海の癒やし効果を科学的に検証 障がい者と高齢者が参加した実証事業
2025年9月12日(金) 【場所】渚の交番カモンマーレ
一般社団法人ドリームやまがた里山プロジェクトは、9月12日(金)に鶴岡市の「渚の交番カモンマーレ」で海の心理的効果を調べるイベントを開催しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
・開催概要:海洋体験による障がい者の心理的効果検証事業
・日程:2025年9月12日(金)
・開催場所:鶴岡市加茂 渚の交番カモンマーレ
・参加人数:施設関係者7名、大学関係者6名、スタッフ10名(お茶の先生含む)、計23名
・主催:(一社)ドリームやまがた里山プロジェクト
・共催:日本財団 海と日本プロジェクト、株式会社山形県自動車販売店リサイクルセンター
・協働:新潟リハビリテーション大学、恵泉会永寿荘デイサービスセンター(鶴岡市)
海の癒やしを科学的に検証 —— 高齢者5人を招いて聞き取り
天気が良く、海がキラキラと光る絶好の癒やし日となったこの日。永寿荘デイサービスセンターを利用する高齢者5人が参加し、和やかな雰囲気の中で聞き取りがスタートしました。参加者は、初めは少し緊張した面持ちでしたが、学生たちのやさしい声かけと笑顔で徐々に表情がほぐれ、会話も弾んでいきます。
透き通った青い海を眺め、潮風を感じながら談笑する姿が映し出されます。参加者の中には「海を眺めているだけで元気が出る」と話す方もおり、海のパワーを実感しました。

バリアフリービーチの歩みと未来 —— 障がい者の社会参加を後押し
カモンマーレへ移動しまずは屋上へ。心地よく吹く海風を全身で浴び、記念撮影を行いました。3Fへ移動後は、窓の向こうに広がる青い海を見ながら、抹茶と和菓子と共に大学生たちと談笑する時間が設けられました。世代を超えた交流や抹茶を点ててくださった先生方のおもてなしに会場全体が温かい空気に包まれ、中には涙ぐむ方もいらっしゃいました。
その後、最後の聞き取りでは、学生たちが「二次元気分尺度」を用いて心理的な状態の変化や気分の様子を丁寧に記録しました。参加者の表情や会話の弾みから、海や自然環境、世代を超えた交流が心に前向きな影響を与えていることが感じられました。
今回の検証が障がい者や高齢者向けの海洋体験サービスにおける新たな一歩であることを実感することとなりました。

参加者と大学生からの声
・参加者:「初めに(テラスで)椅子に座って海を見たのですが、見ているだけでなんだか元気が湧いてきました。」「海を見ながらの抹茶と和菓子をいただく。更に若い人たちやお茶の先生方と話が出来てとても楽しかった。今までにない体験でした。」
・大学生:「高齢者の方と直接お話しできて、自分たちの学びにもつながりました。」「これからも海と人との関わりを深める研究を続けていきたいです。」
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人 ドリームやまがた里山プロジェクト
活動内容:それぞれ会員団体の特性を活かし、協働することでより大きな事業を達成できるをコンセプトに団体が一丸となって地域活性化・社会貢献事業を実施している。関連団体として里山ネットワークやまがたという任意団体を有し、活動の輪を広げている。また、脱炭素社会を目指す活動にも参画し、ドリームやまがた里山プロジェクトとしてはもちろん、会員それぞれが環境保全活動等を通し、独自に山形県エコカップ事業の中でも活動の場を広げている。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
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