「パレスチナ・イスラエル情勢から考える人道支援」特別シンポジウム（10/31）を緊急開催

今野泰三教授（中京大学）、酒井啓子教授（千葉大学）、鈴木啓之特任准教授（東京大学）ら研究者とともに、ピースウィンズ・ジャパンより海外事業部長・山本が登壇

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン（代表理事：大西健丞 本部：広島県神石高原町）は、日本発祥の国際NGOとして、2015年から、パレスチナ・ガザ地区において子どもや若者への支援、紛争被害世帯への緊急物資支援などを行ってきました。緊急人道支援学会が主催する今回のシンポジウムでは、海外事業部長・山本より、ガザ地区での活動と現在の危機への対応について、ガザにおける特殊性や課題を含めて報告します。

この度、緊急人道支援学会は、中東およびパレスチナ問題の研究者を迎え、今後の人道支援を見据え、今起きている危機を理解するためのオンラインシンポジウムを開催します。

パレスチナ暫定自治区であるガザ地区を実行支配する政治組織（ハマス）とイスラエルによる衝突・攻撃が激化し、イスラエル、およびガザ地区の双方で多くの死傷者が出ており、今後状況がさらに悪化することが懸念されています。封鎖されているガザ地区では、電気、水、食料などの供給が十分に行われず、甚大な人道危機が発生し、人命が危機にさらされています。さらに、10月17日夜には、ガザ地区の病院に爆弾が落ち、約500人が亡くなったとされ、イスラエル軍によるガザ地区への激しい空爆が続いています。こうした状況を踏まえ、本シンポジウムでは、研究者とともに、現地で人道支援を実施してきた実績のある日本のNGOも登壇し、人道支援の実践者の立場から、現地の状況、見通しや課題を共有します。

ピースウィンズ・ジャパンからは、海外事業部長として緊急支援の立ち上げや方針策定に携わる山本理夏が参加予定です。

パレスチナ・イスラエル情勢から考える人道支援　オンラインシンポジウム

～今、何が起きているのか。私たちができることは何か～

■開催日時：2023年10月31日（火）19:00～21:00

■開催：オンライン(無料）

■登壇者：

今野泰三　中京大学　教養教育研究院　教授

酒井啓子　千葉大学　法政経学部　教授

鈴木啓之　東京大学　中東地域研究センター スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座特任准教授

田中好子　パレスチナ子どものキャンペーン　事務局長

山本理夏　ピースウィンズ・ジャパン　海外事業部長

司会：柴田裕子　緊急人道支援学会　理事

ファリシテーター：桑名恵　緊急人道支援学会理事/近畿大学国際学部教授

※イベント詳細はこちら：https://jashas.org/conference/announcement/231031.html

■お申し込み（10月30日締切）：

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScGc1yo6uGvqLn_wiiUjRujXwrQpDHkKVx9oUytux9xYIcrOg/viewform

■特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンについて
代表理事兼統括責任者：大西 健丞
設立年月：1996年2月
所在地：広島県神石高原町近田1161-2 2F　　東京事務所：東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F
主な活動：海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動

国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発祥の国際NGOです。これまでに世界38の国と地域で活動、日本国内での社会問題の解決を目的とした活動にも力を入れています。
https://peace-winds.org/

パレスチナ・ガザ地区での活動について：https://peace-winds.org/support/palestine_gaza

■緊急人道支援学会について

ピースウィンズ・ジャパン代表理事の大西らが呼びかけ人となり、2023年9月に創設された、国内外の緊急人道支援に特化した学会です。研究者や実践者が知を融合し、変わりゆく支援ニーズに応えます。人道危機が起こってからの緊急時の対応のみならず、予防や準備、レジリエンスの促進に関わる長期的な人道支援を活動の対象としています。

事務局：近畿大学国際学部 18-S225　大阪府東大阪市小若江3-4-1

https://jashas.org/