警察庁特別防犯対策監 杉良太郎氏 港区立高松中学校にて広報啓発を実施
この度、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏が、港区立高松中学校で1年生の生徒に向けて、特殊詐欺防止に向けた広報啓発を実施しました。

■杉対策監「警察はテレビ電話をしてきたり、お金を要求してきたりすることは絶対にない。」
杉対策監は、冒頭「特殊詐欺はとても巧妙になり、若い世代の被害が増えてきている。自分は騙されないと思っているような簡単なものではなくなっている」とその恐ろしさを伝えました。詐欺の手法としては、昨今被害が増えている「ニセ警察詐欺」に触れ、「犯人が警察のふりをして電話をかけてきて『あなたには守秘義務があるから他の人に話してはいけない。家族に迷惑がかかることになる』などと言って、一人になる状況をつくるとテレビ電話に誘導し、逮捕状やお金の話をしてきます。警察はテレビ電話をしてきたり、お金を要求してきたりすることは絶対にありません。」とその手口について語りました。
また、具体的な対策に関しては、「固定電話への国際電話利用休止の申し込み」を挙げ、「警察署に行って申込書をもらい、それに住所や氏名、電話番号など必要なことを記載しておけばもう海外から詐欺の電話は掛かってくることがなくなります」と話しました。
■杉対策監「今日聞いたことを家族の皆さんにも伝えてほしい。」
杉対策監は集まった1年生の生徒に対し「今がとても大切な時期。人に迷惑をかけず、人に手を差し伸べて優しくしてあげられる人になってほしい。まずは今日聞いたことを家族の皆さんにも伝えてほしい。」と呼び掛けました。
また、後半は生徒から多数の質問が寄せられ、「詐欺の対象が高齢者世代から幅広い世代に広がってきているのはどうしてか?」という質問に対して「最近の詐欺は固定電話だけでなく、携帯電話やスマートフォンから始まることも多い。また、手口としても投資詐欺やロマンス詐欺など若い人が騙されやすい手口も増えてきている」と答えるなど、生徒一人一人の質問に丁寧に答えました。
「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺等に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。]


【開催概要】
■催事名:港区立高松中学校広報啓発
■実施日:2025年11月19日(水)
■実施会場:港区立高松中学校
■出席者:警察庁 特別防犯対策監 杉良太郎氏
すべての画像
