AIとIoTを活用し、施設内のあらゆる混雑を解消へ。横濱ゲートタワーに混雑抑制・管理プラットフォーム「VACAN」を提供開始
AI×IoTを活用してあらゆる混雑情報を配信・抑制するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、商業複合型オフィスビル「横濱ゲートタワー」(神奈川県横浜市)に、混雑抑制・管理プラットフォーム「VACAN」を提供します。今回の導入によって施設内の休息スペースやラウンジの空き状況の可視化や、ラウンジ内の半個室ブースの予約といった機能を提供します。それらの機能を活用することで、施設内の混雑を抑制し利用者の満足度向上を実現します。また取得した混雑データを活用することで、最適な椅子のレイアウト検討といった活用も期待できます。
■混雑情報プラットフォーム「VACAN」の導入について
今回は商業複合型オフィスビル「横濱ゲートタワー」へ混雑抑制・管理プラットフォーム「VACAN」を導入することにより、下記の機能が提供されます。
①フロアのリアルタイム混雑情報を配信
導入場所の混雑状況をAIカメラで可視化する機能「VACAN AIS(バカン アイズ)」を用いて、施設内に設置したカメラの映像をもとに空き状況を自動で判定します。利用者の方は、専用Webページや公式HPからリアルタイムの混雑情報を手軽に確認することができます。これにより事前に込み具合を確認することができ、利便性の向上や混雑の抑制が期待できます。
(可視化される場所)
1階:ロビー内にある休息スペース
2階:テナント入居者専用ラウンジ
(画像)混雑表示イメージ
②作業用の半個室スペースを予約
座席の即時予約サービス「VACAN Noline Autokeep(バカン ノーライン オートキープ)」(以下、Autokeep)機能により、2階ラウンジ内にある半個室ブースをオンライン上から予約できるようにします。Autokeepは施設側の人手を介さずに座席の空き・予約を管理できるサービスです。席に専用タブレットを設置し、利用者が着席される際にタブレットを通して利用開始の操作をしていただきます。これにより得た、席のリアルタイム利用状況データを使うことで、Web上から現在の空き状況を確認・予約できるようにしています。予約は専用webサイトもしくは座席(※)から直接おこなえます。
※座席からの予約はWeb上から予約が入っていない場合に限ります
③活用データを元に最適なレイアウトを検討
施設の空き情報を得る過程で取得したフロア内にある椅子やソファー、テーブルなどの利用データを蓄積させていくことで、より効果的なレイアウト設計や設備導入の検討などの活用が期待できます。また利用者の属性検知(※)もおこなっていくことで、幅広いデータ活用が考えられます。
※今後、実装予定
■導入の背景
本導入により以下の課題の解決を目指します。
①「行ってみたら空いていなかった」事による利用者体験の低下
同施設は地上21階、地下1階の高層ビルであり、下層階にある入居者用ラウンジなどにいく際にエレベーターに乗るといった移動コストが発生します。一方でそれらの場所の空き状況は行くまで確認することが難しく、「行ってみたら空いていなかった・混んでいた」といった体験が発生するリスクがあり、それにより利用者の満足度低下が課題と挙げられます。
②密の発生
新型コロナウイルスの感染拡大により、感染防止の観点から密を防ぐ対策の重要性が高まっています。これは同施設でも例外でなく、来店者の密を防ぎつつ安心して滞在、利用ができる環境の整備が求められています。
混雑抑制・管理プラットフォーム「VACAN」の導入により、快適かつ待ちや密のできにくい施設環境を提供することで利用者の利便性向上を目指します。また本取り組みについて取得した空きや利用データの活用も期待できます。
■横濱ゲートタワーについて
「横濱ゲートタワー」は、横浜駅からみなとみらい21への玄関口となる広さ約9,300m2の敷地に建設された複合ビルで、高機能な賃貸オフィスに加え、貸会議室やクリニックなど、オフィスワーカーが快適に働ける環境を提供します。また、併設するプラネタリウム「コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA」は、2022年3月24日にグランドオープンし、横浜の新たな名所となっています。
■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社所在地:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空き情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。また可視化だけでなく混雑の抑制・管理なども行っており、空き情報を起点としたDXサービスを提供しています。
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