目標・抱負がある子の9割超が「達成のため努力していた」、「子ども自身が主体的に決める」ことを重視
小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査
株式会社栄光(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:下田勝昭)が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、2020年11月11日(水)~11月25日(水)に、小中高生の家庭の新年の目標・抱負に関する調査を実施し、小学1年生~高校3年生の子どもを持つ保護者726人の有効回答が得られました。同調査は、2018年に続き、2回目の実施です。
- 今年の子どもの目標・抱負 「学習習慣」「受験」に関する内容が中心 小学生では「生活習慣」「習い事・趣味」、中高生では「資格取得」「部活」も多い傾向に
- 保護者の9割以上 子どもは目標・抱負の達成のために「努力している」と評価
- 子どもが目標・抱負を決める際に気にかけたいこと 「子ども自身が主体的に決めること」
- 子どもの目標・抱負達成のための保護者のサポート 「褒める・励ます」「ごほうびをあげる」
子どもは、2020年の目標・抱負を決めていましたか。(n=726(うち小学生361、中高生365)、単一回答方式)
小中高生の保護者に、子どもが今年の目標や抱負を決めていたかを聞いた。小学生の保護者の48.2%、中高生の保護者の44.7%が、子どもが2020年の目標・抱負を「決めていた」と回答し、全体では46.4%となった。
保護者自身が目標・抱負を決めていた家庭(全体46.5%)に絞ると、子どもが今年の目標を決めていた割合はそのうち61.8%と、15ポイント以上高くなることも明らかとなった。
2020年の子どもの目標・抱負は、どのような内容でしたか。(n=337(うち小学生174、中高生163)、総回答数601、複数回答方式(あてはまるものすべて))
子どもが「2020年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に、その内容を聞いたところ、小学生・中高生ともに多かったのは、「学習習慣に関する目標・抱負」「受験に関する目標・抱負」の2つだった。
また、小学生では「生活習慣に関する目標・抱負」「習い事や趣味に関する目標・抱負」が多い一方、中高生では「部活に関する目標・抱負」「資格試験に関する目標・抱負」が多いことが明らかとなった。
子どもは、2020年の目標・抱負を達成するために、努力をしていますか(いましたか)。(n=337、単一回答方式)
子どもが「2020年の目標・抱負を決めていた」と回答した保護者に、子どもは決めた目標・抱負を達成するために、努力をしていたかを聞いたところ、全体の保護者の44.8%が「とても努力している(していた)」、46.3%が「やや努力している(していた)」と回答し、目標・抱負の達成のために努力している小中高生は9割以上にのぼることが分かった。「まったく努力していなかった」と回答した保護者は一人もいなかった。
目標・抱負を決めた子どもの多くは達成のために努力をしており、その姿を保護者も評価している、ということが明らかとなった。
子どもが目標・抱負を決める際、どのようなことに気を付けていますか。または、今後子どもが目標・抱負を決めるとしたらどのようなことに気を付けたいですか。(n=724(うち小学生360、中高生364)、総回答数1197、複数回答方式(あてはまるものすべて))
子どもが目標・抱負を決める際に気を付けていること、今後気を付けたいことを聞いたところ、最も多かったのは「子ども自身が主体的に決めた目標にする」で、小学生保護者の60.8%、中高生保護者の70.6%だった。また、「子どもが頑張れば確実に手が届く目標にする」と回答した保護者も、小学生では44.4%、中高生では30.2%と2番目に多かった。なかなか達成できない目標よりも、少し努力すれば達成できる目標にすることで、成功体験を積み、子どもに自信を持ってもらいたい、と願う保護者が多いのではないかと考えられる。
子どもの目標・抱負達成のために、保護者が助言・手助けをしたことがありますか。(n=724(うち小学生360、中高生364)、単一回答方式)
今まで、子どもが目標・抱負を達成するために、ごほうびや励ましの声掛けなど、助言や手助けをしたことがあるかを聞いたところ、小学生保護者の94.2%、中高生保護者の85.2%が助言や手助けをしたことが「ある」と回答した。
子どもの目標・抱負達成のために、どのような助言・手助けをしましたか。(n=649(うち小学生339、中高生310)、総回答数1467、複数回答方式(あてはまるものすべて))
子どもが目標・抱負を達成するために、助言や手助けをした経験がある保護者に、どのような助言や手助けをしたかを聞いたところ、最も多くの保護者が実践したことがある行動は「褒めたり、励ましたりする言葉をかけた」で、小学生保護者の67.3%、中高生保護者の68.4%にのぼった。また、「達成したら、ごほうびをあげたり子どもの希望を叶えたりする約束をした」という保護者も半数以上だった。
小学生保護者では、「達成までのスケジュールを一緒にたてた」も多く、小学生のうちはより手厚いサポートを行っていると考えられる。
子どもが2021年の目標・抱負を決めるとしたら、どのような内容の目標・抱負を立ててほしいですか。(n=721(うち小学生359、中高生362)、総回答数1478、複数回答方式(あてはまるものすべて))
