なぜ新卒が辞めてしまうのか。「辞めない仕掛け作り」のノウハウをお伝えするウェビナーを開催しました【4/11ウェビナー開催レポート】
新卒採用のエキスパートに離職を防ぐ方法を徹底解説していただきました
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開催概要
日時:2023年4月11日(木)14:30-15:00
参加費:無料
開催場所:Zoomウェビナー
参加人数:38名
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開催背景
「新卒入社1年目で辞めてしまう子は10人に1人いる」
夢と希望を持って入社した会社。その会社を1割の新卒が離職してしまっているのが、現代社会の現状です。
しかし、組織・会社を成長させていくために、優秀な人材の採用や若手人材の登用は不可欠であり、多くの会社は今でも新卒採用を行なっています。実際に今年も例年通りマイナビに28,000社、リクナビには18,000社を超える掲載があります。これはリクナビ、マイナビともに前年よりも多い掲載社数です。
採用が難しい昨今、社員を"辞めさせない仕掛け"はどこの企業も頭を抱え悩んでいるものの、現代は多様性・ダイバーシティの時代にあります。結果としてうまくいっている、機能しているという会社が少ないことも事実です。
そこで今回、キャリアカウンセリングサービスを提供する株式会社キャリアブリッジの代表石川さまをお招きし、新卒離職率を3分の1にした考え方やアプローチについてお聞きする機会を設けさせていただくこととなりました。
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当日の様子
まず登壇者2名の自己紹介をそれぞれ行い、その後「新卒の離職」をテーマにウェビナーへと入っていきました。
●なぜ新卒の離職は起こるのか?
新卒から語られる離職理由の本音は下記が多くなっています。
・思ってた仕事と違う
・人間関係が辛い
・待遇が悪い
これは会社が望む人材としてのマインドセットができていないまま、入社しているのが原因です。
●正しいマインドセットをつくるにはどうすべきか?
「カウンセリング=対話」
この前提をもとにマインドセットを作っていく意識が重要です。
具体例:
・研修を利用し仲間づくり。同期と対話で絆をふかめる
・1on1の実施。上司と対話の時間を設ける
・メンター制度導入。先輩などキャリアを積んだ人と対話する時間を設ける
・キャリアコンサルタントが外部の専門家として1on1を実施。人間関係の忖度なしで語れる場ができる
※これらの実施で離職率が1/3になった事例についても紹介し、対話の重要性について認識を共有しました。
●「対話」で上司が気を付けるべきこととは?
多くの企業で"会話"はあるものの、"対話"はあまり行われていないのが実情です。
対話のポイントは3点。
①パワーバランスを意識しながら対話すること
強い口調で発言すると新卒社員には"指示"に聞こえてしまうことがあります。 柔らかい言葉を使う意識が重要です。
②タイムパフォーマンスを意識すること
最近の新卒若手社員はタイパ意識が強い傾向にあります。 だからこそ、「なぜこれをやるのか?」という理由の意識づけが重要です。「この仕事の裏側にはこういう背景がある」「この仕事はこれに繋がる」と 意味をもってお伝えすることがポイント。
③対話の基本は人対人である前提を抑える
対話はコミュニケーションであり、相手が必ず存在します。 新卒社員の価値向上に上司は熱心になること。 自分ごとではなく、相手ごとにしてコミュニケーションをとることが必要です。
●上司の傾聴がなにより大事
1on1では話を聴くだけじゃなく、生き方の支援をする意識がポイントになります。
そのために大事なのは「上司の聴き方」。
・新卒社員のための時間を過ごす
・新卒社員が主役である
・新卒社員に話してもらう
この感覚で、1on1を実施するようにしましょう。 双方この認識を合わせておく必要があります。
義務だから、仕事だから、で行うのはNGです。 そして、新卒社員のやりたいことに寄り添うことを忘れてはいけません。 やりたいことがないのであればそれに寄り添うようにしましょう。
新卒社員の発言に納得して賛同する言葉をちゃんと伝えることが、新卒社員にとっては小さな成功体験になります。上司のペースで1on1を進めるのではなく、新卒社員のペースに合わせて対話をすることが重要です。
●成功体験を小さくたくさん積めるように
過去にアルバイトやインターンをしていた人もいるとはいえ、新卒社員の多くは働くのが初めて。そんな彼らに小さな成功体験をいくつさせてあげられるかが大事になってきます。
上司は成功できるような体験の場数を提供してあげること。 成功体験を積むと自己肯定感も上がっていく。 新卒社員の自己肯定感をあげることを意識して、上司のみなさんは関わっていく意識が必要になります。
後半部分にはディスカッションも行い、多くの人が時間をとり、実際に自分の状況に置き換えて考えることのできた場となりました。
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登壇者プロフィール
株式会社キャリアブリッジ代表取締役社長
石川 靖(いしかわ やすし)
1976年生まれ神奈川出身。SIer、デジタルエージェンシー、ベンチャー役員を経て2015年に前身となる株式会社リソラを起業、現在に至る。自身の経験を活かし今年からキャリアコンサルティング事業を本格化。社会人講師、産業カウンセラー資格保持。
株式会社営業ハック代表取締役社長
笹田 裕嗣(ささだ ひろし)
新卒1年目で社員数1000名を超える大手人材会社で営業成績トップとなり、3年目からは社内ベンチャー立ち上げに従事。その後、メガベンチャーネオキャリアに転職、その後、営業代行のサービスをおこなう個人事業主として独立。また、個人事業と並行して、WEBを活用したマーケティング支援をおこなう株式会社イノベーションハックのCOOにも就任。「代行事業」「研修事業」「コンサルティング事業」という3本の柱で、営業で悩む人を0にすべく、2018年4月に株式会社営業ハックを創業する。第6回S1グランプリ優勝。
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株式会社営業ハックについて
株式会社営業ハックは「売上を2倍にするお手伝い」をさせていただき「営業の悩みを0にする」会社です。
代表の笹田の体験・経験から、営業戦力不足を解決することで売れる組織をつくることができると考え、営業マネジメントコンサルティングを行っています。
また「誰よりも現場を知る営業コンサルタント」として営業に関する実態調査や分析を行い、時代に合わせた営業とは何かを常に追いかけています。その経験や分析から、企業様への営業研修も実施しています。
<新規開拓チームを0からつくる営業代行・コンサルティング>
https://hiroshi-sasada.com/lp/sales-agency/
<自走できる営業組織をつくるオンライン研修サービス営研>
https://hiroshi-sasada.com/lp/eiken/
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会社概要
会社名:株式会社営業ハック(カブシキカイシャエイギョウハック)
所在地:〒150-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
代表者:笹田裕嗣
設立:2018年4月13日
事業内容:営業コンサルティングおよび代行支援事業
HP:https://eigyou-hack.com/
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