上げることが、入社後のミスマッチを防ぎ、スムーズな社会人生活のスタートに寄与していると言えます。

8.就職活動を振り返って職業選択において「体験」は重要だと思いますか?(n=118)

就職活動を振り返り、職業選択における「体験」が重要だと回答した人は「とても重要だと思う(53.4%)」と「重要だと思う(40.7%)」を合わせて9割を超えました。

特筆すべきは、Q6で入社前に「体験」をしていないと答えた層(約4割)を含めても、大半がその重要性を肯定している点です。実際に社会人1年目を過ごす中で、事前の実体験がその後の仕事の理解度や納得感に大きく関わると再認識した結果だと言えます。入社後の成長を左右する入口として、就業前の体験機会は極めて大きな役割を果たしています。

■調査結果から見える「体験価値」の重要性

アンケート結果から、学生時代の「アルバイト」や「友人との交友」や「部活動」での経験は、挨拶や時間厳守といった生活規律、およびコミュニケーション力の基礎となっています。また就職活動の振り返りでは、9割以上の高卒の社員が「事前に働く体験をすることが重要」と回答している点からも、実感を伴う事前体験が、その後の職業選択の納得感やスムーズな適応を左右する決定的な要因であることが分かります。

次に、入社後には「社内研修」や「先輩の助言」に加え、自ら「実践」し、時には「失敗」を乗り越えるプロセスが大きな成長実感に繋がっています。「仕事を任される」「感謝される」といった実体験は、単なるスキルの向上だけでなく、「やりがい」と「自信」というポジティブな自己効力感を生み、成長につながっていると読み取れます。

自分の身で感じる「体験」こそが、若者の仕事への興味や、入社後も自律的な成長を促す不可欠な要素であると言えます。こうした体験の積み重ねが自己肯定感を育み、前向きに仕事に取り組むための姿勢、さらには中長期的なキャリア形成における重要な鍵となると言えるでしょう。

ジンジブでは、こうした体験価値を最大化するため、進路決定前におしごと体験ができる「おしごとフェア」の開催や、高校の校内での体験授業の企画、就職後は複数の企業が集まりともに成長する合同研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を運営しています。

新人の「体験」をやりがいにつなげるために

「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」総合講師:鶴岡 靖晃

今回のアンケート結果から、高卒の新社会人にとって、「感謝される」「任せてもらえる」といった体験が、やりがいに大きく影響していることが分かります。研修で成長しているメンバーは、先輩の失敗談やそのリカバリー経験を聞くことで、「自分ももう一度やってみよう」と前向きに捉え直しています。

その土台となるのは、“失敗時の関わり方”です。叱責や能力不足の指摘だけでは、「失敗=悪いこと」と捉えてしまい、挑戦を避けるようになります。失敗を次の行動につなげる関わりこそが、成長を加速させる鍵になります。

ルーキーズクラブの研修では、第三者の視点で、職場での体験を本人の成長につなげる橋渡しを行っています。普段の仕事での失敗体験を共有し合い、どう乗り越えるかを考えられるように、自分の経験が誰かの役に立つ実感を得られるようプログラムを用意しています。ぜひお気軽にご相談ください。

◆調査概要

【調査期間】2026年2月9日~2月20日

【調査方法】高卒の新社会人向け研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」の参加者へのアンケート回収

【調査対象】2025年4月に入社した高卒社会人1年目の社員

【有効回答】N=118名 東京・大阪・福岡・広島・岡山・静岡・熊本会場の参加者

●人材育成サービス「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」 

「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」は高卒の新社会人の離職率低減と定着を支援する月1回・1年間の“キャリアに向き合う”研修プログラムです。

複数の企業に入社したルーキーズ(高卒の1年目)が集まりグループワークを行いながら、「社外の同期」とともに社会人としてのマインドセットや基礎スキル育成を身に付けます。日常業務を振り返り、物事の見方・気づく力を自ら育てながら視野を広げていく設計です。

ファシリテーターは元教師・キャリアコンサルタント・現役人事など多彩な社会経験を持つ方が担当します。毎月のレポートや定期的な相談会を通じて、企業が安心して育成に取り組める環境をサポートします。

2026年度は、東京・大阪・福岡・名古屋・静岡・岡山・広島・熊本の8会場で開催しております。

ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)https://jinjib.co.jp/service/development/rookiesclub

▲「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」の様子

<ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)2026のお問い合わせ>

株式会社ジンジブ ルーキーズクラブ運営局

https://share.hsforms.com/1fIDvU6W3QNGKlBLgbhFqMAc7eqs

「ルーキーズクラブについて」を選択しお問合せください。

会社情報

ジンジブは「高校生」「若者」のための社会課題解決企業です。“高卒社長”である佐々木満秀が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。

若者のキャリア格差や早期離職といった社会課題に向き合い、高校生の進学・就職の情報提供からキャリア教育、就職後の定着・キャリア形成、転職サポートまでを手がけます。

高校生をサポートする「高校」や、採用・育成に取り組む「企業」とともに、ファーストキャリアから人生のあらゆるシーンにずっと寄り添い、「これからを生きる人の夢や希望を増やす」ことに挑戦し続けます。

社名:株式会社ジンジブ

代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)

本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階

拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)

HP:https://jinjib.co.jp/

グループ会社:株式会社ジンジブキャリア(https://jinjib-career.co.jp/ )

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会社概要

株式会社ジンジブ

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業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
301万円
設立
2014年02月