「家飲み」に関する意識調査を発表
7割以上が「週2回以上」の頻度で家飲みすると回答
アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 小路明善)生活文化研究所は、2017年6月21日(水)~6月28日(水)にインターネットで、「家飲み」に関する意識調査を実施し、2,105人の有効回答を得ました。その結果から、下記のような傾向があることが分かりました。
■7割以上が「週2回以上」の頻度で家飲み―定年シニアは会社帰りの一杯から家飲みへ
■6割以上が1カ月の家飲み代は「5,000円未満」
■昨年よりも「外飲み代」の比率がアップ―「外飲み」に繰り出す頻度が増加
■家飲みで人気のお酒は「ビール系飲料」―猛暑が予想される今夏は消費量が増える?
■家飲みの一番の魅力は「自分のペース」―気の向くままに自分好みのお酒を楽しめる
Q.家飲み(自宅での晩酌・飲酒)の頻度は? 単一回答 N=2,105
⇒7割以上が「週2回以上」の頻度で家飲み―定年シニアは会社帰りの一杯から家飲みへ
家飲みの頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日(の頻度で家飲みとしている)」と回答した人は全体で35.7%。さらに「週2~3回」(22.3%)、「週4~5回」(17.2%)が続き、全体の7割以上が少なくとも「週2回以上」の頻度で、家飲みを楽しんでいることが明らかとなりました。性別でみると、「ほぼ毎日」と回答した女性は27.5%。その一方、男性は半数近い43.0%を示し、毎晩の日課として家飲みしている男性も少なくありませんでした。
年代別では「週4回以上」という声は、20代で37.6%、30代で41.2%と半数以下に留まったものの、40代で52.2%、50代で55.3%と増加。さらに60代で60.7%、70代以上では70.8%を占め、年代と共に「家飲み」の頻度が高まる傾向が見られました。自由回答の中には、現役を退いたシニア層では、会社帰りの一杯に代わって「家飲みが増えた」という人もいました。
過去8年間の「家飲み」調査を見ると、「週4回以上」が特に高かった年は、消費税8%が導入された2014年(56.1%)と、東日本大震災があった2011年(54.9%)です。消費マインドが低下し家計の節約意識が高まると、結果的に「外飲み」から「家飲み」の比率が高まる傾向が見られます。ちなみに今年は52.9%と、家飲み頻度の高かった昨年よりも1.8%ダウンしています。経済の上では日経平均が2万円台に復活し、日本企業の業績回復に期待が寄せられる中、「家飲み」頻度にも少なからず変化が生じているのかもしれません。
Q.1か月の家飲み代は? 複数回答 N=2,105
⇒6割以上が1カ月の家飲み代は「5,000円未満」― ビール1箱が家計の目安!?
1か月の家飲み代について聞いたところ、「1,000円未満」という声が最も多く14.0%。「2,000~3,000円未満」(13.8%)、「1,000~2,000円未満」(12.4%)が続き、全体の4割以上が「3,000円未満」。さらに「4,000~5,000円未満」(12.0%)、「3,000~4,000円未満」(10.1%)が続き、全体6割以上が「5,000円未満」で1カ月間の家飲み代をやりくりしていることがわかります。例えば、発泡酒で換算すれば、350ml 24本入りの1箱で約3,000円程度。ビールで換算すれば、350ml 24本入りの1箱で約5,000円程度であることから、おおよそ1箱くらいが1カ月間の家計費の目安となっていることがうかがえます。
Q.家飲み代と外飲み代の比率は? 複数回答 N=2,105
⇒昨年よりも「外飲み代」の比率がアップ―「外飲み」に繰り出す頻度が増えている?
昨年(2016年)と今年の「家飲み代」と「外飲み代」の比率を比較してみると、「家飲み代100%:外飲み代0%」(2017年=28.7%、2016年=31.0%)という声は昨年よりも2.3%ダウン。その一方で、「家飲み代70%:外飲み代30%」(2017年=7.9%、2016年=7.1%)、「家飲み代50%:外飲み代50%」(2017年=6.7%、2016年=5.8%)、「家飲み代40%:外飲み代60%」(2017年=2.6%、2016年=2.3%)、「家飲み代30%:外飲み代70%」(2017年=4.8%、2016年=4.6%)、「家飲み代10%:外飲み代90%」(2017年=3.5%、2016年=3.0%)という声は微増ながら増えており、昨年よりも「外飲み代」が占める割合が高まっています。前述の通り、昨年よりも「家飲み」頻度もやや軽減されていることから、「外飲み」に繰り出す回数が増えていることがうかがえます。
Q.家飲みでよく飲むお酒は? 複数回答 N=1,956
⇒家飲みで人気のお酒は「ビール系飲料」―猛暑が予想される今夏は消費量が増える?
