高校生の約5割が「推薦系選抜」を希望 明光義塾調べ「高校生の志望校選びに関する実態調査」
・9割以上の高校生が「保護者に相談」、志望校選びは保護者との連携が重要に ・保護者に相談して困ったこと、最多は「学力や成績に関する話題がストレスになる」
個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 光太郎)は、全国の高校生850名を対象に、「高校生の志望校選びに関する実態調査」を実施しました。

大学入試の制度や受験方式が多様化する中で、高校生が「自分に合った志望校」を見つけることは、かつてないほど難しくなっています。進学や進級をきっかけに進路への意識が高まる一方で、偏差値や将来の進路、保護者の意見など、志望校を選ぶうえで重視するポイントも様々です。そこで当社では、高校生を対象に「志望校選び」に関する実態調査を実施しました。進路を考える皆さんや保護者の方々にとって、本調査が後悔しない進路選択の一助となれば幸いです。
「高校生の志望校選びに関する実態調査」 結果概要
結果概要 ①
・高校生の約5割が「推薦系選抜」を希望
・志望校選びにおける入試方式の影響、最多は「志望校を決めてから入試方式を検討」
・志望校選びの情報源、最多は「オープンキャンパス」での判断
結果概要 ②
・9割以上の高校生が「保護者に相談」、志望校選びは保護者との連携が重要に
・保護者に相談して得た収穫、最多は「多様な視点を得られた」
・保護者に相談して困ったこと、最多は「学力や成績に関する話題がストレスになる」
・高校生の31.3%が自身の志望校と保護者が望む志望校にギャップを感じている
【Topics】あなたが希望している受験方式をすべて選んでください。 (n=850、複数回答方式)

高校生の約5割が「推薦系選抜」を希望
全国の高校生850名を対象に、希望している受験方式について調査を実施しました。その結果、最多回答は「一般選抜(63.6%)」、次いで「学校推薦型選抜(指定校推薦・公募推薦など)(48.0%)」、「総合型選抜(旧AO入試)(30.9%)」と続きました。この結果から、「一般選抜」が依然として主流である一方で、約半数の高校生が「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」といった推薦系の受験方式を希望しており、「推薦系選抜」が高校生にとってより身近な選択肢となってきていることがうかがえます。
Q1. 志望校選びにおいて、入試方式(一般/推薦)はどの程度影響していますか? (n=850、単一回答方式)

志望校選びにおける入試方式の影響、最多は「志望校を決めてから入試方式を検討」
志望校選びにおいて、入試方式(一般選抜・推薦型選抜など)がどのように影響しているかについて調査を実施しました。その結果、最多回答は「志望校を決めてから入試方式を検討している(33.4%)」、次いで「入試方式を最優先で考えている(14.0%)」、「学部・学科によって入試方式を使い分けている(10.4%)」と続きました。
Q2. 志望校の情報を得る主な方法をすべて選んでください。(n=850、複数回答方式)

志望校選びの情報源、最多は「オープンキャンパス」での判断
志望校の情報を得る方法について調査を実施しました。その結果、最多回答は「オープンキャンパス(47.6%)」、次いで「大学のホームページ(47.3%)」、「学校(先生・進路指導など)(41.2%)」と続きました。この結果から、多くの高校生が実際に大学の雰囲気を体感できるオープンキャンパスを重視しており、志望校選びの重要な判断材料として活用していることがわかります。
Q3. 志望校を選ぶ際に、保護者には相談しましたか?(n=850、単一回答方式)

9割以上の高校生が「保護者に相談」、志望校選びは保護者との連携が重要に
次に、志望校を選ぶ際に、保護者には相談したかについて調査をしました。その結果、67.8%が「相談した」、26.1%が「相談していないが、今後する予定」と回答しました。これらを合わせると、93.9%の高校生が何らかの形で保護者と志望校選びについて話す意向があることがわかります。進路選択において、保護者とのコミュニケーションや連携が、意思決定の大きな支えとなっていることがうかがえます。
Q4. 保護者とのコミュニケーションで、志望校選びに役立った点は何ですか? (n=576、複数回答方式)

