国際物流の脱炭素化に取り組む環境イニシアチブ「Book and Claim Community」のボードメンバーに、日本企業として初参画
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、国際物流の脱炭素化に取り組む環境イニシアチブ「Book and Claim Community」(本部: オランダ、アムステルダム、以下「BCC」)註1 のボードメンバーに、日本企業として初めて参画しました。
BCCは、物流の脱炭素化に向けたBook and Claim 註2 という手法の開発を進めるとともに、脱炭素に取り組む世界中の団体・企業間の情報共有や連携強化を図ります。当社のこれまでの海運業界における脱炭素に向けたファースト・ムーバーとしての活動や、GHG排出削減量をトークンとして割り当てる「カーボン・インセット」註3 の取り組みが、評価され参画に至りました。
Amazon、Deloitte、DHL Group、Microsoft、Shell、World Energyの創設メンバーに加えて、当社の他、Meta、NORDEN、UPSが新たにボードメンバーとなりました。註4
当社は、他のボードメンバーと協業の上、当社の持つ海運業界におけるBook and Claimに関する専門的な知見を活用しながら、国際物流における脱炭素化に貢献していきます。
当社グループは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として5つの「サステナビリティ課題」(マテリアリティ)を特定し、サステナビリティ計画「MOL Sustainability Plan」に基づき、環境をはじめとする課題解決に向けた取り組みを推進していきます。
グループ企業理念「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」のもと、今後もこれらの取り組みを加速し、当社グループは全てのステークホルダーに新たな価値を届け、グローバルに成長する強くしなやかな企業グループを目指します。
(註1)温室効果ガス(GHG)削減に取り組む国際的な非営利団体であるオランダの「Smart Freight Centre」と米国の「RMI」が2023年に共同で発足させた、国際物流の脱炭素化に取り組む環境イニシアチブ。
「Smart Freight Centre」
2030年までに物流に関するGHG排出量を10億トン削減し、2050年までにゼロエミッションを達成することを目標に掲げる、物流によって発生する温室効果ガス排出量の削減活動を行うオランダの非営利団体。
「RMI」
1.5°Cの未来に合わせ、すべての人にとってクリーンで繁栄したゼロカーボンの未来を確保するために、市場主導のソリューションを通じた世界のエネルギーシステムの変革を推進する米国の非営利団体。
(註2)脱炭素燃料を導入した船舶の削減価値をシステム上で記録(book)し、削減価値を別の船舶やお客様等のシステム上で移転・主張してもらう(claim)方法です。
(註3)2024年2月15日付当社プレスリリース「船舶の代替燃料使用によるGHG排出削減量取引を可能に ~お客様のScope3削減目標への貢献に向けて~」をご参照ください。
(註4)今回の参画に関しては、BCCからも発表されておりますので、こちらもご参照ください。
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