「ジョブドラフトFes2026」開催レポート ― 就活実態調査で見える「複数社比較」志向

高校生の企業選び「給与」「休日の多さ・働き方」がともに約7割。職場見学の希望は「3社以上」が約半数。

ジンジブ

高校生の就職・採用支援事業を行う「ジンジブ」(大阪市)は、就職活動の本格スタートに合わせ、7月2日~16日に高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes 2026」を全国14会場で開催しました。本イベントは、今年で8年目の開催となり、のべ519社の企業と、高校生3,822人が参加しました。

当日の様子や参加した高校生・先生アンケートを通して、2027年卒の高校生の就活実態をお伝えします。

<アンケートサマリー> 

企業選びのポイント:約7割の高校生が「給与」「休日の多さ・働き方」と回答。先生は「定着率」「人間関係」「教育環境」を重視。

職場見学の社数:高校生の48.7%、教員の67.2%が「3社以上」を希望・推奨。

就活スタート後の不安:「やりたいことが見つかっていない(47.6%)」「職場見学は『どこに行けばいいか分からない』(17.7%)」と不安の声。

<「ジョブドラフトFes2026」開催結果>

「ジョブドラフトFes2026」は、高校生が企業の担当者に直接話を聞き、実際のおしごと体験ができる合同企業説明会です。7月1日の求人情報公開に合わせ、2026年7月2日から16日にかけて全国14会場で開催しました。のべ519社の企業が出展し、高校生3,822人、教員401人が参加しました。高校生は、企業で働く若手社員の声や職業体験を通じて業界への理解を深め、応募したい企業や業界を考えるきっかけに、企業は直接高校生に業界や自社の魅力を伝える機会となりました。

 また、高校生は関心を持った企業へ、高校生の求人サイト「ジョブドラフトNavi」を通して職場見学やインターンシップへの参加希望を教員と連携するため、積極的に企業ブースを訪れていました。

<リリース内容の詳細について>

■企業選びで重視したいこと・良い会社のポイント 

【高校生】企業選びでどんなことを重視しますか?※複数回答可(n=638 就職希望者のみ)

「給与(71.9%)」「休日の多さ・働き方(69.0%)」がともに約7割と高く、就職希望者全体では、給与だけではなく、休日や働き方の条件も同じくらい重視して企業を選んでいることが分かりました。続いて 、「仕事の内容・やりがい(53.3%)」や「勤務地・通いやすさ(40.4%)」、「福利厚生・生活支援(36.8%)」も上位にあがりました。仕事内容と安心して働ける環境を総合的に判断している様子がうかがえます。

求人解禁前のアンケートでは、「職場の雰囲気や人間関係が良さそう」「社員や社長の人柄」が上位の結果でしたが、就活シーズンに入りより現実的な面を意識していると考えられます。(※)

※「おしごとフェア2026」参加高校生アンケート

【先生】生徒に紹介したい「良い会社」のポイント(n=137)

アンケート結果では「定着率が高く、長く働ける環境がある会社(74.5%)」が最多となりました。2位~4位の「雰囲気・人間関係」「高卒者への理解・配慮」「教育・研修制度の充実」はいずれも生徒が安心して働き続けられるかに関わる要素で占められており、「給与・待遇」(5位:43.8%)をいずれも上回る結果でした。

先生は条件面の良さだけでなく、「入社後に安心して定着し成長していける体制」を最も重視していることが分かります。

■希望・推奨する職場見学数

【高校生】職場見学には何社行きたいですか?(n=638 就職希望者のみ)

【先生】 職場見学には何社行ってほしいですか?(n=137)

高校生に職場見学に行きたい社数を聞いたところ、「3社(25.4%)」が最も多く、「2社以上」を希望する方が7割を超え、複数の企業を比較して応募先を検討したいという傾向が見られました。 また、「5社以上(15.5%)」と積極的に情報収集したい高校生も多くいる一方、「どこに行けばいいのかわからない(17.7%)」も見逃せません。

 一方で、先生にも職場見学に行ってほしい社数を聞いたところ、 半数以上が「3社(53.3%)」と回答し、約9割の先生が複数社の見学を推奨していることがわかりました。複数の企業を実際に見て比較検討することでミスマッチを防ぎ、より納得感のある進路選択をしてほしいという願いが伺えます。

■就職活動の不安

【高校生】7月からの就職活動で、不安に感じていることはありますか?※複数回答可(n=638 就職希望者のみ)

就職活動に対する不安として最も多かったのは「自分のやりたいことが見つかっていないこと(47.6%)」、次いで「面接でうまく話せるか不安なこと(45.8%)」、「自分の向いていることが見つかっていないこと(36.7%)」となりました。9割以上の高校生が何かしらの不安を抱いており、自己理解や自己表現に関する不安が上位を占めていることが分かりました。

