JAXAベンチャー天地人、衛星データを活用した「水道管凍結注意マップ」を提供開始。住民の対策行動を促し、凍結による水道管破損・漏水事故を未然に防ぐ

株式会社天地人

JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、人工衛星から取得した地表面温度データを活用し、水道管の凍結リスクを250mメッシュで可視化する「水道管凍結注意マップ」を自治体等へ提供開始したことをお知らせします。

本サービスにより、自治体等の水道事業体は住民に対して地域ごとの凍結リスクを分かりやすく伝えることができ、住民一人ひとりの事前対策を促すことで、凍結による漏水事故の防止に繋げます。

住民対策が進まない、冬季の水道管凍結

冬季の水道管凍結は、漏水事故の大きな原因のひとつです。

日本水道協会の調査によれば、平成30年の寒波被害が集中した期間、約2万2000件にのぼる給水管の破損被害のうち、約90%が防寒対策をしていない箇所で発生しています。

一方で、平成28年と平成30年の寒波被害を比較した調査では、住民への啓発を強化し事前対策を徹底した地域において、より厳しい寒波であったにもかかわらず、被害を5,000件以上から約800件へと大幅に抑えることができました。住民の行動が被害を減らす鍵になることが、データからも明らかになっています。

しかし一般住民を対象とした意識調査では、特に比較的温暖な地域において、約7割が水道管の凍結対策を実施していないことが示されています。

自治体や水道事業体側も様々な方法で注意喚起を行っていますが、住民一人ひとりに「自分ごと」として捉えてもらうことが難しく、具体的な行動を促すまでには至っていないのが現状といえます。

※参考

日本水道協会|給水装置等の凍結事故に係わるアンケート調査結果

日本トレンドリサーチ|【水道管の凍結】北日本在住の51.5%が経験アリ! 地域別、月別での差は?

衛星データで凍結リスクを可視化。住民の「自分ごと化」を促す

こうした課題を解決するため、天地人は、住民が自宅周辺の凍結リスクを具体的に確認できる「水道管凍結注意マップ」を開発しました。

本マップは、人工衛星から取得した地表面温度データを活用し、250mメッシュという高分解能で水道管の凍結リスクを可視化します。具体的には、水道管が凍結しやすいとされる「マイナス4℃」を下回る日数を指標として、凍結リスクを3段階で表示します。

同じ地域内でも、川や線路の有無、地形の違いなどによって凍結リスクは異なります。250mメッシュの細かさで表示することで、「自分が住んでいる場所のリスク」として示すことができ、住民一人ひとりの気づきや行動を促すことにつながります。

水道管凍結注意マップ 画面サンプル

なお本マップでは、天地人が提供する水道DXソリューション「宇宙水道局」で培ってきた、衛星データとAIを活用した漏水リスク診断の技術を応用しています。

※本マップは凍結の発生を保証するものではなく、住民の事前対策を促すための注意喚起の指標として提供します

「水道管凍結注意マップ」について

サービス概要

「水道管凍結注意マップ」は、人工衛星から取得した地表面温度データを活用し、水道管の凍結リスクを250mメッシュの高分解能で可視化するサービスです。専用アプリは不要で、スマートフォンやPC、タブレットからURLにアクセスするだけで、住民は自宅周辺の凍結リスクを地図上で直感的に確認できます

主な特徴

  • 地表面温度がマイナス4℃を下回る日数を指標に、凍結リスクを3段階で表示

  • 250mメッシュの高分解能で地域ごとのリスクを可視化

  • 最短8日間程度でURLを発行、すぐに利用開始可能

  • 住民向け注意喚起チラシも提供可能

導入に際し、大規模なシステム改修や専門知識は一切不要です。お申し込みから最短8日程度で、すぐに使えるURLを発行いたします。

自治体や水道事業体の皆様は、普段発行されている広報誌やSNS、ホームページなどにQRコードやリンクを掲載していただくだけで、住民の方々がスマートフォンやPCから簡単に自宅周辺の凍結リスクを確認できるようになります。

さらに、住民の方への注意喚起チラシもあわせてご提供可能ですので、現場の職員の皆様の負担を増やすことなく、今冬からすぐに凍結対策を強化することができます。

なお、本サービスは宇宙水道局を契約していない事業体様でも単体でご利用可能です。“水道DX”の第一歩として、まずはこのマップの導入からぜひご検討ください。

住民向け注意喚起チラシ サンプル

事業開発部 岡田のコメント

昨今、ニュースで「漏水」という言葉を耳にする機会が増えました。家族や友人と話す中でもそういった話題が増え、住民の関心も高まっていると感じています。

一方で、事業体の皆様が日々懸命に取り組まれている維持管理や工事の取り組みが、必ずしも住民の理解につながっているとは言い難い現状もあります。実際、漏水事故の多くは給水管、つまり住民の財産で発生しています。漏水を減らして水を守るには、給水管は自分たちの財産であるという意識を住民の方々に持っていただくことが必要なのではないでしょうか。

特にこれからの時期、凍結は宅内で起こることが多いため、住民一人ひとりの意識づけがより重要になると感じています。「水道管凍結注意マップ」を通じて、住民の方々に凍結リスクへの気づきや関心を持っていただくことで、単なる事故防止にとどまらず、水道管の維持管理全体に対する理解や協力につながっていけば幸いです。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

「宇宙水道局」について

「宇宙水道局」は、衛星データを活用し持続可能な水道事業の実現を支援する水道DXソリューションです。

1. 漏水リスク診断に基づく音聴調査支援

衛星データを活用した数メートル単位での管路のリスク診断により、高い解像度で現在・近未来の漏水のリスクの把握が可能です。また用途に応じて、メッシュ単位での漏水リスク診断にも対応します。漏水する可能性が高いエリアを絞り込むことで、優先的に調査すべき場所を簡単に見つけられ、効率的な維持管理を実現します。

2. 地域特性に応じた水道管の管路の更新計画策定支援

管路診断結果に基づく「健全度」(漏水リスク診断結果)と、一般住宅から重要給水施設(病院、学校、避難所など)まで、あらゆる施設や暮らしへの影響を包括的に考慮した「重要度」を組み合わせて評価することで複数の「更新優先シナリオ」を作成します。平時の漏水リスクを重視するシナリオや、災害時の社会的影響を重視するシナリオなど、地域課題や目的に応じた柔軟な設定が可能です。環境の変動を考慮したシナリオを通じて、各管路の更新優先順位を合理的かつ透明性をもって決定することで、有用性の高い計画策定を支援します。

技術力の高さと導入ハードルの低さが評価され、厚生労働省、国土交通省、総務省などの各省庁が実施する「第7回インフラメンテナンス大賞」では厚生労働大臣賞を受賞。

2023年4月のサービス提供開始から、累計契約自治体数*が50を突破しました(2025年9月現在)。

*契約更新含む

「宇宙水道局」特設サイト

https://suido.tenchijin.co.jp/


■本件に関するお問い合わせ先

漏水事業担当:岡田

お問合せ窓口:info-compass@tenchijin.co.jp

◾️会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
代表者:代表取締役 櫻庭 康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
公式サイト:https://tenchijin.co.jp/
「宇宙水道局」特設サイト:https://suido.tenchijin.co.jp/
X:https://x.com/tenchijin_pr
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/tenchijin/
note:https://note.com/tenchijincompass

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会社概要

株式会社天地人

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URL
https://tenchijin.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋1丁目4−1 日本橋一丁目三井ビルディング5階
電話番号
-
代表者名
櫻庭康人
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年05月