Spectee、石川県におけるAIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」導入事例を公開

〜“信頼できる情報”で能登半島地震における的確な情報把握と初動対応を実現〜

株式会社Spectee

防災テックスタートアップの株式会社Spectee(東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、読み:スペクティ、以下Spectee)は、提供するAIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』のの石川県における導入事例を、公式サイトで公開したことをお知らせいたします。

導入事例URL:https://spectee.co.jp/case/pref_ishikawa/ 

※下記、導入事例インタビューの内容を一部抜粋しています。

■『Spectee Pro』導入前の課題、導入のきっかけ

大規模な豪雨災害時、広範囲のリアルタイムな情報収集が課題に

令和4年8月に石川県小松市で豪雨災害が発生した際、被災状況の把握のため関係各所から情報収集を行いましたが、リアルタイムでの広範囲な情報収集は非常に困難で、課題が残りました。こうした状況を踏まえ、災害時の被災エリアを迅速に把握するためにはSNSからの情報が不可欠であると考えました。一方で、SNSには偽情報や信頼性に乏しい投稿も多く不安な部分も多くありました。そうした中で職員の負担をかけることなくフェイク情報を除外できることに加え、県の総合防災情報システム(EYE-BOUSAI)との連携が可能で、画面も見やすいという利点があることから、導入を決定しました。

■『Spectee Pro』活用例(シーン)

能登半島地震で被災地の様子をいち早く確認

令和6年の元日に発生した能登半島地震の際、被災エリアの状況が見えにくい中、『Spectee Pro』から提供された写真や動画により、被災状況を迅速に把握することができました。実際の被災の様子を視覚情報で得ることで危機感を持って対応できたことが非常に良かったと感じています。また、当時、「Xの情報を見た」という通報が寄せられた際も、真偽の確認が困難でしたが、『Spectee Pro』はフェイク情報が除外されて提供されることから、「Specteeからの情報を信頼しよう」と思えることが一番安心感に繋がりました。”信頼できる情報”を関係者と共有することで、迅速な初動対応につながったと考えています。

能登半島の豪雨災害時に刻々と変化する被害状況を把握

『Spectee Pro』では、災害情報が第一報、第二報という形で順次最新の情報に更新されるため、令和6年9月に能登半島の豪雨災害の際には、被害が徐々に拡大していく様子をリアルタイムで把握し、状況に応じた適切な支援決定に役立ちました。また、令和5年の年末の大雪の際には、『Spectee Pro』で実際の降雪状況を確認したり、断水、事故、倒木による断線などの様々な情報を収集し、それらをもとに職員の配置体制を整えることができました。

■Spectee Pro 導入後の効果

関係者の時間と労力を削減

導入前は、大雨時の河川の状況などを現地に電話して確認していましたが、導入後は『Spectee Pro』を見るだけで即座に把握できるようになりました。また、私たちだけでなく、情報提供者も含めて時間と労力を節約でき、情報受取のステップを省略し、初動対応を迅速に行うことが可能になりました。

音声アナウンスで皆が事象を認識できる

執務室のモニターで常に『Spectee Pro』を表示しているのですが、事象が発生すると音声アナウンスが鳴るので気づきやすく、その場にいる人が共通認識を持てるのが良いと感じます。また、同じ場所での事象は「〇〇報」という形で更新されていくので、非常に分かりやすいです。

■今後の展望

『Spectee Pro』を有効活用するための体制を強化したい

『Spectee Pro』で収集した情報の活用方法は、今後の災害対策において極めて重要だと考えています。例えば、EYE-BOUSAIとの連携による効率向上など、積極的に取り組むための体制を整えていきたいと思っています。

■『Spectee Pro』について

『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービスです。お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などのお客様にご利用いただいています。なお、地方自治体では、全国の自治体で導入されており、都道府県庁では約7割導入されています。

■株式会社Specteeについて

 「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。

また、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。

<会社概要>

本社:〒102-0076 東京都千代田区五番町 12-3 五番町YSビル 3階

代表者:代表取締役 CEO 村上 建治郎

設立:2011年11月11日

公式サイト:https://spectee.co.jp

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会社概要

株式会社Spectee

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URL
https://spectee.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区五番町 12-3 住友不動産 五番町YSビル 3階
電話番号
03-6261-3655
代表者名
村上 建治郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2014年02月