「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」の協定事業者に採択
イノベーション・エコシステム強化を目的としたプロジェクト「SYNK」も始動し、YNK(八重洲・日本橋・京橋)エリアのスタートアップを支援
本事業は、東京都の戦略目標「未来を切り拓く10×10×10のイノベーションビジョン」の実現に向け、今年度新たに多様な主体によってスタートアップ(以下「SU」)を支援しつつ、SUを支援する様々なプレイヤー(多様な主体)のアイデア、ネットワーク、フィールド等を活用した取り組みを促し、SUの創出と成長を目指すものです。
東京都は、協定事業者が協定に基づいて行った取り組みの成果に対して協定金を支払います。協定金の額は、協定事業者が設定したKPIの達成状況及び事業全体の成果に対する、外部有識者等で構成する評価委員会における評価に応じて決定します。(協定期間:原則令和7年3月末まで)※東京都HPより
また、東京建物は、本事業の協定事業者に採択されたことに伴い、YNK(八重洲・日本橋・京橋)エリア内に開設した複数のイノベーション拠点およびSU支援者等と連携、協働して、イノベーション・エコシステムの更なる強化を目的としたプロジェクト「SYNK“シンク”」(以下「本プロジェクト」)を始動します。
本プロジェクトにより、東京建物はSUの裾野拡大、SUの成長・グローバル化、SU支援者やSU同士のネットワークの強化図っていくとともに、東京都が掲げる「未来を切り拓く10×10×10のイノベーションビジョン」の実現に貢献してまいります。
「SYNK」について
YNKエリアに新たに3つの“S”(Scale/Spread/Synchronize)のプロジェクトを立ち上げ、SUの成長・グローバル化支援、SUの裾野拡大、SU支援者の成長とイノベーション・エコシステムの強化を実現します。
① 「Scale(成長支援)」・・・YNKエリアの特性を活かしたSUの成長・グローバル化支援
YNKエリアは、大企業が集積している他、江戸時代からのすし・そば・うなぎ等のフード領域における歴史的系譜があります。この強みを活かして、近接する大企業との協業や、フード領域における海外との接点強化を促すプロジェクトを複数用意することで、SUの成長・グローバル化に貢献します。
② 「Spread(裾野拡大)」・・・創業期の起業家を支援
YNKエリアは、かねてより上場企業を中心とした大企業が集積する国内有数のビジネス地区ですが、近年ではSUも多数集積しています。しかしながら、絶対数はまだまだ拡大の余地があるという考えのもと、YNKにはまだ多くない学生・若者をターゲットにした多数のプロジェクトを用意することで、SUの更なる量的拡大・裾野拡大に挑戦します。
③ 「Synchronize(同期)」・・・SUエコシステムの強化
東京建物がYNKエリア内のSU支援者をまとめ、横連携を促し相乗効果を生み出すことで、SU支援者自体の成長にも貢献し、YNKエリア独自の特徴あるイノベーション・エコシステムの自立化・強化を図ります。
<SYNK 実施内容>
~Scale:成長支援(YNKの特性を活かしたSUグローバル化支援)~
連携拠点 | SU支援者 | アウトプット |
TOKYO FOOD LAB | 一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE | ①海外向けピッチイベントでの賞新設(受賞者の海外進出支援)。 |
~Spread:裾野拡大(創業期の起業家を支援)~
連携拠点 | SU支援者 | アウトプット |
xBridge-Yaesu | XTech Ventures株式会社 | ③アクセラレータープログラム「X-Gate」に応募へのハードルを下げた「事業検証コース」を新設。 |
シティラボ東京 | 一般社団法人アーバニスト | ④主に環境等への分野に特化した創業前の学生・若者向けの機運醸成プログラムを新設。 |
THE FLYING PENGUINS | 株式会社ファイアープレイス | ⑤起業やSUでのインターン・就職を目指す学生や若者とVC・SUのマッチングを創出するカフェの実施。 |
~Synchronize:同期(SUエコシステム強化)~
連携拠点 | SU支援者 | アウトプット |
xBridge-Tokyo
| プロトスター株式会社 合同会社エッジ・オブ・イノベーション | ⑥SYNKの中核拠点として、連携拠点間やYNKエリアの大企業等とSUのエコシステム強化施策を実施。 ※SYNK全体の全体マネジメント・事務局機能を担う。 |
xBridge-Global | NEXTBLUE有限責任事業組合 | ⑦SYNKの中核拠点として、連携拠点間やYNKエリアの大企業等とSUのエコシステム強化施策を実施。 ※NEXTBLUE有限責任事業組合も別プロジェクトで本事業に採択されたため、両プロジェクト間の連携施策も実施。 |
<連携拠点とSU支援者概要>
~拠点名:TOKYO FOOD LAB~
「食」をアップデートし、社会課題の解決を目指す実証実験・社会実装の場として2019年に開設。
