サイエンスパークサミット2025 8月1日開催
~技術革新企業とともに描く日本のサイエンスパークビジョン~

京都リサーチパークを運営する京都リサーチパーク株式会社(以下、KRP:代表取締役社長 浅野貢男)と、かながわサイエンスパークの中核的運営主体である株式会社ケイエスピー(以下、KSP:代表取締役社長 窪田規一)は8月1日(金)に「サイエンスパークサミット2025」を京都リサーチパークにてハイブリッド形式で開催します。両パークともに本年で35周年となる今回は、各地のサイエンスパークが一堂に会し、それぞれのもつ特徴的な機能やサービスなどの成果を発信し、次世代産業の創出に向けたサイエンスパークの役割を再考することを目的に、日本サイエンスパーク協会(JASPA)協力のもと開催します。第一部では一般社団法人鶴岡サイエンスパークの冨田 勝氏による基調講演を、第二部では各地のサイエンスパークが推薦する技術革新企業によるピッチをお届けします。今後のイノベーションの方向性やそれを支えるインフラの在り方を議論し、これからの日本の産業政策やエコシステム形成に向けたビジョンについて皆様と共に考えます。
■地域産業エコシステムの交流が全国に拡大
KRPとKSPおよび株式会社リヨンドの三社連携協定締結(2021年10月18日)をもとに開催してきた「東西サイエンスパークDAY」は、昨今の全国におけるサイエンスパーク開発の進展を共有するとともに今後のビジョンを協議することを目的に今回新たに「サイエンスパークサミット」として開催します。今回はKRPとKSP各地区内からの選出だけでなく、日本サイエンスパーク協会(JASPA)協力のもと、全国のサイエンスパークが推薦するとりわけ事業成長が期待される技術革新企業5社によるピッチを実施します。また、基調講演では鶴岡サイエンスパークの立ち上げに深く関わった慶應義塾大学名誉教授の冨田 勝氏を迎え、「優等生集団から革新は生まれない~脱・優等生のススメ~」をテーマにお話しいただきます。また、技術革新企業からは、これまでの成長の軌跡と今後の展望、サイエンスパークの活用策をお伝えいただきます。
当日はサイエンスパーク関係者をはじめ、産業政策やラボ施設の開発に携わる行政関連機関・ディベロッパーが集い、相互の事業創出を促します。東西の地域特性や産業支援の在り方を熟知するKSPとKRPが主催する本イベントを通し、地域産業のエコシステム拠点都市をつなぐ架け橋となります。
■サイエンスパークサミット2025 開催概要
●日時:2025年8月1日(金) 14:00~17:15 ハイブリッド開催
●場所:京都リサーチパーク 1号館4階 サイエンスホール 及び オンライン
●主催:株式会社ケイエスピー 京都リサーチパーク株式会社
●後援:神奈川県 川崎市 KISTEC 神奈川県立川崎図書館 京都府 京都市 ASTEM 京都産業21
●協賛:飛島建設株式会社 株式会社ミクロスソフトウエア
●協力:株式会社リヨンド 日本サイエンスパーク協会(JASPA)
●お申込み:https://kspkrp2025.peatix.com
※本会は、京都リサーチパークが主催する「KRPフェス」の期間中に開催いたします。
●タイムスケジュール
14:00~14:05 開会挨拶
14:05~14:50
基調講演:冨田 勝氏(一般社団法人鶴岡サイエンスパーク/慶應義塾大学 名誉教授)
「優等生集団から革新は生まれない~脱・優等生のススメ~」
14:50~15:15 トークセッション/Q&A
15:15~15:30 休憩/併設展(京都試作ネットによる技術展示)
15:30~17:10 サイエンスパーク関連企業ピッチ
17:10~17:15 閉会挨拶
【会場参加限定】
17:30~18:30 全体ネットワーキング
●サイエンスパーク関連企業ピッチ

