【日本規格協会(JSA)】規格開発のためのコンサルティング、リサーチ機能を強化!

戦略的な標準化による市場拡大の取組を、総合的標準化機関であるJSAが支援いたします!

一般財団法人日本規格協会

一般財団法人日本規格協会(JSA)(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)は、2024年7月1日に組織変更を行い、「スタンダード・コンサルティングセンター」、「JSAグローバルリサーチセンター」を新たに設置しました。近年、標準化による戦略的なルール形成は、グローバルな市場創出や産業競争力の向上において、ますます重要なツールとなってきています。しかしながら、企業や団体にとっては、どうやって標準化活動に取り組んでいけばよいか、また、自分たちのビジネス領域での国際的な標準化や規制の動きをどう把握・整理すればよいかなど、取り掛かりにくいところもあります。JSAは、新たな体制の下、企業や団体からのオープン&クローズ戦略のご相談、標準や規制の動向調査などのご要望に対応してまいります。

 

 近年、経済のより一層のグローバル化の進展、DXによる各種技術知識の普及の加速化、グローバルサウス等の新たな経済圏の拡大等により、標準化による市場形成への取組はますます重要になってきています。

 昨年、日本産業標準調査会(JISC)基本政策部会において、「日本型標準加速化モデル」が取りまとめられました。この中では、新たな価値軸を生み出すための市場創出手段としての戦略的な標準化活動拡大の必要性が謳われています。

 また、本年、日本経済団体連合会でも「グローバルな市場創出に向けた国際標準戦略のあり方に関する提言」がまとめられ、企業による戦略的な標準化への取組により、グローバル市場を能動的に切り開いていくことの重要性が提唱されています。

 さらに、通常国会で「産業競争力強化法」が改正され、研究開発段階から標準化と知的財産を一体的に活用する戦略(オープン&クローズ戦略)の策定・活用を促進するための計画認定制度(特定新需要開拓事業計画)等が創設されました。

 しかしながら、オープン&クローズ戦略とはいっても、個別の企業の技術、ビジネスモデル、市場の状況等、標準化を取り巻く状況は様々であり、個々の企業、団体において標準化を戦略的・組織的に取り組むことは困難な面もあります。

 以上の状況を踏まえ、一般財団法人日本規格協会(JSA)は2024年7月より、「スタンダード・コンサルティングセンター」及び「JSAグローバルリサーチセンター」を設置し、企業、団体からのオープン&クローズ戦略の相談、標準や規制の動向調査などの要望に対応するよう体制を整備しました。

 下記では、「スタンダード・コンサルティングセンター」及び「JSAグローバルリサーチセンター」について、詳細を説明いたします。

【スタンダード・コンサルティングセンター】

 従来、JSAでは、国からの事業委託を受けて「新市場創造型標準化制度」によるJIS開発の支援を行ってきました。2024年6月末時点で、55規格のJISが当制度により制定され、いくつかは国際規格(ISO)にも採択されています。

 また、「標準化活用支援パートナーシップ制度」により、自治体・産業振興機関、地域金融機関、大学・公的研究機関等が「パートナー機関」として企業等と連携し、標準化を通じて、優れた技術・製品・サービスによる国内外の新市場創造等を支援しています。

 この制度は、日本の国家規格であるJISを制定することを目的としていますが、様々な理由で、他の規格を希望する企業のリクエストに応える事も可能です。JIS以外の規格には、民間規格(JSAが制定するJSA規格など)、業界(団体・工業会)規格、コンソーシアム・フォーラム規格など様々な種類があります。

 JISの制定には年単位の時間が必要ですが、例えばJSA規格は最短で3か月で制定公表できるなど、圧倒的なスピードが売りです。このように、それぞれの規格にはJISほどの公的な性格はないものの様々なメリットがあり、企業・団体の技術やビジネス環境によっては、JIS以外のアプローチが適切な場合もあります。

 「スタンダード・コンサルティングセンター」では、企業・団体様の状況に応じ、様々な標準化の戦略的な方法についてご提案いたします。

            スタンダード・コンサルティングセンター 企業の標準化活動支援イメージ
JSA規格

JSA規格については、こちらをご覧ください。

新市場創造型標準化制度

新市場創造型標準化制度については、こちらをご覧ください。

【JSAグローバルリサーチセンター】

 近年、SDGs、気候変動問題、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ジェンダーバランス、人権問題等の社会的課題の解決に、国際標準化を活用し、ルール形成をリードする動きが活発化してきています。

 同様に、水素、アンモニア、人工知能(AI)などの社会的課題に対応した個別技術に関する標準化活動も加速化しています。

 ビジネスを取り巻く状況が複雑化し、新たなルール設定が目まぐるしく行われる現代において、企業・組織がビジネスや戦略策定を行うためには、国際的な法規制や標準などのルール構築の状況を正確に把握・理解し、ときに自らルール形成をリードしていく姿勢が求められます。

 一方で、規制動向、市場、標準開発に関する動向等はそれぞれ個別に点在しており、一企業・組織で収集あるいは全容を理解することは容易ではありません。

 そこで、JSAグローバルリサーチセンターでは、これら点在する各種情報を収集・整理し、関係づけ、次のアクションにつながるインサイトを提示する「標準化インテリジェンス」活動を実施しています。

 JSAグローバルリサーチセンターは、総合的標準化機関であるJSAが持つ国内外の関係機関とのネットワークを活用し、「標準化インテリジェンス」に基づき皆様のビジネス展開・戦略や標準開発の可能性に対する各種サポートをご提供いたします。

            JSAグローバルリサーチセンター 標準化インテリジェンス活動の一例

(担当部門:規格開発本部 標準化企画・管理ユニット 標準化総括チーム MAIL: scac@jsa.or.jp)

●日本規格協会(JSA)グループについて

1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。

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会社概要

一般財団法人日本規格協会

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URL
http://www.jsa.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区三田3-11-28 三田Avanti
電話番号
-
代表者名
朝日 弘
上場
未上場
資本金
-
設立
1945年12月