保護者に、2021年の子どもの目標・抱負は、どのような内容がよいかを聞いたところ、小中学生の保護者で最も多かったのは「学習習慣に関する目標・抱負」だった。
また、小学生では「生活習慣に関する目標・抱負」「習い事や趣味に関する目標・抱負」が多く、中高生では「資格取得に関する目標・抱負」「部活に関する目標・抱負」が多くなり、2020年にたてた目標・抱負と同じような傾向であることが分かった。
子どもが目標・抱負を達成する際に経験した苦労エピソードや、おすすめのサポート方法などがありましたら、教えてください。(自由回答方式)
<エピソード>
・勉強を毎日やり遂げるのは、毎日の積み重ねなので最初のうちは投げ出しそうな日もあったけれど、今は毎日やることが習慣となり文句言わずにやっています。何事も習慣づけが良いと思われます。(小3保護者)
・漢検合格が目標だったが、新型コロナウイルスの影響で、試験が先延ばしになりモチベーションを保つことが大変だった。(小4保護者)
・年始に決めた一年間の目標は、期間が長い事もあり、ざっくりしていて一年中継続して意識するのが難しかった。来年は、四半期に分けて目標を設定してみたい。(小5保護者)
・生徒会長になるにはどうしたらいい?と聞かれたので、1年のときから生徒会にかかわるように勧めた。 選挙の時期は定期テスト前と重なっていたが、手を抜かず演説やポスターつくりに取り組むよう励ました。(中1保護者)
・思春期なので親の言葉に素直に耳を傾けない。この時期、親以外の大人、学校の先生、塾の先生、習い事の先生等の関わりが重要になると思う。(中2保護者)
・友人が目標を立て、着実に達成していった様子を見ていて、かなり刺激をもらったようだ。(高1保護者)
<おすすめのサポート方法>
・目標を持つこと、自分への挑戦の大切さを実感し、日々成長できるよう声かけやリマインドする。(小5保護者)
・お手伝いや宿題をしたらシールを渡し、家族みんなが見えるところに貼らせていたら、兄妹同士で競うようになり、いろんな事に嫌だと言うことが少なくなりました。(小5保護者)
・母だけではどうしても偏った声かけやサポートになってしまうので、父や祖父、祖母などにも話をして一緒にサポートしてもらうことが一番だと思いました。(小5保護者)
・冬休みの宿題の書き初めの際に、家族みんなで目標を半紙に書き、リビングへ掲示したりSNSにアップしたりしました。時折、掲示している目標を話題にし、反省や初心を思い出すきっかけにしていました。(中1保護者)
【「栄光の個別ビザビ」で、目標達成に一歩ずつ前進】
「栄光の個別ビザビ」では、苦手克服、成績アップ、受験対策など、一人ひとりの目標に合わせて学習プランをご提案します。1~2年後に達成したい目標と現在の学習状況をもとに、学習計画を作成。授業後は1週間ごとの計画を立て、家庭学習で何をするのか生徒と講師で確認し、スモールステップで着実に目標に近づきます。
Zoomを使った双方向オンライン授業も実施しており、ご希望の方は自宅からも受講できます。
2021年3月からは主に高校生を対象にした新コース「atama+ビザビ」を204教室で開講します。ビザビの講師とAIによるダブル指導で理解度を正確に把握し、効率よく弱点を克服します。計画に沿って家庭でもAI学習を進めることで、最短で基礎学力を定着させることができます。
【栄光ゼミナール教師からのコメント】
2020年の目標・抱負を決め、保護者と共有していた子どもの9割以上が達成のために努力していた、という調査結果からも明らかになったように、目標・抱負を決めることは、子どものやる気やモチベーションアップの効果があります。
今年は新型コロナウイルス感染拡大による休校や資格試験の延期などで、子どものモチベーション維持に気を遣った保護者もいたことでしょう。一方で、休校期間中に新たな目標・抱負をたて、前向きに取り組んだご家庭も多くありました。
また、保護者が目標・抱負を決めている家庭では、子どもも目標・抱負を決めている割合が高くなるという傾向が調査結果に出ています。家族みんなで目標・抱負を決めて共有すれば、お互いに達成のために頑張り、励まし合うことができます。
2020年も残りわずかです。2021年は、家族みんなで新年の目標・抱負を決めてみてはいかがでしょうか。
◆調査概要
調査対象:小学1年生~高校3年生の子どもを持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通塾する保護者)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年11月11日(水)~11月25日(水)
回答者数:726名(うち、小学生:361名(49.7%) 中高生:365名(50.3%))
◆株式会社栄光 会社概要
中学受験、高校受験対策の進学塾「栄光ゼミナール」や個別指導で目標達成へ導く学習塾「栄光の個別ビザビ」、高校生対象の大学受験対策塾「大学受験ナビオ」等、首都圏を中心に全国約600教室を展開しています。生徒の学ぶ意欲を引出し、自ら学ぶ姿勢を育てることはもちろん、豊富なデータや経験を活かして効果的に指導を行い、中学受験・高校受験・大学受験合格へ導きます。
本社:東京都千代田区富士見二丁目11番11号
代表:代表取締役社長 下田勝昭
設立:1980年7月
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Z会ホールディングス広報 大久保・渡辺
電話:03-5275-1685
Fax :03-5275-1679
メールアドレス:proffice@zkai-hd.co.jp
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