WHILL社、「H.C.R. 2025国際福祉機器展&フォーラム」に出展
〜介護の未来を見据え、外出支援と家族・介助者の負担軽減を実現する新しいケアの形を提言~
WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、2025年10月8日(水)~10日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「H.C.R. 2025 第52回 国際福祉機器展&フォーラム」に出展いたします。超高齢化の加速に伴う介護の担い手不足に対し、WHILL社は2040年を見据えたケアのあり方をテーマに、利用者の「行きたい」「やりたい」を叶える外出支援と、家族・介助者の負担軽減を実現する、効率的で持続可能なケアの将来像を提言いたします。

ウィルで広がる移動とケア効率化
~2040年を見据えた、家族や介助者の負担軽減とQOL向上を叶える外出支援~
日本の総人口に占める65歳以上人口割合は2040年に約35%(約4,000万人)に達すると試算されており(注1)高齢化がピークを迎える一方で、少子化の進行により生産年齢人口は2020年比で約2割減少し、約6,000万人(総人口の約53%)にとどまる(注2)と見込まれています。その結果、高齢人口を支える介護の担い手不足がさらに深刻化すると予測されています。こうした状況を踏まえ、介護職員の負担軽減や要介護者の重度化防止を見据えたケアの在り方そのものを見直す必要にも迫られています(注3)。
また、厚生労働省では2025年6月に開催した検討会において、GPS(全地球測位システム)などの通信機能を備えた福祉用具を介護保険の給付対象に追加する拡大案が取りまとめられる(注4)など、利用者や家族の安心・安全の確保と、介護・医療従事者による効率的な利用状況の把握を見据え、現行制度の在り方を見直す動きが進んでいます。
こうしたなか、安心安全な設計で開発された電動車椅子(椅子型・ハンドル型を含む)「WHILL(ウィル)」は、ご本人の「行きたい」「やりたい」を叶える外出支援を通じて、単なる移動支援にとどまらず行動意欲やQOL(生活の質)の向上にも貢献します。地域で自立的に暮らせる社会の実現は、ご本人だけでなく介助者の家族の身体的・心理的負担を軽減し、ケアを持続的なものへと変え、ケアに関わるあらゆる人の暮らしを支えることにつながります。
WHILL社は今回のH.C.R.出展で先んじて介護の未来を見据えた提言を行うことで、こうした社会の実現に貢献してまいります。
注1、2:内閣府「令和4年版高齢社会白書」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/pdf/1s1s_01.pdf)
注3:厚生労働省の「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会において、人口減少のスピードや状況が異なる地域ごとに、サービス提供モデルや支援体制の構築を進めるとともに、テクノロジーの導入を通じた生産性向上や人材確保を図ろうとしている。(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001522890.pdf)
注4:厚生労働省「通信機能を備えた福祉用具の取扱いについて」(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001501818.pdf)
■主な実施内容
①ブースにて、介護保険適用モデル: WHILL Model RK、Model CK2・の乗り比べ体験
介護保険レンタル対象モデル「Model RK(ハンドル型)」と「Model CK2(椅子型)」に試乗いただけます。操作性や小回り性能、乗り心地を体感いただくことで、利用者一人ひとりに合った移動ツールを具体的にイメージいただけます。来場いただいた方には、ウィルのユーザー事例集やModel RK/CK2のケアプラン例、最新業界情報冊子をお渡しいたします。
※ブースでは一般販売モデルの折りたたみ可能な椅子型の「WHILL Model F」もご用意いたします。


②会場内の快適な移動ツールとして 「WHILLモビリティサービス」の提供
東京ビッグサイト会場内で、どなたでも無料でModel RK/CK2を利用できる「WHILLモビリティサービス」を提供します。広い展示会場内や来場者の往来が多い場所も簡単操作で安全かつスムーズに移動いただけるほか、ウィルを初めて利用される方や検討中の方にも、日常生活や外出先でシームレスな近距離移動を体感いただける機会となります。
③特別セミナー「今こそ必須!ICT・AI活用でケアマネ業務効率化」の開催

厚生労働省の各種検討会委員を歴任し制度設計にも携わる、株式会社マロー・サウンズ・カンパニー代表 田中紘太氏を講師に迎え、特別セミナーを実施します。アセスメントからケアプラン作成、自立支援・家族連携までをカバーし、ICT・AIを活用したケアマネジャー業務効率化の具体的事例をご紹介します。現場の課題解決に直結する、実践的な知見をお届けします。
■「H.C.R.2025 第52回 国際福祉機器展&フォーラム」WHILL社 出展概要