様々なプレイヤーによる調理技術やメニュー・新商品の研究開発やワークショップ、イベントなど様々な活動を実施。HP:https://www.tokyofoodlab.jp/
■SU支援者名:一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE
新規事業支援や食の未来を創る事業・人材育成により国内外の様々なプレイヤーの共創を生む食のエコシステムを構築し、持続可能な社会の実現や人々の暮らしを豊かにするための活動を推進。HP:https://tokyofoodinstitute.jp/
~拠点名:xBridge-Yaesu~
2022年4月にオープンした、シェアオフィス型インキュベーション施設。シード期を中心としたSUを加速させる拠点。半年間のシェオフィス入居型アクセラレータープログラム『X-Gate(クロスゲート)』を実施。
■SU支援者名:XTech Ventures株式会社
会社経営、ゼロからの新規事業創出など起業前の領域選定や事業案検討、初期事業検証から伴走・支援を実施。
HP:https://www.xtech-ventures.co.jp/
~拠点名:シティラボ東京~
持続可能なまちづくりを考える場として、東京スクエアガーデンに2018年オープン。
SDGsやESG投資などをテーマとした各種イベントの開催の他、サステナビリティを軸としたSUコミュニティの立ち上げなどを実施。
■SU支援者名:一般社団法人アーバニスト
まちづくりの知見を社会に還元するプラットフォームを形成し、持続的な都市・地域社会の形成に向けた都市課題の解決を推進。HP:https://urbanist-j.net/
■SU支援者名:一般社団法人GBPラボラトリーズ
グリーンビジネス分野におけるグローカルリーダー育成および地域プロデュースを通じた事業創出支援を実施。
~拠点名:THE FLYING PENGUINS~
偶発的な出会いを創出するBAR。多種多様な経歴を持つビジネスパーソンが日替わり店員となり、人と人のご縁をつなぐコネクターとしてお店に立つ。夢や想いのあるプレイヤー達が自由な発想やアイデアを出し合える社交の場。
HP:https://theflyingpenguins.jp/
■SU支援者名:株式会社ファイアープレイス
「つながりを創り続け、共創の炎を灯し続ける」のミッションの下、コミュニティづくり等の共創推進事業を展開。
共創の場として飲食店も3店舗運営。
~拠点名:xBridge-Tokyo~
SU向けシェアオフィス。
2018年の開設後、2回の移転を経て、入居企業全体の資金調達額は累計107億円を突破。
創業期のSUの成長の場としての機能を備えるだけでなく、SU支援者等とのコミュニティも創出すべく、大企業新規事業担当向けのピッチイベントや海外ネットワーク・投資機能を有するSU支援者交流会等も開催。HP:https://xbridge.tokyo/
■SU支援者名:プロトスター株式会社
挑戦者を支援するスペシャリスト集団。
SUが必要とするヒト・モノ・カネのすべての領域でサービスを展開。
HP:https://www.theprotostar.co/
■SU支援者名:合同会社エッジ・オブ・イノベーション
数多くのSU立ち上げや企業の新規事業開発に携わり、日本と海外のイノベーション・エコシステムを繋ぐ様々な活動を推進。
~拠点名:xBridge-Global~
グローバルSUの拠点として2022年にオープン。シェアオフィスとスペシャルティコーヒーを提供するカフェで構成され、様々なプレイヤーが集まるイベントを多数開催することで、起業家やグローバル人材の横のつながりを生み出すハブ機能を創出。
■SU支援者名:NEXTBLUE有限責任事業組合
起業家支援、投資事業有限責任組合の運営管理、欧州企業の日本への誘致および日本企業の欧州への誘致を推進。
参考:東京建物のYNKエリアにおけるイノベーション・エコシステムの取り組みについて
東京建物は、YNKエリアにおいて、世界を代表するビジネス中心地としての役割を持続的に発展させるために、様々なプレイヤーの集積と連携を生むイノベーション・エコシステムづくりを進めています。
東京建物が運営するYNKエリアでのイノベーション拠点等の情報は、以下HPをご参照ください。
【SDGs への貢献】
※本リリースの取組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における以下目標に貢献しています。
目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
目標8 働きがいも経済成長も
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任 つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう
以上
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