【30代以上に聞いた!20代のうちにやっておけばよかったことランキング】500人アンケート調査
20代のうちにやっておけばよかったことに関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、30代以上の男女500人を対象に「20代のうちにやっておけばよかったことに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
20代は時間も体力もあり、やりたいことや将来への備えに取り組みやすい時期です。30代以降になると、仕事や家庭の責任が増え、自由に動ける時間も気力も限られてくるからですね。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するBiz Hits記事監修サービス( https://bizhits-supervision.com/ )は、30代以上の男女500人に「20代のうちにやっておけばよかったこと」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、神山晃男氏よりご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「Biz Hits記事監修サービス」の公式サイトURL( https://bizhits-supervision.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:30代以上の人
調査期間:2025年8月4日~5日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性369人/男性131人)
回答者の年代:30代 55.2%/40代 27.4%/50代 14.0%/60代以上 3.4%
【調査結果サマリー】
・20代のうちにやっておけばよかったことがある人は97.0%
・20代のうちにやっておけばよかったこと1位は「資格を取得する」
20代のうちにやっておけばよかったことがある人は97.0%

30代以上男女500人に「20代のうちにやっておけばよかったことがあるか」を聞いたところ、「たくさんある(32.6%)」「いくつかある(64.4%)」と答えた人が、合わせて97.0%となりました。
「20代でやり残したことはない」と自信をもって言い切れる人は、かなりの少数派だとわかります。20代は体力や元気はあっても、学生だったり若手社会人だったりでお金がないことも。そのためにやりたいことに手をつけられなかった人も多いのだと考えられます。
20代のうちにやっておけばよかったこと1位は「資格を取得する」

20代のうちにやっておけばよかったことの1位は「資格を取得する(30.4%)」、2位は「旅行に行く(26.0%)」でした。
3位「勉強する(14.2%)」、4位「交友関係を大切にする(11.0%)」、5位「資産運用を開始する(10.8%)」、6位「語学を習得する(10.0%)」が続きます。
資格取得や語学習得など、キャリア構築やスキルアップに直結する勉強をしておけばよかったという意見が目立ちました。資産運用やお金の勉強といったマネー系の回答もランクインしており、「20代のうちに、将来に備えておけばよかった」という後悔が見て取れます。
一方で「旅行」「しっかり遊ぶ」「恋愛を楽しむ」など、20代ならではの時間・体力や柔軟さを生かした趣味や娯楽系も上位に入っており、20代の思い出づくりへの未練も伺える結果となりました。
<1位 資格を取得する>
・30代になると中間管理職のような立場になるため、資格取得に時間を割けなくなる。まだ脳が若いうちに、資格を取得していたほうが絶対にいいと感じる(30代 男性)
・子育てのため専業主婦になりましたが年齢的に再就職は大変で、就職に有利な資格をいくつか取っておけばよかったと感じています(40代 女性)
・いろいろな資格取得をしていれば職種も選べて、もっとお給料ももらえただろうなと思う(50代 女性)
20代のうちに資格を取得しておけばよかったと思う理由は、大きくわけて2パターンありました。
ひとつは「20代のほうが、時間や記憶力があったから」というもので、30代以降になると、資格取得に向けた勉強がはかどらないと感じる人が多いとわかります。
もうひとつは「30代以降で転職や再就職をしたいと思ったときに、資格がないことで苦労した」という理由で、子育てで一旦仕事を離れた女性からの回答が目立っています。
さらに「資格があれば若いうちから専門的な職種に就ける可能性も高まり、生涯年収で差が出たのでは」という意見も。今より安定した働き方や高い収入を希望したときに、「20代で資格を取得していれば」と後悔する人が多いとわかります。
<2位 旅行に行く>
・海外旅行。自分の時間があるうちに、いろいろな経験をしておけばよかったと感じるから(30代 男性)
・海外旅行に行っておけばよかったなと思います。だんだん動きが悪くなってくるからです。仕事などで身動きが取れなくなるし、勢いで行ってみようとも思えない。やはり20代のうちに行っておくべきだったなと思います(50代 女性)
