7割が正社員経験者、仕事を辞めて「リゾートバイトでリセット」 広がるキャリアブレイクという選択
〜キャリアの空白ではなく、再構築の時間としてのリゾートバイト〜
全国5,900施設以上の観光施設に特化した人材サービスを展開する株式会社ダイブ(東京都新宿区 代表取締役社長:庄子 潔、証券コード151A、以下ダイブ)は、リゾートバイトとして全国の観光地で就業中のスタッフを対象に、働き方や今後のキャリアに関する意識調査を実施しました。
調査の結果、離職理由として「人間関係」「仕事内容の不一致」「ワークライフバランスの不満」が上位に挙がる一方、リゾートバイトを選んだ理由では「新しい土地で働いてみたかった」「自分を見つめ直す時間がほしかった」が目立ちました。
仕事を一度離れ、自分自身と向き合う「キャリアブレイク」としてリゾートバイトを活用する人が増加傾向にあり、働く価値観の変化が広がりつつあることがわかりました。

◾️調査背景
欧州では、数週間から数カ月単位で仕事を離れ、自分の時間を過ごす「キャリアブレイク」が一般的に浸透しています。
一方、日本ではいまだに「仕事を離れること」や「職歴の空白期間」にためらいを感じる人が少なくありません。
そんな中で近年注目されているのが、「環境を変えて働く」ことを目的としたリゾートバイトです。リゾートバイトは、観光地など非日常の環境で働きながら生活するスタイルで、働きながら一度立ち止まり、自分のキャリアや価値観を見つめ直す“キャリアブレイク的な選択肢”として支持が広がっています。
ダイブでは、リゾートバイトで現在就業している人を対象に、働き方を見直すきっかけや、仕事との向き合い方にどのような変化が生まれているのかを明らかにするため、意識調査を実施しました。

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【調査サマリー】 ⚫︎「つなぎ」ではなく「再構築」へ |
回答者の属性
Q.性別を教えてください。(単一回答)n=300

Q.現在のご年齢を教えてください。(単一回答)n=300

Q.最終学歴を教えてください。(単一回答)n=300

最初の就職先は宿泊・飲食・小売が上位 接客業出身者が多い傾向
最初に就職した業界は、「宿泊業(14.3%)」「飲食業(13.7%)」「小売業(9.7%)」が上位を占めました。接客やサービス業など、人と関わる仕事の経験者が多い傾向が見られます。
Q.あなたが最初に就職したのはどの業界ですか。(もっとも当てはまるものを1つ選択)n=300

前職は「接客・販売職」が最多 専門職やサービス職も続く
これまでの職種では、「接客・販売職(19.7%)」が最も多く、次いで「専門職(医療・介護・教育・調理など資格職)」「サービス職(ホールスタッフ・ブライダルなど)」がそれぞれ16.0%となりました。職種の幅も広く、専門職や事務職出身者も見られることから「これまでと違う環境で働くことで視野を広げたい」という多様なキャリア意識がうかがえます。
Q.その時の職種を教えてください。(もっとも当てはまるものを1つ選択)n=300

約7割が正社員経験者 リゾートバイトは「キャリアを整える」選択肢に
リゾートバイト就業者のうち、68.7%が正社員として働いた経験がありました。
続いて「アルバイト・パート(14.0%)」「契約社員(7.0%)」「派遣社員(6.0%)」が続きます。
これまで一定のキャリア経験を積んできた人が多く、仕事を辞めてリゾートバイトへという行動が、離脱ではなくキャリアを再構築する選択肢のひとつとして捉えられていることがうかがえます。
Q.その時の雇用形態を教えてください。(単一回答)n=300

5年以上の在籍経験者が3割 キャリアを積んだうえでの「一度立ち止まる」選択
前職での在籍年数を見ると、「1〜3年未満(30.7%)」「5年以上(30.3%)」がほぼ同水準となりました。
特に5年以上勤務した経験を持つ人が3割にのぼり、一定のキャリアを積んだ上でリゾートバイトを選ぶ層が少なくないことがわかります。
こうした傾向からは、キャリアの途上で一度立ち止まり、次の方向を考える時間としてリゾートバイトを活用しているという実態が見えてきます。
Q.前職(リゾートバイトをする前)の在籍年数を教えてください(単一回答)n=300

