「小児がんと闘うカンボジアの子どもたちに沖縄の海を」オンライン水族館を開催しました
ジャパンハートはカンボジア・カンダール州ウドンにおいて「ジャパンハートこども医療センター」を運営し、小児がん治療をはじめ、幅広い医療活動を無償で行っています。この度、沖縄美ら海水族館様が取り組んでいる病院および特別支援学校向けの「遠隔授業」に参加する形で、入院中の子どもたちに遠く離れた沖縄の海の生き物をライブで見せる「オンライン水族館」を5月13日(土)に実施いたしました。
0歳から15歳までの小児がん患者約20人とその保護者あわせて約40人が参加し、当病院の小児病棟と水族館をZoomでつなぎました。海の生き物にあまりなじみがないカンボジアの子どもたちにとっては、スクリーンに映るすべての生き物が新鮮で、なかでも大きなジンベエザメが映し出されると、ひときわ大きな歓声があがっていました。また、水族館スタッフの方による生き物の解説も行われ、保護者も含め参加者たちは熱心に聞いていました。
小児がんの治療中は免疫が大幅に低下するため、子どもたちは長期に渡って病院内での生活を強いられますが、私たちはそうした治療生活のなかでも、外の世界を知り、視野を広げられるような経験を提供したいと考えております。本イベントは今回限りではなく、今年10月まで計6回(今回含む)実施する予定です。
【参加者コメント (小児がん治療のため入院中のソクリアップちゃん(13歳の女の子) 】
「海の生き物を見るのが初めてだったので、とても楽しかったです。ジンベエザメがとっても大きくて本当に驚きました。1番印象に残ったのは、ジンベエザメが危険から身を守る時に目を体の中に引っ込める映像です」
【(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/
「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う国際医療NGO。1995年に小児外科医・𠮷岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約25,000件実施しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像