堂々の人気ナンバーワンは「缶ビール」(71.4%)でした。食事に合う「缶ビール」が家飲みの主流という声。さらに、続いて2位にも「缶の発泡酒 ・新ジャンル」(55.4%)があげられ、さっぱり、喉ごしの良いビールや発泡酒・新ジャンルに高い支持が寄せられました。特に猛暑が予想される今夏は、例年以上にビール系飲料の消費量が増加するのではないでしょうか。
「ビール系飲料」に続き、人気が高かったのは3位「缶チューハイ・サワー」(全体=51.3%、男性=42.5%、女性=61.5%)。さっぱりのビール系飲料に対して、甘いチューハイやサワーを好む声が寄せられました。同じく9位にも「手作りチューハイ・サワー」(全体=11.8%、男性=9.8%、女性=14.0%)があげられ、甘いお酒で1日の疲れを癒すという人もいました。特に「チューハイ・サワー」は、女性からの支持の高さがうかがえます。
Q.「家飲み」の魅力や利点とは何ですか? 複数回答 N=1,911
⇒一番の魅力は「自分のペース」―気の向くままに自分好みのお酒を楽しめる
家飲みの魅力や利点について聞いたところ、最も回答が多かったのは「自分のペースで飲める」(36.2%)でした。周りや相手を気にせず、自分の飲みたいものを自由に飲めるという声。さらに、8位に「帰りのことを考えずにダラダラ飲める」(20.1%)、10位にも「酔っぱらってだらしなくなっても安心」(12.3%)があげられ、閉店や終電時間などを気にせず、気の向くままにお酒が楽しめるのを一番の利点とする人もいました。
また、「自分好み」でお酒が楽しめる点では、7位に「好きなつまみや料理が食べられる」(22.1%)。自由回答の中には、カロリーや塩分に配慮しながら、体に優しいおつまみが食べられるという声も寄せられました。さらに、9位にも「自分好みの濃さや割り方でお酒を楽しめる」(14.7%)があげられ、おつまみやお酒など、色々アレンジできるのも家飲みの醍醐味と言えそうです。
2位は「リラックスできる、落ち着く」(36.1%)。同じく5位にも「服装や周りを気にする必要がない」(26.1%)があげられ、他人に見られたら恥ずかしい格好や、だらしなさであっても、全く気にならないのが自宅ならではの良さと言えるでしょう。特に女性は他人の目が気にならない家飲みでは、無防備になって素の自分をさらけ出せる気持ち良さがあるのかもしれません。
調査対象
全国の20歳以上の男女2,105人(有効回答数:男性1,111人、女性994人)
調査方法
インターネット
調査期間
6月21日(水)~6月28日(水)
■7割以上が「週2回以上」の頻度で家飲み―定年シニアは会社帰りの一杯から家飲みへ
■6割以上が1カ月の家飲み代は「5,000円未満」
■昨年よりも「外飲み代」の比率がアップ―「外飲み」に繰り出す頻度が増加
■家飲みで人気のお酒は「ビール系飲料」―猛暑が予想される今夏は消費量が増える?
■家飲みの一番の魅力は「自分のペース」―気の向くままに自分好みのお酒を楽しめる
Q.家飲み(自宅での晩酌・飲酒)の頻度は? 単一回答 N=2,105
⇒7割以上が「週2回以上」の頻度で家飲み―定年シニアは会社帰りの一杯から家飲みへ
家飲みの頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日(の頻度で家飲みとしている)」と回答した人は全体で35.7%。さらに「週2~3回」(22.3%)、「週4~5回」(17.2%)が続き、全体の7割以上が少なくとも「週2回以上」の頻度で、家飲みを楽しんでいることが明らかとなりました。性別でみると、「ほぼ毎日」と回答した女性は27.5%。その一方、男性は半数近い43.0%を示し、毎晩の日課として家飲みしている男性も少なくありませんでした。
年代別では「週4回以上」という声は、20代で37.6%、30代で41.2%と半数以下に留まったものの、40代で52.2%、50代で55.3%と増加。さらに60代で60.7%、70代以上では70.8%を占め、年代と共に「家飲み」の頻度が高まる傾向が見られました。自由回答の中には、現役を退いたシニア層では、会社帰りの一杯に代わって「家飲みが増えた」という人もいました。
過去8年間の「家飲み」調査を見ると、「週4回以上」が特に高かった年は、消費税8%が導入された2014年(56.1%)と、東日本大震災があった2011年(54.9%)です。消費マインドが低下し家計の節約意識が高まると、結果的に「外飲み」から「家飲み」の比率が高まる傾向が見られます。ちなみに今年は52.9%と、家飲み頻度の高かった昨年よりも1.8%ダウンしています。経済の上では日経平均が2万円台に復活し、日本企業の業績回復に期待が寄せられる中、「家飲み」頻度にも少なからず変化が生じているのかもしれません。
Q.1か月の家飲み代は? 複数回答 N=2,105
⇒6割以上が1カ月の家飲み代は「5,000円未満」― ビール1箱が家計の目安!?