離職理由のトップは「労働条件」「やりたい仕事の不明確さ」立ち止まりの背景に自分を見つめ直す兆し
離職理由として最も多かったのは「労働条件(給与・勤務時間など)が合わなかった」(17.0%)、
続いて「自分が本当にやりたい仕事かわからなくなった」(14.9%)が挙がりました。
この結果からは、働くことそのものの条件だけでなく、自分にとっての仕事の意味を問い直す動きが見えてきます。
また「人間関係に悩みがあった」(13.8%)や「ワークライフバランスを重視したかった」(11.5%)も上位に入り、職場環境や働き方のバランスに課題を感じていた人も多いことがわかります。こうした理由は、単なる転職活動とは異なり、一度キャリアを見直し、自分の軸を再確認するキャリアブレイク的な転機としてリゾートバイトを選ぶ背景にあるようです。
Q.前職(リゾートバイトをする前)を辞めた主な理由を教えてください(複数選択可)

つなぎではなく、新しい環境で「リスタート」リゾートバイトが選ばれる理由
リゾートバイトを選んだ理由として最も多かったのは「新しい土地や環境で働いてみたかった」(41.7%)でした。
一方、「転職までのつなぎとして働きたかった」はわずか3.0%。
この結果からも、リゾートバイトが一時的な逃避や空白期間ではなく、新しい環境で自分を再構築する時間として選ばれていることがうかがえます。
Q.リゾートバイトを選んだ理由について教えてください(もっとも当てはまるものを1つ選択)

「働く場所を変える」ことが、キャリアを見直すきっかけに
グラフからは、「新しい土地や環境で働いてみたい」と「自分を見つめ直す時間がほしかった」という2つの理由が、リゾートバイトの選択とその後のキャリア意識に強く影響していることがわかります。
特に「リゾートバイト先での移住」や「異業種・職種に挑戦する」と答えた層ではこの傾向が顕著で、環境を変えること自体がキャリアの再構築につながっていると言えます。
一方で「前職と同じ業界に戻る」や「未定」と回答した層でも、一定数が「新しい環境で働く経験」を理由に挙げており、仕事を辞める=離脱ではなく、一度立ち止まる期間としてリゾートバイトを選んでいる実態が見えてきます。
※「リゾートバイトを選んだ理由」と「リゾートバイト後に考えている将来の選択」を掛け合わせたクロス集計結果に基づきます。

■調査概要
調査名称 :リゾートバイトにみる、働き方を見直す人たちの実態調査
調査期間 :2025年10月7日~2025年10月15日
調査方法 :Googleフォームによる回収
調査対象 :「リゾートバイトダイブ」で就業しているスタッフ
有効回答数:300名
実施主体 :株式会社ダイブ

【株式会社ダイブ・概要】
会社名 :株式会社ダイブ
創業 :2002年3月
代表取締役社長 :庄子 潔
本社所在地 :〒160-0022 東京都新宿区 新宿2-8-1 新宿セブンビル10F
サイト :https://dive.design/
ダイブは、日本経済の成長エンジン「観光業」の大課題を解決すべく、事業展開しているベンチャー企業です。
基幹事業である観光施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)においては、観光施設の大課題である「人手不足」の解決に寄与しており、年間9,320人の観光従事者を創出。日本人人材と外国人人材あわせて、全国47都道府県、4,600施設以上の観光施設と、人材のお取引実績があります。
また、新規事業の地方創生事業では、全国6カ所の非観光地(過疎地・消滅可能性自治体を含む)において、D2Cの観光事業を展開。収益の創出・外貨の獲得はもちろん、地域事業者と連携することでのサステナブルな地域づくりに貢献しております。
その他にも、グランピング施設に特化したWEBメディア「 GLAMPICKS(グランピックス)」の運営をはじめとした宿泊施設に対しての集客支援など、IT領域での事業展開も積極的に行っております。
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