また、進路選択への迷いや選考結果への不安も抱えている様子がうかがえます。高校生が納得して就職先を選ぶためには、企業情報の提供だけでなく、自分の興味や強みを整理し、面接などで自分の言葉で伝えるためのサポートが重要です。

■進路選択で大事にしてほしいこと

【先生】生徒が就職・進学を選ぶときに最も大切にしてほしいこと(n=137)

先生に生徒の進路選択で大切にしてほしいことについて質問したところ、「周囲に流されず、自分の意志で選んでほしい(66.4%)」と「複数の情報・選択肢を比べてから決めてほしい(56.2%)」が最も多く、生徒の意志による主体的な決断を重視していることが分かりました。

さらに、「給与や条件面だけで選ばないでほしい(37.2%)」や「働く人・職場の雰囲気で選んでほしい(24.8%)」、「職場見学など実際に体験した一次情報で判断してほしい(28.5%)」といった回答からは、表面的な条件だけでなく、働く環境や仕事が自分に合っているのかを自分の目で確かめて判断してほしいという、早期離職やミスマッチを防ぐための切実な思いが読み取れます。

【アンケート結果を通して】

アンケート結果より、高校生と先生ともに複数の企業を比較しながら納得できる進路を選びたいと考えていることが分かりました。高校生は「給与」「休日・働き方」などの条件面を重視する一方で、「仕事のやりがい」や「勤務地」も判断材料としており、求人情報公開後はより現実的な視点で企業を見ている様子がうかがえました。また、7割以上が複数社の職場見学を希望する一方、17.7%が「どこに行けばいいか分からない」と回答し、就活の不安では「自分のやりたいことが見つかっていないこと」が上位にあがっています。

一方、先生は良い会社のポイントとして「職場の雰囲気・人間関係」「高卒者への理解」「教育・研修制度」など生徒が長く安心して働ける環境を重視しており、9割超の先生が複数社の職場見学を推奨しています。

これらの結果から、高校生の就職活動では、自分の目や体験を通じて複数の候補企業を比較し、興味や強みの理解を深めることで、自分に合った応募先を決められるような環境づくりや支援が重要だと考えられます。

【調査概要・属性】

調査期間:2026年7月2日〜7月16日

調査方法:ジンジブ主催「ジョブドラフトFes2026」来場者へのアンケート回収

回答会場:ジョブドラフトFes2026開催の14会場

調査対象:高校1年生〜4年生(4年生は定時制課程)

有効回答:n=1,309 (内訳:卒業年度:2027年3月944人・2028年3月261人・2029年3月88人・その他16人)

調査対象:高校教員

 有効回答:n=137 (内訳:全日制37人・定時制18人・通信制82人)

<当日の様子>

▲会場の様子(名古屋会場)
▲企業の資料ブース(立川会場)
▲運転シミュレーション体験(福岡・物流)
▲機械を使用した介護体験(熊本・介護)
▲配膳体験(仙台・飲食)
▲左官体験(仙台・建設)

■開催会場一覧

1.      7月2日(木) 北九州   北九州メッセ(西日本総合展示場新館)

2.      7月3日(金) 大阪    OMM

3.      7月3日(金) 広島    NTTクレドホール

4.      7月7日(火) 千葉    TKPガーデンシティ千葉

5.      7月7日(火) 福岡    博多国際展示場&カンファレンスセンター

6.      7月8日(水) 埼玉    GMOアリーナさいたま(旧:さいたまスーパーアリーナ)

7.      7月8日(水) 堺     堺市産業振興センター

8.      7月9日(木) 仙台    イベントホール松栄

9.      7月9日(木) 熊本    熊本城ホール

10.   7月10日(金)神奈川  横浜産貿ホール マリネリア

11.   7月14日(火)東京   浜松町館

12.   7月14日(火)名古屋  中日ホール&カンファレンス

13.   7月14日(火)兵庫   神戸サンボーホール

14.   7月16日(木)立川   TACHIKAWA STAGE GARDEN

<参加者コメント>

■出展企業

●大和紙料株式会社 様(大阪会場・製造)

当社ではこれまで指定校求人を中心に高卒採用を行ってきましたが、近年では公開求人での採用活動へと取り組みを広げています。

 今回のイベントでは、様々な紙素材でできた製品に触れる体験を実施しました。多くの高校生と直接お話しすることができ、仕事内容や会社の雰囲気をお伝えできたことを大変嬉しく思います。イベントをきっかけに当社に興味を持っていただいた学生さんや親御さんには、随時開催している会社見学説明会にもぜひご参加いただき、実際の職場の雰囲気や働く社員の様子を見ていただければと思います。

●相鉄企業株式会社 様(千葉 / 埼玉 / 神奈川 / 東京会場・設備)

当社は毎年高卒採用を行っておりますが、近年は採用数が減少傾向にあることに加え、高校生と直接接する機会が少ないことや、当社の認知度向上に課題を感じておりました。そうした中、本イベントは直接高校生とコミュニケーションを図ることができ、仕事内容を体験型で伝えられる貴重な機会であると考え、参加いたしました。