30代を過ぎて仕事が忙しくなると長期休暇は取りづらくなる傾向にありますし、結婚すると家族のスケジュールに合わせる必要も出てきて、日程を組むのも一苦労です。また体力の衰えもありますので、「旅行に行きたいけど、遠くはしんどいな」と感じて躊躇することも。
なお20代のうちに旅行するメリットとしては、「異文化体験や新しい価値観との出会い」など、視野を広げる体験ができることなどが挙げられています。
<3位 勉強する>
・仕事をし始めると勉強する時間がなくなり、勉強したくてもできないことが多いから(30代 女性)
・今は必死で勉強して手に職をつけましたが、やはり出遅れたことは明確です。記憶力も瞬発力も落ちてからのスタートなので、若い人とは差を感じてしまいました。「20代の早くから本気で猛勉強していたら、弁護士や会計士など、もっと年俸の高い職業に就けたのに」と機会損失を感じます(40代 女性)
・学生時代の勉強。専門知識が必要な職業に就きにくくなってしまった(50代 男性)
30代以上になってからやりたい勉強に再チャレンジしたものの、時間がなかったり、記憶力が衰えていたりして、若いうちから勉強しておくメリットを痛感した人も。
20代のうちに勉強しておかないデメリットとしては、「専門職に就けなかった」「高収入の仕事に就けなかった」などが挙げられています。機会損失というコメントも見られ、勉強しておくことが、チャンスを掴む力になるに感じる人もいることが伺えます。
<4位 交友関係を大切にする>
・いろんな人と知り合うこと。積極的に交友関係を広げなかったため、付き合いのある人は似たような人が多いです。自分と異なる環境にいる人との付き合いもあるほうが、刺激を受けたんじゃないかなと思っています(30代 女性)
・40代になっても社外の友達がほとんどできないので、20代のときに異業種交流会などに参加して、友達をたくさんつくればよかった。40代まであっという間で、身内も亡くなって自分も人生折り返しになり、頼れる人がいないため、親友と呼べる友達をつくったほうがよいと思う(40代 男性)
・30代以降になると責任あるポジションになり、仕事以外の時間がさらに減るので、仕事で直接関係のあるところ以外の人脈が広がりにくい。人脈が必要になるのは35歳くらいからなので、そのときに結構困る(50代 男性)
仕事関係以外の人脈づくりは意識しないとなかなか広がらず、交流の範囲も固定化されがちです。
人脈不足によってビジネス上での困難を感じている人もいれば、プライベートで孤独感を抱いている人も。そのため「20代で多様な人と関わって、交友関係を広げておけばよかった」と後悔するのだと考えられます。
<5位 資産運用を開始する>
・投資に関しては、失敗しても支障がない独身時代から経験を積んでおきたかった(30代 女性)
・20代のころから投資しておけば、今ごろ複利だけで生活できただろうなと思ったから(40代 女性)
・少しずつでも資産運用していれば、今頃は何倍にもなっていた可能性があるから(60代以上 男性)
投資信託などでは、投資してもすぐにお金が大きく増えるわけではありません。時間をかけて資産が増えていくため、「20代から始めて、時間を味方にすればよかった」と後悔している人が多くなりました。
「20代当時は今より株が安かった」など、今だからこその後悔もあります。
<6位 語学を習得する>
・社会人になっても学習はできるが、学生時代の自由な時間がたくさんある時期に集中して取り組めばよかったと感じる。仕事の幅や海外旅行での楽しみが増えていたと思う(30代 女性)
・英語ができたら明らかに仕事面で幅が広がる(40代 女性)
・インターネット上の「自分に必要そうな情報」の多くが英語。英語力が上がっていれば、情報収集のための時間を大幅に削減できるので(60代以上 男性)
社会人になってから語学を学ぶことはもちろん可能ですが、時間の制約や学習の継続難易度は高くなります。
また20代のうちに語学をマスターしておけば、仕事の幅が広がったのではないかと後悔している人も。実際に「英語力が足りなくて、海外駐在できなかった」など、手痛い機会損失を経験している人もいます。
<7位 貯金する>
・貯金が底をつき始めて困っているから。30代で出産してパートで働くようになったため、正社員で働いていた20代のうちに、しっかり貯金をしておけばよかったと後悔している(40代 女性)
・急にお金は貯まらないので、若いころから少しずつ貯金をしておけばよかったと思う(50代 男性)
30代以降は、結婚・出産・住宅購入など、大きな支出が続くこともあります。すると思うように貯金ができず、突発的な出費であたふたしてしまうことも。
そのため「若いうちから少額でもコツコツ貯めていれば」「給料のすべてを趣味につぎ込むんじゃなかった」と後悔する人も多くなりました。
<8位 しっかり遊ぶ>
・現在は結婚して子育てに追われているので、遊ぶ暇もないから(30代 女性)
・もっとアクティブに遊んでおけばよかった。病気になって、簡単に遊びに行けなくなったから(40代 女性)
・仕事や資格取得を理由にせずに、自分のやりたいことをやったり遊んだりすること。「遊びややりたいことは、年を重ねても体力さえあればできる」と思っていましたが、家族の介護で自分の時間はおろか睡眠時間までなくなります(50代 女性)
30代以降に家庭をもったり仕事で責任ある立場になったりすると、自分の時間が大幅に減ります。また体力や健康状態も変化し、行動の自由度が下がってしまう可能性があります。「今やらなくてもいつかできると思っていたことが、実は期間限定である」というパターンがあるのですね。