期間 |
2025年10月8日(水)~10日(金)10:00~17:00 ※最終日は16:00まで |
会場 |
東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1) |
入場料 |
無料 ※右記リンクより事前入場登録が必要です(https://hcr.or.jp/registration/) |
ブース場所 |
西展示棟1階 西2ホール【W-2055】 |
H.C.R. 詳細について:https://hcr.or.jp/exhibitions/cautions/
■東京ビッグサイト会場内 WHILLモビリティサービス概要

期間 |
2025年10月8日(水)~10日(金) |
貸出場所 |
西ホール1階アトリウム (西2ホール前) |
料金 |
無料 |
提供モデル |
Model RK 8台、Model CK2 10台 |
利用方法 |
カウンターで貸出同意書に必要事項をご記入の上、貸出 |
利用条件 |
・着座時に足が足置きに着く ・体重147kg以下(Model RK)、体重115kg以下(Model CK2) |
■WHILL社 セミナー(出展者プレゼンテーション)概要

タイトル |
今こそ必須!ICT・AI活用でケアマネ業務効率化 ~アセスメント・ケアプラン作成から自立支援・家族連携まで:すぐ使える具体ツールや導入事例~ |
日時 |
2025年10月10日(金) 10:30~11:30 |
開催場所 |
西2ホール内 出展者プレゼンテーションC会場 |
登壇者 |
田中紘太 氏:株式会社マロー・サウンズ・カンパニー代表取締役 池田朋宏 氏:WHILL株式会社 執行役員 モビリティセールス本部 本部長 |
内容 |
アセスメントからケアプラン作成、自立支援・家族連携までを網羅。ICT・AIを活用したケアマネ業務効率化の具体的なツールや導入事例を分かりやすく紹介します。 |
参加費 |
無料 |
申込 |
事前のお申込みは不要。当日、セミナー会場に直接お越しください。 |
参加特典 |
・電動車椅子のケアプラン/ユーザー事例 ・最新業界情報冊子(医療/介護の現場におけるモビリティの役割) |
■ウィルについて
ウィルは免許不要で歩行領域を走行できる電動車椅子規格で設計された近距離モビリティです。全4製品のうち、介護保険レンタル適用のハンドル型Model RKと椅子型Model CK2は、シンプルな操作性や出かけたくなるデザイン、5cmの段差乗り越えや凸凹道の走破性、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力やリアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特徴としています。
両モデルともバッテリーを取り外して自宅充電でき、特にModel RKにおいてはマンションの駐輪場などでも保管可能となるなど住環境を選ばず生活に一層取り入れやすいことが特徴です。Model CK2は電車などの公共交通機関や店内を含め、屋内外問わず日常的に利用いただけます。


製品について:https://whill.inc/jp/special_contents/model-c2
医療介護従者向けページ:https://whill.inc/jp/iryou_kaigo
■専門家の声:加島 守氏(高齢者生活福祉研究所所長 理学療法士)コメント 抜粋
外出や人と会う機会があることで、自分の好みのものの買い物、預貯金の出し入れといった金銭管理、そして身だしなみにも気を配るようになります。このように自分で目的を決めて出かけることは、自分の望む暮らしを実現することに直結しますし、そうした暮らしを支える手段として、電動車椅子(以下、椅子型・ハンドル型を含む)は非常に有効です。
また、通信機能付きの電動車椅子を使用すれば、もし「いつもと異なる(想定外の)生活」を送っていた場合も別居の家族が把握でき、適切なタイミングで病院の受診などのケアにつなげられるでしょう。
介護度が低い方でも例外給付を申請することにより電動車椅子の利用が可能です。早い段階から長期で利用し、できるだけ多くの人が自律した生活を送ることを願っていますし、高齢化と人手不足が進む中、介護全体の効率化にも貢献すると期待できます。
加島守(かしま・まもる) 1980年医療ソーシャルワーカーとして勤務後、理学療法士資格取得。越谷市立病院、武蔵野市立高齢者総合センター補助器具センター勤務を経て2004年10月高齢者生活福祉研究所を設立し現職。

<WHILL社について>
WHILL社は「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに、近距離移動のモビリティ・ソリューションでグローバルNo.1を目指しています。ハードウェアとソフトウェアを融合させたサービス体験で、身体状況や年齢などに関わらず、誰もが自由かつ快適に移動や外出を楽しめる世界の構築を進めています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像