地方発光学機器メーカー2代目が語る、付加価値を生み市場で評価を得る秘策書籍『創造性を励起する! -小さな尖る会社がこだわる事業承継道』発売
PRESS RELEASE
書籍『創造性を励起する! -小さな尖る会社がこだわる事業承継道』発売
2025年2月25日
株式会社日刊工業新聞社

日刊工業新聞社(代表取締役社長:井水治博 本社:東京都中央区)は、書籍『創造性を励起する! -小さな尖る会社がこだわる事業承継道』(永井規夫著)を発売します。中小企業は、大企業と比べると資金調達や人材確保の面で恵まれた状況にないことは否めません。しかし、現場に近く、判断が早くでき、長期にわたり専門分野を突き進めて深化できる点では大企業より強みがあると言えます。
-
事業ドメインの拡大に成長戦略を見出したものの
三重・伊賀の地から世界に向けて独自技術を発信し続けるナベルは、産業用機械や各種装置向け蛇腹(じゃばら)メーカーとして知られています。2022年に創業50周年を迎えた際、次の50年に向けて事業ドメインを拡大してきた歩みをもとに、事業承継のあるべき方向性を問い直して著書にまとめました。
そのとき、自社に残すべきビジネスの本質を機能的なカバー(蛇腹)と位置づけたのです。しかし、顧客の要望に応じて素材と製法を選び出し、ユーザーが使用する状況をイメージしつつ製品が役立つことを願い、モノづくりに励むことを再確認しましたが、それだけでは今後の成長はおぼつかないことを悟りました。
-
製品陳腐化を乗り越えて利益創出を可能にするノウハウが身につく
本書はバブルの崩壊以降、人口減や少子高齢化などの要因が日本経済停滞の真の理由になったかどうか、どうすれば企業が生き残り、日本の競争力が復活するかについて改めて検証しています。自社の事業承継のみならず、製造業の復権を考える上でも重要な創造性をかき立てて付加価値を生み、市場から評価を得られる永続成長のプロセスを示します。
どのように社会の新しいニーズをつかみ、社会に受け入れられる新しい製品を生み出すか。開発型中小企業が取り組むべき観点から、成長の源泉となる創造性を生み出す方法を提言しました。


-
目次
第1章 わが国の現状を分析する
第2章 中小企業に創造性が必要なわけ
第3章 中小企業の創造性のとらえ方
第4章 ナベルの創造性への取り組み
第5章 クリエイターになろう
-
書籍情報
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
仕様:四六判、並製、192頁
ISBN:978-4-526-08375-4
発行:日刊工業新聞社
発行日:2025年2月26日
-
著者紹介
永井 規夫(ながい のりお)
㈱ナベル 代表取締役社長
1957年大阪府生まれ。1980年関西大学法学部卒業。1988年(有)永井蛇腹(現ナベル)専務取締役就任。1990年から海外営業を開始。1998年ナベルUSA社長就任。2005年からナベル社長に就任。2007年「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれる。2012年ナベル中国董事長就任。2013年知財功労者賞特許庁長官賞受賞。2016年総務省「ふるさと企業大賞」受賞。2017年地域未来牽引企業に認定。2018年三重大学イノベーション学研究科後期博士課程修了。2019年日刊工業新聞主催「優秀経営者賞」最優秀経営者賞受賞。コロナ禍に際し、積極的な社内改革に着手。2022年に創業50周年を迎え、次の50年の計画を策定。書籍「美しいジャバラを求めて」(日刊工業新聞社)を上梓する。2024年三重県サステナブル経営アワードに選定された。
【問い合わせ】
日刊工業新聞社
書籍編集部 03(5644)7490
販売・管理部 03(5644)7403
日刊工業新聞社オフィシャルサイト「Nikkan Book Store」
https://pub.nikkan.co.jp/book/b10128806.html
Amazon 商品ページ
すべての画像