会社名・ 登壇者氏名 |
企業ご紹介 |
【けいはんな 推薦企業】 サンシード株式会社 代表取締役 桃井 秀幸 氏 |
1957年、東大阪で創業の食品容器と医療容器に特化したパッケージメーカー。2013年に本社を「けいはんな学研都市」に移転、複数の容器製造関連技術を開発。中でも、印刷済みのフィルムを金型に事前挿入し、成形と同時にフィルム一体化させて加飾容器を製造する特許技術「Roll to IML成形」では、フィルムの厚みを従来比の1/3まで削減することに成功。環境・コスト面で顧客に高く評価されている。また、製品の検査・梱包工程の自動化装置を自社開発、さらにAGVにより構内物流完全自動化、生産管理システムと品質管理システム自動連携システムの開発など、ハード・ソフトの両面で積極的にDXを推進。2022年よりものづくり企業のDX推進を支援するサービスを開始し、複数の企業と共同開発中。2024年「第9回ものづくり日本大賞優秀賞」受賞。 |
【つくば研究支援センター 推薦企業】 Veneno Technologies株式会社 代表取締役社長 吉川 寿徳 氏 |
2020年に産業技術総合研究所(AIST)の技術シーズを基に設立されたディープテックスタートアップです。Disulfide-Rich Peptide(DRP)を活用した独自の製品開発プラットフォーム「Veneno Suite」を中心に、医薬・農薬・アニマルヘルス分野におけるオープンイノベーションを推進しています。膜タンパク質を標的とした新薬開発や環境負荷の少ない農薬・飼料添加物の開発を進め、製薬企業や化学メーカーとの共同研究を展開中です。技術アクセスフィーやライセンス契約等の収益構造を持ち、世界の健康と環境保全に貢献する製品創出を目指しています。2029年のIPOを目標に、グローバル市場での事業拡大を進めて参ります。 |
【新川崎創造のもり&かながわサイエンスパーク 推薦企業】 株式会社協同インターナショナル 代表取締役社長 池田 謙伸 氏 |
1970年創業。半導体・食品・畜産酪農・環境・ライフサイエンスと幅広い業種を手掛ける。「今まで無かったモノ」「真似されないモノ」の販売を通してお客様にメリットを提供する事を企業理念とする。半導体の主要材料である「スパッタリングターゲット」や、日本の食文化に無かった「欧州の最高級生ハム」など、常に業界のパイオニアとして市場創出してきた。不透明さを増す世界情勢は、ボーダーレスカンパニーを標榜する当社にとって格好の活躍の場と考えており、これからも業種や国境などあらゆる壁を越えて既存の価値観に囚われないチャレンジを続け、社会貢献に努めていく。新川崎創造のもりに半導体製造拠点を保有し国内外の研究開発を支えている。 |
【鶴岡サイエンスパーク 推薦企業】 フェルメクテス株式会社 代表取締役 大橋 由明 氏 |
発酵技術を活用した「発酵性タンパク質kin-pun」の製造・販売を目的として、2021年に山形県鶴岡市で設立されたバイオベンチャーです。鶴岡サイエンスパーク(TSP)を拠点に、慶應義塾大学先端生命科学研究所をはじめ、地域行政や地元企業と連携しながら、研究開発と事業展開を進めています。kin-punは、納豆菌由来の発酵性タンパク質であり、環境負荷が小さく、効率的に生産できることが特長です。食品原料としての利用にとどまらず、加工食品や新たなレシピの提案を通じて、持続可能なタンパク質摂取の選択肢を提供しています。また当社は、TSP発の上場ベンチャー企業との資本・事業提携を通じて、新たな地域エコシステムの構築にも取り組んでいます。加えて、内閣府の「地域産業創生プロジェクト」や地域企業との共同開発を通じて、技術革新と人材育成の両面から地方創生に取り組んでいます。 |
【京都リサーチパーク 推薦企業】 株式会社ピューズ 代表取締役副社長 宮下 泉 氏 |
1981年の創立当初から電動モビリティの研究開発を続けている、日本のパイオニアです。今は街でよく見かける電気自動車も、1980年代は夢の乗り物でした。今ないものを当たり前にする、これがピューズの仕事です。何年、何十年先の未来を想像しながら研究開発を繰り返し、未来の当たり前になるものと日々向き合っています。電動モビリティ開発を通し、豊かで便利な暮らしを創造するだけでなく、低炭素化社会を実現し、サスティナブルな社会に貢献することが我々のミッションです。 2年前に大阪にあった営業所をKRPに移転して活動を始め、現在はラボとオフィスを構えています。5年後、10年後の事業化を念頭に、産学連携や産産連携を推進しながらイノベーションの創出を目指しています。 |
■かながわサイエンスパークとは:

日本初の都市型サイエンスパークとして、1989年に開設。日本を代表するメーカーが林立する川崎市の中央部で、KSP内には「研究開発型の企業が生まれ育ち、交流する拠点」のコンセプトの下、117社の研究開発型企業等に3,719名が就業。創設以来、高度な研究に応じるオフィス・ラボに加え、ベンチャー企業向けの様々な支援(インキュベーション)を提供しています。KSP独自のファンドによる投資やビジネススクール、ビジネスマッチング等を行い、日本の新産業育成モデルの牽引役として国内外から評価を受けています。日本の将来の基幹産業を担うベンチャー企業の創出・育成に向けて貢献します。
■リヨンドとは:
KSPの開業以来、館内および地域の交流機能を担い、ホテル、レストラン、会議室、ホール等を運営しています。2020年にはKSP内においてコワーキングスペース&シェアオフィス「Tech-Pot」を開設するとともに「ホテルのおもてなしで暮らすように働く」をコンセプトに「都市型ワーケーションスポット」としてのブランドを確立。また、2021年7月には京都市内に新たに「HOTEL ARU KYOTO」を開業し、ホテル内にサテライトオフィスを開設するとともにコワーキングスペースを併設する「ホテルロッソ軽井沢」(長野県軽井沢町)とも提携し、ワーケーションの提案を拡げています。
■京都リサーチパークとは:

全国初の民間運営によるサイエンスパークとして1989年に開設。京都府・京都市の産業支援機関などを含めて510組織・6,000人が集積。オフィス・ラボ賃貸、貸会議室に加え、起業家育成、オープンイノベーション支援、セミナー・交流イベント開催など、新ビジネス・新産業創出に繋がる様々な活動を実施。「ここで、創発。~Paving for New Tomorrow~」をブランドスローガンとして、イノベーションを起こそうとする世界中の方々に、魅力的な交流の舞台、事業環境を提供することを通じて、世界を変える新たな事業が生まれることに貢献します。
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