「非正規雇用から正社員就職して良かったこと」を調査
1位は「安定した収入」(75.9%)、最下位は「結婚を視野に入れられる」(7.8%)
■非正規雇用から正社員就職して良かったこと
1位「毎月安定した収入を得られるようになった」(75.9%)
最下位「結婚を視野に入れられるようになった」(7.8%)
「非正規雇用から正社員就職して良かったこととして、特にあてはまるものを2つ選択してください」と質問したところ、1位「毎月安定した収入を得られるようになった」(75.9%)、2位「家族や友人に、引け目を感じず接することができるようになった」(33.6%)、3位「スキルアップできた」(25.9%)、4位「仕事内容の幅が広がった」(20.7%)、5位「将来の夢や目標を考えられるようになった」(17.2%)となりました。最下位は「結婚を視野に入れられるようになった」(7.8%)となり、非正規雇用から正規雇用への転換によって、安定収入が得られることをプラスに捉える人が多い一方、結婚が視野に入る方は多くないことが分かりました。
■「家族や友人に、引け目を感じず接することができるようになった」は、
18~24歳に比べ、25~35歳が11ポイント高
年齢別では、18~24歳、25~35歳ともに1位「毎月安定した収入を得られるようになった」となりました。全体的な傾向に大きな差異はありませんが、2位「家族や友人に、引け目を感じず接することができるようになった」については、18~24歳に比べ、25~35歳のほうが11ポイント高い結果となりました。
■「スキルアップできた」は、勤務期間が長い人ほど割合が増加
勤務期間別では、「7か月以下」「8か月以上」ともに「毎月安定した収入を得られるようになった」が最多となりましたが、7か月以下の2位は「家族や友人に、引け目を感じず接することができるようになった」(37.7%)、8か月以上では「スキルアップできた」(36.2%)となり、勤務期間が長いほど、自己の成長を実感する人が増加する傾向が見られました。
■非正規雇用から正社員就職して、変化したと感じること
「非正規雇用から正社員就職して、変化したと感じることがあれば、自由にお書きください」と
質問したところ、下記のような回答が見られました。
▼仕事面:「責任」「成長」「やりがい」
・組織人としての責任感が芽生えた。
・自分の仕事がより多くの人の目に留まるようになり、責任感とやりがいを感じた。
・しっかりとした目標のために頑張ろうという明確な気持ちを持つことができた。
・成長意欲がひきのばされ、成長・やりがいにつながっている。
・生活習慣、目標や取得したい資格を考えるようになった。
▼プライベート面:「安心」「安定」「充実」
・収入が安定したので一人暮らしを始めた。仕事でも私生活でも責任感が増した。
・精神的な安心感を得て、気持ちが豊かになった。
・生活リズムが変化し、安定した。
・日々時間が過ぎるのが早く、充実している。
・人付き合いの仕方や金銭の使い方など、自分自身に変化を感じるようになった。
・月の勤務日数に限らず安定した給与を得られ、とても生きやすいと感じるようになった。
今回の調査結果について、18年以上にわたり若年層の就職支援に携わっている、当社執行役員の柳井田は、次のように述べています。
「今年1月、民間有識者でつくる『人口戦略会議』が公表した『人口ビジョン2100』では、人口減少が進む日本がとるべき行動の1つとして、『若者の非正規雇用の正規化や雇用改善の実現』が提案されるなど、昨今の少子化において、若年層の正規雇用化は重要な施策と位置づけられています。一方で、2023年の労働力調査では、非正規として働く25~34歳のうち『自分の都合の良い時間に働きたい』の回答が2013年に比べ10.6ポイント上がったとの結果もあり、あえて非正規雇用を選ぶ若者も増えてきています。
こうした状況の中、今回の調査では、非正規の状態から正規雇用として就職した18~35歳に、正社員就職して良かったことや気持ちの変化を調査しました。みなさんが感じている「良かったこと」の多くは、「安定収入」「引け目を感じなくなった」と、金銭面や精神面での安定を得られたという結果でした。「結婚を視野に入れられるようになった」は最下位でしたが、弊社の就職支援サービスの利用者には、パートナーとの結婚を目的として、生活の基盤を作るための安定収入を求めて正社員就職を目指す方が少なくありません。若者の結婚を後押しする要素として、安定収入は重要と考えます。
また自由記述でも見てとれるように、正社員就職によって暮らしに関しての安心・安定や、仕事のやりがいを得られている方も多く見られました。人間の欲求を5つの段階に分類した「マズローの欲求5段階説」にあてはめると、正社員就職によって、1段階目「生理的欲求」、2段階目「安全の欲求」、3段階目「社会的欲求」が実現できていることになります。今後の人生100年時代を生き抜くという点では、個々のスキルやキャリアプランも中長期的に磨き続けることが必要で、それによって、4段階目「承認欲求」、5段階目「自己実現の欲求」も満たされうるものと思います。正社員になるかならないかは個人の自由ではありますが、中長期で見た人生設計においては、正社員への就職は大きな意味を持つと考えます」
ジェイック執行役員カレッジ事業部長 柳井田 彰
18年以上若年層の就職支援、中堅・中小企業の採用支援に従事する中で、国家資格2級キャリアコンサルティング技能士も取得。採用コンサルティングやキャリア形成に関するセミナーにも数多く登壇。また現在は、AIを活用した面接練習アプリ「steach」の開発責任者も務める。
【調査概要】
調査名称:「正社員就職してよかったこと」に関するアンケート調査
調査対象:当社の就職支援サービスを利用して非正規雇用(※)から正社員就職をした18歳~35歳の正社員
※パート、アルバイト、契約社員、派遣社員、無職
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年9月19日~2024年2月21日
回答者数:116名
■ジェイック 就職カレッジ🄬概要
フリーター・既卒・第二新卒者向けの、就職と就職後の活躍を見据えた教育融合型の就職支援サービスです。個別の就職相談、就職支援の講座、優良企業最大20社と会える集団面接会までをワンストップで無料提供しています。2005年のサービス提供開始以来、33,000名以上(※)の就職支援実績があります。
※2005/5/1~2023/4/30の弊社主催の面接会参加人数
▶求職者向け公式ホームページ https://www.jaic-college.jp/sales/
■会社概要
代表取締役:佐藤 剛志
設立 :1991年3月
資本金 :2億6,188万円(2023年7月末現在)
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F(東京本社・受付)
事業所 :東北、名古屋、大阪、広島、九州、熊本オフィス、上海ジェイックマイツ
事業内容 :フリーター・既卒・第二新卒者向けの就職・採用支援サービス「ジェイック 就職カレッジ®」
中退者の就職・採用支援サービス「ジェイック 中退就職カレッジ」
新卒学生の就職・採用支援サービス「新卒カレッジ®」
新卒ダイレクトリクルーティング「Future Finder 🄬」
企業向け教育研修事業
既卒向け就職支援サービス:https://www.jaic-college.jp/
新卒向け就職支援サービス:https://shinsotsu.jaic-college.jp/lp/2023/
企業向け採用支援サービス:https://www.jaic-g.com/service/adoption/
企業向け教育研修サービス:https://www.jaic-g.com/service/education/
採用×教育チャンネル 「HRドクター」:https://www.hr-doctor.com/
【お問い合わせ先】
株式会社ジェイック 担当:松尾
E-mail: info@jaic-g.com TEL 03-5282-7600 FAX 03-5282-7607
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