保護者に相談して得た収穫、最多は「多様な視点を得られた」
志望校を選ぶ際に保護者へ相談したと回答した高校生576名を対象に、保護者とのコミュニケーションがどのように役立ったかを調査しました。その結果、最多回答は「多様な視点を得られた(36.1%)」、次いで「経済的な側面について理解が深まった(28.3%)」、「有益な情報交換ができた(27.6%)」と続きました。
Q5. 志望校を選ぶ際に、保護者とのコミュニケーションで困っていることは何ですか? (n=576、複数回答方式)

保護者に相談して困ったこと、最多は「学力や成績に関する話題がストレスになる」
志望校を選ぶ際に保護者へ相談したと回答した高校生576名を対象に、保護者とのコミュニケーションで困っていることについて調査を行いました。その結果、最多回答は「学力や成績に関する話題がストレスになる(26.9%)」、次いで「家族の過度な期待やプレッシャー(22.0%)」、「自分の気持ちをうまく伝えられない(21.5%)」と続きました。一方で、「特になし」と回答した高校生も29.7%おり、保護者とのやりとりにストレスを感じないケースも一定数見られました。
【参考データ】志望校選び、保護者側の悩みとは
志望校選びについては、高校生本人だけでなく、保護者の方々もさまざまな悩みを抱えているようです。以下は、2024年5月に高校生の保護者800名を対象に実施した調査結果です。高校生側の調査結果とあわせて、家庭内での進路に関する対話の実態が浮き彫りになりました。
(参考調査①)あなたにお子さまが進路・進学に関する相談をする場合、あなたはお子さまにとって有益なアドバイスができると思いますか?(n=800、単一回答方式)

子どもからの進路相談、保護者の2割が有益なアドバイスができないと回答
子どもから進路相談を受けた際、有益なアドバイスをできると思うか調査しました。その結果、37.1%が「できると思う」(できると思う:8.0%、どちらかというとできると思う:29.1%)と回答しました。一方で、21.0%が「できないと思う」(できないと思う:7.8%、どちらかというとできないと思う:13.2%)と回答しました。一定数の保護者が進路相談に自信を持てていない実態が明らかになりました。
(参考調査②)有益なアドバイスができないと思う理由を教えてください。
(n=168、複数回答方式)

保護者が有益なアドバイスができない理由、「入試制度などの進学に関する情報を知らないため」
子どもから進路相談を受けた際、有益なアドバイスができないと思うと回答した168名を対象に、その理由を調査しました。その結果、最多回答は「入試制度などの進学に関する情報を知らないため(40.5%)」、次に「子どもに向いている専攻や職業がわからないため(32.7%)」、「子どもの進路・進学に関する考えをすべて把握していないため(28.6%)」と続きました。保護者にとっても、進学や職業選択に関する知識や情報の不足が、適切なアドバイスを難しくしている現状がうかがえます。
Q6. あなたが希望する志望校と保護者が進学を望む大学にギャップを感じますか? (n=850、単一回答方式)

高校生の31.3%が自身の志望校と保護者が望む志望校にギャップを感じている
自身の志望校と保護者が望む志望校にギャップを感じるかについて調査をしました。その結果、31.3%が「ギャップを感じる」(大きなギャップを感じる:7.4%、多少ギャップを感じる:23.9%)と回答しました。一方で、51.1%が「ギャップを感じない」(全くギャップを感じない:17.3%、あまりギャップを感じない:33.8%)という結果となりました。保護者との意見のすり合わせがうまくいっているケースが多い一方で、進路に対する考え方に温度差を感じている高校生も一定数存在することがわかります。
<調査概要>
調査対象 全国の高校生850名
調査期間 2025年4月9日~2025年4月14日
調査方法 インターネットリサーチ調べ
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。

明光義塾が展開する教育情報サイト「明光プラス」では、2024年5月に高校生の保護者800名を対象にした調査結果について、より詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください!
■近年の大学の選び方は?調査で判明した実態も紹介!
URL:https://www.meikogijuku.jp/meiko-plus/entrance-exam/university-entrance-exam/20240516.html
※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は、「明光義塾調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。
■株式会社明光ネットワークジャパン(https://www.meikonet.co.jp)
事業内容:企業としてPurpose(パーパス:存在意義)を“「やればできる」の記憶をつくる”、Visionを“「Bright Light for the Future」人の可能性をひらく企業グループとなり、輝く未来を実現する”と掲げ、個別指導塾「明光義塾」を始め、さまざまな教育サービスを運営・フランチャイズ展開しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像