30代以降に遊びたくても遊べなくなり、「20代で思い切り遊んでおけば」と後悔する人も多くなりました。
「楽しいことに時間とお金をかける」という意味で似た回答としては、「好きなファッションを楽しむ」「自分の好きなものを買ったり、趣味にお金をかけたりする」などがありました。
<9位 恋愛を楽しむ>
・いざ婚活するときに、人を見る目や信頼関係構築面で困る(30代 男性)
・社会人になってから出会いもあまりなく、時間もあまり取れないから(30代 男性)
・もっとたくさんの人と恋をして、人生経験を積みたかった(40代 女性)
30代以降になると出会いの機会が限られ、恋愛に避ける時間や余裕も減る傾向にあります。そのため、失恋などを過度に怖がらず、20代のうちに恋愛をもっと経験しておきたかったという人も多数。
恋愛は自分や相手の「感情」や「価値観」を深く知ったり整理したりする機会でもあり、高揚感や幸福感を味わえるだけではなくて、人間的な成長にもつながります。恋愛を経験することで人生経験が増え、「人を見る目」や「人と関係を築くスキル」が磨かれたのではと感じている人も。
恋愛経験があまりないまま結婚したことで、「今の配偶者に満足していない。他にいい人がいたかも」と感じているというリアルな後悔も寄せられました。
<10位 お金の勉強をする>
・現在知識がなさ過ぎて困っている(30代 女性)
・まず社会人になる際に「どんな職業が儲かる」「こんな資格を取っていれば理想の収入につながる」など、誰からも教えてもらえなかった。義務教育の一環として、お金についての授業があって欲しかった(30代 女性)
・普通預金に貯金していただけでしたので、もったいなかったです。投資信託などを勉強したら、少しでも早く運用し始めるほうがよいとわかるはずです(40代 女性)
資産運用や収入アップの仕組みなどについて、若いうちに学んでいればよかったと感じている人もいます。「早くにお金や投資に関する知識を得ておけば、早く行動できたのに」と感じるからですね。「投資は危ないものだと思い、避けていた」「貯金はしていたけれど、お金は増えていない」という人もいました。
お金の知識は豊かな生活を実現するための手段となるので、30代以降に困らないために、20代までに身につけておくのがいいと感じている人が多くなっています。
まとめ
20代でやろうと思えばできたのに、先送りしたり怠ったりしたことがあると後悔します。とくに30代以降になると、時間・体力・記憶力が20代に比べてなくなってくるので、この3つが必要なものには、20代のうちに取り組んだほうがいいでしょう。
ただ「将来への備えが不十分で後悔した」という人もいれば、「20代でしかできない遊びや趣味をやらなくて後悔した」という人もいます。
遊びや趣味に全力投球すると、将来への備えがおろそかになって後悔するかもしれません。反対に将来のことばかり考えて「20代の今」を楽しめないと、楽しめるうちに楽しんでおけばよかったと後悔する可能性があります。
時間もお金も有限なので、「備えること」と「楽しむこと」のバランスを考える必要があるとわかりました。
▽神山晃男の考察
人材育成の観点から、特に興味深い点が二つあります。まず「資格」や「旅行」など、まとまった時間を要する行動に後悔が集中している点です。時間はあると思っていても、実際には後から確保するほうが難しく、その価値を“あとから実感する”項目ほど悔いが残るのだと感じます。特に多くの時間が必要なものほど早めにやる、というのは大事なポイントかもしれません。
もう一点は、これらの多くは30代・40代から始めても決して遅くないということです。若いうちの先行投資は意味がありますが、同時に「今の自分からでも歩み出せる」と前向きにとらえることも大切だと考えています。
▽監修者紹介

神山 晃男
1978年5月12日生まれ 長野県伊那市出身
慶應義塾大学法学部政治学科卒業
・株式会社こころみ 代表取締役
・株式会社ヒューマンエナジー 代表取締役
・株式会社ウェブリポ 代表取締役
・認定NPO法人カタリバ 監事
・医療AI推進機構株式会社 監査役
・株式会社テレノイドケア 顧問
・流通経済大学 非常勤講師
・元 株式会社イノダコーヒ 取締役
・元 ウイングアーク1st株式会社 監査役
・元 株式会社コメダ 取締役
コンサルティング会社勤務を経て、十年間投資ファンドのアドバンテッジパートナーズに勤務。コメダ珈琲店、ウイングアーク1st等を担当。
2013年6月に株式会社こころみを設立、2014年2月には高齢者向け会話型見守りサービス「つながりプラス」を開始。「コミュニケーション」と「高齢者マーケティング」の専門家として数々のセミナーや勉強会に出演中。
2014年10月より「日常会話形式による認知症スクリーニング法の開発と医療介護連携(代表研究者:佐藤眞一大阪大学大学院教授)」の共同研究者に就任。
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : 求人情報サイト・WEBメディアの運営・コンサルティング
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