的場浩司特別防犯支援官が地元埼玉で防犯啓発 国際電話利用休止の申し込みを訴え
「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺等に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。
この度、埼玉県警察がアリオ上尾において特殊詐欺被害防止を目的とした啓発イベントを開催、上尾市出身の的場浩司特別防犯支援官が登壇し、来場者に特殊詐欺被害防止を呼びかけました。

■年齢に関係なく誰でも被害に遭う可能性があるー油断への注意を呼びかけ
埼玉県内で多発する特殊詐欺の被害防止を目的に行われた本イベントで、的場支援官は「特殊詐欺は、家族等を装い現金をだまし取る卑劣な犯罪。全国的に被害が後を絶ちません」と語り、今年からSOS47特別防犯支援官として活動していることにも触れ、「一人でも多くの方を守りたい」と力を込めました。
昨年、埼玉県内の被害認知件数は1,586件、被害総額は約53億8,900万円と過去最多を記録。中でも「オレオレ詐欺」が約4割を占め、さらに増加しているのが「ニセ警察詐欺」です。的場支援官は「“あなたの口座が犯罪に使われている”などと警察官を名乗って電話をかけ、最終的に現金を振り込ませる。全国で多く発生しています」と説明しました。
実際にあった手口として、偽の警察手帳を映したビデオ通話や、偽の逮捕状を見せる手口も紹介され、的場支援官は「1件あたりの被害額が1,000万円を超えるケースも多く、誰でも狙われる可能性があります」と注意を促しました。
また、被害の9割以上が電話をきっかけに発生していることを踏まえ、的場支援官は「まずは犯人からの電話を受けないことが何よりの対策」と強調。そのうえで、「犯人の7割以上が海外から電話をかけている」という実態を語りました。
そして、“国際電話の利用休止”を紹介。的場支援官は「海外からの電話を止めてしまえば、犯人と会話することもなく、被害の入口を完全に断つことができます。申込みは電話や申込書、インターネットからも簡単にできます。家族やご友人が海外にいて海外から電話がかかってくる、という事のない方は今すぐ対策をしましょう」と呼びかけました。
的場支援官は「皆さんが真面目に働いて貯めた大切なお金を、詐欺で失うのは本当に悲しいこと。今日のこの機会に国際電話利用休止を申し込んでください」と力強く訴え、最後に、「皆さん一人ひとりの行動が、地域全体の安全につながります」と呼びかけ、来場者の被害防止への意識を新たにするとともに、支援官自ら申込書の受付を行いました。
■国際電話利用契約の利用休止申請
WEBサイトからのお手続き:https://www.kokusai-teishi.com
すでに多くの方に利用休止のお申込みをいただいております。この機会にぜひお手続きください。

【開催概要】
■催事名:特殊詐欺被害防止キャンペーン STOP国際電話詐欺!inアリオ上尾
■実施日:2025年10月23日(木)
■実施会場:アリオ上尾
■出席者:警察庁 特別防犯支援官 的場浩司氏
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