【新刊発行】人事・年金の今が分かる「三菱UFJトータルリワードレポート(旧三菱UFJ年金情報)11月号」発刊
三菱UFJ信託銀行株式会社(取締役社長:窪田 博)はこの度、弊社ホームページで「三菱UFJトータルリワードレポート11月号」を公表しました。
当月刊誌を一部抜粋したものを皆さまへお届けいたします。
■初任給アップの波に揺れる給与カーブ~崩れた給与カーブをどう再設計するか~
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2025年度は初任給が大幅に引き上げられ、企業の給与見直しが加速しました
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コンサル現場では「給与カーブが寝てきた」という声を聞く機会が増えています
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高水準な初任給で注目された企業には、打ち出し方や狙いにそれぞれ特徴があります
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同業他社の金額を追いかけた場当たり的な対応では、給与カーブやレンジ設計が乱れるリスクがあり、自社らしい人材戦略が不可欠です
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給与の金額調整だけでなく、人事制度全体の設計や運用の見直しが各社で求められています
 
<戦略と制度の関係性>

■2025年3月期有価証券報告書分析②~人的資本に関する情報編~
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有価証券報告書における人的資本情報の記載内容を調査したところ、以下の傾向が見られました
・女性、従業員エンゲージメント、健康、人材育成の順に開示割合が高い
・製造業と非製造業で顕著な差は見られず
・上記の傾向は、2023年3月期~2025年3月期の2年間で大きな変化はなし
・開示内容を順次ブラッシュアップ、開示内容を減らす(おそらく、開示する意味のある内容を厳選、有報ではなく統合報告書や自社サイトで開示するようIR方針変更等)企業も
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現在、女性管理職比率等の開示対象企業の拡大、女性管理職比率に関する補足説明、企業戦略と紐付けた人材戦略等の開示等、有価証券報告書の開示に影響を与える動きがあります
 
<指標毎の開示割合、開示レベル(ダイバーシティ)>

■年金ALM分析①~概要と実施意義~
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確定給付企業年金(DB)では資産と負債のバランスを保つことが重要であり、負債を意識した運用が求められます
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将来の負債の変化を把握することができる年金ALM分析は、合理的な政策アセットミックスの策定に有効な手法となります
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アセットオーナーはガバナンス強化が求められており、年金ALM分析はその実務的基盤としての重要な役割を担っています
 
<年金ALMの全体像>

■コラム 時事のつぶやき 株式指標を考える
■「人的資本経営時代における トータルリワード戦略」 発刊に寄せて
弊社では「人的資本経営時代における トータルリワード戦略」と題した書籍を発刊いたしました。人的資本経営が注目される中、企業が従業員に提供する「報酬(リワード)」のあり方が、ますます重要なテーマとなっています。
従業員が企業から受け取る報酬は、給与・賞与・手当などの現在受け取っている金銭報酬に加え、将来受け取る年金も重要な要素です。企業は、現役時代にその原資を積み立てることで、将来の安心を支えています。さらに、「この会社で成長できる」「職場の雰囲気が自分に合っていて心地よい」といった、金銭では測れない価値や恩恵も含め、企業が従業員に提供するすべてを「トータルリワード」と定義しています。
本書では、この「トータルリワード」の概念を軸に、人材戦略と経営戦略の連動、従業員のモチベーションを高める仕組み、安心感を醸成する具体的な方法、人的資本情報の開示、そして企業価値向上への展望について考察しています。
<「人的資本経営時代における トータルリワード戦略」>

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【本件に関するお問合せ先】
三菱UFJ信託銀行 トータルリワード戦略コンサルティング部
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