イベントで高校生と直接話すことにより、ビルメンテナンスの仕事内容を身近に感じていただくとともに当社の事業内容や役割について理解を深めていただけたと感じております。今後もぜひ継続的に参加し、当社の魅力発信と安定採用につなげていきたいと考えています。

●コムシスエンジニアリング株式会社 様(東京 / 埼玉 / 神奈川会場・建設)

当社の高校生採用では、学生に会社を知ってもらう機会が少ないことが課題でした。ジョブドラフトFesには、当社を知ってもらうきっかけをつくりたいという思いで初めて参加しました。当社ブースではLANケーブル作成体験を実施し、うまくできず悔しそうな表情を見せながらも、「もう一回やってみたい」と何度も挑戦する生徒さんの姿がとても印象に残りました。

実際にお気に入り登録や会社見学のお申し込みもあり、体験を通して当社に興味を持っていただけたと実感しています。

■参加した高校生

●熊本会場 3年生・男性 就職希望者

1から何かを生み出すことができるものづくりに興味があって、製造業を中心に話をきいていました。警備の会社の話を聞いて、人を守る仕事にも魅力を感じました。視野を広げてほかの業界も見てみたいと思います。

●立川会場 3年生・女性 就職希望者

様々な企業のお話を聞いて、それぞれの企業の大変なところや強みを知りました。企業の高校生を呼び込む工夫がすごいと思いました。

●神奈川会場 3年生・女性 進路未定者

進路はまだ迷っていて、美容や介護業界など幅広く企業の話を聞きました。企業の方の話を聞いて、「企業」の怖いと思っていたイメージがなくなりました。優しく丁寧に説明していただいて、高卒で就職する道も悪くないのかなと思えました。

■参加した教員

●立川会場(通信制)

キャリア教育の一環として参加しています。普段おとなしい生徒や人と話すのが苦手な生徒が自ら企業に質問していたり、積極的に話しているのを見て、学校の外で社会や企業に触れ、視野を広げることは大事だと思いました。

●立川会場(通信制)

 参加した生徒から「体験が楽しかった」という感想を聞きました。1〜2年生も今後、将来の選択を広げるきっかけのために早期から参加させるのも大切だと感じました。

<参加者アンケート>

▲ジョブドラフトFes2026参加高校生(n=1,309)
▲ジョブドラフトFes2026参加教員(n=137)

<本件に関するお問合せ>

【企業様向け】高卒採用についてのご相談・お問い合わせ:

https://landingpage.jinjib.co.jp/contact-pressrelease

【学校関係者様向け】本イベント・就職支援についてのお問い合わせ:

https://share.hsforms.com/1fIDvU6W3QNGKlBLgbhFqMAc7eqs

●高卒採用2027年3月卒のスケジュール

6月1日 ハローワークによる求人申込書の受付開始

7月1日 企業による学校への求人申込及び学校訪問開始

9月5日 学校から企業への生徒の応募書類提出開始(沖縄県は8月30日)

9月16日 企業による選考開始及び採用内定開始

10月以降 「2次応募」時期・2社応募がはじまる時期(※都道府県による)

高校を通して応募を行う「学校斡旋(あっせん)」での高校生の就職活動では、毎年行政(厚生労働省・文部科学省)、全国高等学校校長協会、経済団体の3者協定により、就職活動のスケジュールや求人票の公開方法の申し合わせがなされております。

応募開始から一定期間は、1社応募に限定する「1人1社制」など独自の慣行が戦後長く続いています。近年では、沖縄県・秋田県・和歌山県・大阪府・茨城県・埼玉県に加え、今年度から愛知県でも、1人2社以上への複数応募が可能となり、現在では7都道府県に広がっています。

また、これまで教員にのみ付与されていた、全国の求人票を閲覧できる「高卒就職情報WEB提供サービス」のID・パスワードについても、今年度から生徒本人および保護者への付与が可能となりました。

※厚生労働省:令和8年度(令和9年3月)卒業者に係る検討結果一覧表(令和8年6月現在) 

■ 株式会社ジンジブ

ジンジブは「高校生」「若者」のための社会課題解決企業です。“高卒社長”である佐々木満秀が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。若者のキャリア格差や早期離職といった社会課題に向き合い、高校生の進学・就職の情報提供からキャリア教育、就職後の定着・キャリア形成、転職サポートまでを手がけます。高校生をサポートする「高校」や、採用・育成に取り組む「企業」とともに、ファーストキャリアから人生のあらゆるシーンにずっと寄り添い、「これからを生きる人の夢を増やす」ことに挑戦し続けます。

代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)

本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階

拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡

設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)

株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)

HP:https://jinjib.co.jp/

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会社概要

株式会社ジンジブ

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
電話番号
06-7777-7779
代表者名
佐々木満秀
上場
東証グロース
資本金
301万円
設立
2014年02月