1か月の家飲み代について聞いたところ、「1,000円未満」という声が最も多く14.0%。「2,000~3,000円未満」(13.8%)、「1,000~2,000円未満」(12.4%)が続き、全体の4割以上が「3,000円未満」。さらに「4,000~5,000円未満」(12.0%)、「3,000~4,000円未満」(10.1%)が続き、全体6割以上が「5,000円未満」で1カ月間の家飲み代をやりくりしていることがわかります。例えば、発泡酒で換算すれば、350ml 24本入りの1箱で約3,000円程度。ビールで換算すれば、350ml 24本入りの1箱で約5,000円程度であることから、おおよそ1箱くらいが1カ月間の家計費の目安となっていることがうかがえます。
Q.家飲み代と外飲み代の比率は? 複数回答 N=2,105
⇒昨年よりも「外飲み代」の比率がアップ―「外飲み」に繰り出す頻度が増えている?
昨年(2016年)と今年の「家飲み代」と「外飲み代」の比率を比較してみると、「家飲み代100%:外飲み代0%」(2017年=28.7%、2016年=31.0%)という声は昨年よりも2.3%ダウン。その一方で、「家飲み代70%:外飲み代30%」(2017年=7.9%、2016年=7.1%)、「家飲み代50%:外飲み代50%」(2017年=6.7%、2016年=5.8%)、「家飲み代40%:外飲み代60%」(2017年=2.6%、2016年=2.3%)、「家飲み代30%:外飲み代70%」(2017年=4.8%、2016年=4.6%)、「家飲み代10%:外飲み代90%」(2017年=3.5%、2016年=3.0%)という声は微増ながら増えており、昨年よりも「外飲み代」が占める割合が高まっています。前述の通り、昨年よりも「家飲み」頻度もやや軽減されていることから、「外飲み」に繰り出す回数が増えていることがうかがえます。
Q.家飲みでよく飲むお酒は? 複数回答 N=1,956
⇒家飲みで人気のお酒は「ビール系飲料」―猛暑が予想される今夏は消費量が増える?
堂々の人気ナンバーワンは「缶ビール」(71.4%)でした。食事に合う「缶ビール」が家飲みの主流という声。さらに、続いて2位にも「缶の発泡酒 ・新ジャンル」(55.4%)があげられ、さっぱり、喉ごしの良いビールや発泡酒・新ジャンルに高い支持が寄せられました。特に猛暑が予想される今夏は、例年以上にビール系飲料の消費量が増加するのではないでしょうか。
「ビール系飲料」に続き、人気が高かったのは3位「缶チューハイ・サワー」(全体=51.3%、男性=42.5%、女性=61.5%)。さっぱりのビール系飲料に対して、甘いチューハイやサワーを好む声が寄せられました。同じく9位にも「手作りチューハイ・サワー」(全体=11.8%、男性=9.8%、女性=14.0%)があげられ、甘いお酒で1日の疲れを癒すという人もいました。特に「チューハイ・サワー」は、女性からの支持の高さがうかがえます。
Q.「家飲み」の魅力や利点とは何ですか? 複数回答 N=1,911
⇒一番の魅力は「自分のペース」―気の向くままに自分好みのお酒を楽しめる
家飲みの魅力や利点について聞いたところ、最も回答が多かったのは「自分のペースで飲める」(36.2%)でした。周りや相手を気にせず、自分の飲みたいものを自由に飲めるという声。さらに、8位に「帰りのことを考えずにダラダラ飲める」(20.1%)、10位にも「酔っぱらってだらしなくなっても安心」(12.3%)があげられ、閉店や終電時間などを気にせず、気の向くままにお酒が楽しめるのを一番の利点とする人もいました。
また、「自分好み」でお酒が楽しめる点では、7位に「好きなつまみや料理が食べられる」(22.1%)。自由回答の中には、カロリーや塩分に配慮しながら、体に優しいおつまみが食べられるという声も寄せられました。さらに、9位にも「自分好みの濃さや割り方でお酒を楽しめる」(14.7%)があげられ、おつまみやお酒など、色々アレンジできるのも家飲みの醍醐味と言えそうです。
2位は「リラックスできる、落ち着く」(36.1%)。同じく5位にも「服装や周りを気にする必要がない」(26.1%)があげられ、他人に見られたら恥ずかしい格好や、だらしなさであっても、全く気にならないのが自宅ならではの良さと言えるでしょう。特に女性は他人の目が気にならない家飲みでは、無防備になって素の自分をさらけ出せる気持ち良さがあるのかもしれません。
調査対象
全国の20歳以上の男女2,105人(有効回答数:男性1,111人、女性994人)
調査方法
インターネット
調査期間
6月21日(水)~6月28日(水)
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