アンリツ、USB4® Version 2.0試験ソリューションがUSB-IFよりハードウェア認証取得
〜最大80 Gbit/sの高速インターフェース規格に対応、次世代アプリケーションの進化を支援〜

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、最新USB通信規格「USB4® Version 2.0[※](USB4 v2)」に対応した当社試験ソリューションが、標準化団体USB-IFからハードウェア認証を取得したことをお知らせします。
本ソリューションは、アンリツのシグナル クオリティ アナライザ-R MP1900AのUSBデバイス評価機能であり、USB4 v2を採用する製品の品質向上と信頼性確保に貢献し、次世代の高速インターフェースの普及を支援します。
USB4 v2は、2025年11月時点で最も新しいUSB規格であり、データ転送速度は従来のUSB4 v1(40 Gbit/s)の2倍にあたる最大80 Gbit/sを実現します。これにより、高解像度映像伝送、外付けGPU、高速ストレージ、VR/AR機器など、次世代アプリケーションへの対応が可能になります。さらに帯域効率を高める3値信号方式「PAM3」に加え、信号品質と通信開始時の調整手順であるリンクトレーニングの安定性を向上させるFrequency Variation Profile、そしてクロック切り替えを含む新しいトレーニングシーケンス「TS2.CLKSW」などを導入することで、通信性能と信頼性を大幅に向上させています。
現在は、USB4 v2対応コントロールICなどを製造する半導体メーカーからの評価・認証試験需要が中心です。今後は半導体メーカーに加えてテストハウスでの試験装置導入が進み、長期的にはUSB4 v2対応ハブ、ドッキングステーション、ケーブルなどコンシューマー製品メーカーへの需要拡大が見込まれます。
製品概要
シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900A
MP1900Aは、PCIe、USB、Thunderbolt、DisplayPort、400 GbE/800 GbEなど、さまざまな高速インターフェースのレシーバテストに対応した高性能BERT(Bit Error Rate Tester)です。業界最高レベルの高品質波形PPG、高感度入力ED、高精度ジッタ発生源(SJ、RJ、SSC、BUJ)、ノイズ発生源(CM-I/DM-I)を備え、リンクトレーニング機能やLTSSM解析にも対応しています。
[※] USB4®はUSB Implementers Forumの登録商標です。
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