“フリー”なのに“不自由”?フリーアドレス企業の4割が「相談しにくい」と回答

~組織コミュニケーションの実態と求められる仕組み~

PHONE APPLI

すべての企業をウェルビーイング企業にアップグレードすることを目指す、株式会社PHONE APPLI(本社:東京都港区、代表取締役社長:奥澤 慎哉)は、ハイブリッドワークかつフリーアドレス・フリーアドレスと固定席の混合を導入している企業(従業員数1,000名以上)に勤める会社員107名を対象に実施した、「フリーアドレス環境における組織コミュニケーション実態調査」の結果をお知らせします。

■調査背景

コロナ禍で広がったリモートワーク中心の働き方も、現在では出社への回帰傾向が見られます。フリーアドレスやハイブリッドワークといった柔軟な働き方が浸透する一方で、コミュニケーションの分断が課題として浮き上がり、企業には“場の設計”と“つながりの質”の両立が求められています。こうした背景を踏まえ、当社ではフリーアドレス環境における組織内コミュニケーションの実態を明らかにする調査を実施。以下、その結果の一部をご紹介します。

■調査結果サマリー

①「急な相談がしづらい」が4割超、即時性に欠ける業務環境

全体の42.1%が「急な相談がしづらい」と回答し、さらに39.3%が「スケジュール調整に手間取る」と感じています。これらは、日常業務において必要なタイミングでのやり取りが難しいことを示しており、相談や確認の即時性が損なわれている状況が見えてきました。

②フリーアドレス下での円滑なコミュニケーションに課題

約3人に1人(32.7%)が、「意見交換や相談がスムーズにできない」と回答。特に「誰がどこにいるか」「話しかけてよいタイミングがわからない」といったフリーアドレス特有の情報の不透明さが、コミュニケーションの壁となっていることが明らかになりました。

③社内コミュニケーションの課題の背景と解決策

円滑なコミュニケーションやチームの一体感を高めるために最も重要な仕組みとして、35.5%が「相手の状況を理解した上で適切に連絡できる仕組み」を挙げています。

また、23.4%が「チーム全体の成果や目標進捗を共有・称賛できる場」を求め、22.4%が「社員のスキルや専門性を検索できるシステム」を重要だと感じていることも明らかになりました。

これらの結果から、業務に必要な情報や人にアクセスするための「可視性」と「検索性」が十分でなく、それがコミュニケーションの障壁となっている実態が浮き彫りとなっています。

■まとめ

今回の調査で、フリーアドレス環境とハイブリッドワークの組み合わせが、従業員間のコミュニケーションに新たな課題を生じさせている実態が明らかになりました。特に、「誰がどこにいるのか」や「今話しかけてもよいのか」といった基本的な情報が不明確であることが、必要なタイミングでの迅速な相談や情報交換を妨げる要因となっています。

このような状況が続くことで、業務の遅延や非効率化にとどまらず、社員同士の偶発的な会話やちょっとした相談の機会が減少し、チームの心理的安全性や一体感が希薄になる可能性も懸念されます。

こうした課題を解決するためには、社員の居場所やステータスをリアルタイムで可視化できるツールの導入が効果的です。

さらに、部署横断的な人材検索機能や、専門性に基づくフィルタリング機能を備えることで、従業員が必要な情報や適切な担当者に迅速にアクセスできる環境を整えることができ、コミュニケーションにおける心理的ハードルの低下と、職場全体のつながりの質の向上が期待されます。

■調査レポートのダウンロードはこちら

全9問の設問と詳細な分析をまとめたレポートを、以下よりダウンロードいただけます。

■調査概要

調査名称:フリーアドレス環境における組織コミュニケーション実態調査

調査期間:2025年3月6日~2025年3月10日

調査対象:以下の条件をすべて満たす者

     ・従業員数1,000名以上の企業に勤務している

     ・ハイブリッドワークかつフリーアドレス・フリーアドレスと固定席の混合を導入している

有効回答数:107

調査機関:自社調査(調査委託先:株式会社IDEATECH)

調査方法:オンラインアンケート

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「株式会社PHONE APPLI」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://phoneappli.net/

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

《「PHONE APPLI PEOPLE」について》

PHONE APPLI PEOPLEは、コミュニケーションを変え、風通しの良い組織をつくるコミュニケーションポータルです。名刺・Web電話帳の連絡先管理、人材・スキルの可視化、居場所表示、サンクスカードなど社内に浸透させたい様々なツールと連携し、集約することで利用ユーザーの導線や煩雑化しやすい複数ツールの管理環境をシンプルにします。そして、キーワードやスキルなどで社内の専門家を、名刺データからお客様や取引先を、それぞれ簡単に見つけだし、最適なツール(チャット、メール、電話、Web会議等)でコミュニケーションをとることができ、人と人のコラボレーションを活性化させます。この「シンプルな導線」と「人と人をつなげる情報」の集約により、お互いの強みや個性を知るきっかけを提供します。多様な働き方を実現する企業を支援し、組織を強化するコミュニケーションポータルとして、多くの企業様への支援実績を有しています。

《株式会社PHONE APPLI会社概要》

代表取締役社長  :奥澤 慎哉

所在地      :〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目3番13号 ヒューリック神谷町ビル8階

設立       :2008年1月

資本金      :398,365,710円

業務内容     :PHONE APPLI PEOPLE(組織を強くするコミュニケーションポータル)等クラウドサービスの企画・開発・販売、アプリケーション開発・販売(Microsoft、Cisco、Salesforce等の連携アプリケーション)、ウェルビーイング経営のコンサルティング事業、各種IP-PBX対応アプリケーションの開発・運用

URL       :https://phoneappli.net/

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会社概要

株式会社PHONE APPLI

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URL
https://phoneappli.net/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門4丁目3番13号 ヒューリック神谷町ビル 8F
電話番号
03-5488-7001
代表者名
奥澤 慎哉
上場
未上場
資本金
3億9836万円
設立
2008年01月