電子回覧板サービスを提供 2026年度から
地域情報アプリLorcleの新機能で 25年度は実証実験を実施

中日新聞社は、町内会・自治会などの地域コミュニティー内で手軽に速く情報共有ができる電子回覧板のサービス提供に乗り出します。2025年度内に実証実験を進め、26年度から本格提供する予定です。町内会関係者や住民らが無料で使え、幅広い地域・世代の住民の暮らしを支えるツールとして普及を目指していきます。
電子回覧板は、中日新聞社が運営する地域情報アプリ「Lorcle(ロークル)」内の新機能として実装します。町内会などのコミュニティーごとにやり取りができる空間を設け、従来紙の回覧板で回していた情報などを関係者がアップすれば、コミュニティーの参加者が読むことができます。出欠確認などができるアンケート機能もあります。

少子高齢化などにより地域コミュニティーの維持が課題となる中、中日新聞社が5月に実施したアンケートでは回答者の9割が回覧板の電子化を進めるべきだと回答しました。作業負担の軽減を理由に挙げる人が多く、デジタル操作に不慣れな高齢者でも活用できる機能を求める声があり、幅広い世代の人が扱いやすいツールを開発することにしました。
電子回覧板のテスト版は既にロークル内で公開しており、機能などへの意見を12月末まで募集しています。

ロークルは、中日新聞や東京新聞などを発行する中日新聞社(名古屋市)が運営。2024年4月に愛知、岐阜、三重の東海3県でスタートし、25年に入り首都圏や関西圏にもサービスエリアを拡大。10月末日時点でエリアは11都府県の255区市町村となり、約110の自治体と約150の企業・団体が運用しています。
電子回覧板機能は、自治体や町内会・自治会が導入を決めれば、どこの地域でも利用可能です。ご興味がある方はこちらからお気軽にご相談ください。
Lorcle(ロークル)のサービスエリア
◆関東
東京都 千代田区、世田谷区、八王子市など53区市町村(島しょ部を除く)
神奈川県 横浜市、川崎市、相模原市など全33市町村
◆中部
愛知県 名古屋市、一宮市、豊橋市、豊田市など全54市町村
岐阜県 岐阜市、大垣市、多治見市、高山市など34市町村
三重県 津市、四日市市、松阪市、伊勢市、尾鷲市など全29市町
静岡県 浜松市、磐田市、御前崎市、森町の4市町
滋賀県 大津市、草津市、長浜市、米原市など全19市町
◆関西
大阪府 大阪市、堺市、豊中市、高槻市、枚方市など10市
京都府 京都市、宇治市、福知山市、亀岡市など6市
兵庫県 神戸市、姫路市、尼崎市、明石市、宝塚市など10市
奈良県 奈良市、大和郡山市、橿原市の3市
計255区市町村
ロークルでは、利用者が無料で各種の情報を見ることができ、居住地だけでなく、関心がある別の地域の情報も受け取ることができます。レジャー、グルメなどの話題を掲載するページやイベント情報を地図・カレンダーに表示したページなどがあり、各自治体・企業は、それぞれのページに身近な出来事や、イベント・観光情報、手続き情報、災害などの緊急情報などを発信していきます。電子クーポンの配布やプレゼントキャンペーンなどを随時実施しており、ユーザー数が拡大しています。
Lorcleのダウンロードはこちらから(スマートフォン専用アプリです)

サービスエリアは順次広げていく方針で、自治体や地域団体などが参加を決定いただければ、アプリにその地域の専用ページができ、情報が掲載されるようになります。また、イベント・サービスの周知などの情報掲載、情報発信に参加されたい企業を募集しております。
ご興味がある方はこちらからお気軽にご相談ください。
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