クックパッド、オーブンやレンジで栗を加熱調理する際の注意点を検証し、結果を公表

〜「焼き栗」調理を安全に楽しんでいただくため、NITEと協業し実証実験を実施〜

クックパッド株式会社は、2022年7月よりNITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)と協業し、毎日の料理をより安心して楽しんでいただくために、日常の料理における危険性に関する実証実験を行っています。今回は、秋の味覚の一つである栗をテーマに、電気オーブン(以下、オーブン)や電子レンジ(以下、レンジ)で焼き栗調理を行うことを想定し、調理の際の危険性について実証実験を行いました。
実験・検証の結果「皮に十分な長さの切り込みを入れていない栗」が破裂すること、また栗半周以上の長さの切り込みを、渋皮まで達する深さで入れると破裂が防げることなどを確認しましたので、実験結果を公表するとともに注意点をお知らせします。
この実験によって得られた情報は、クックパッドニュース、クックパッド内コンテンツ「料理の安心」、公式Twitterなどでも、広く発信していきます。

 



■要約
  • クックパッドは、2022年7月よりNITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)と協業し、安心して料理を楽しむため、日常の料理における危険性に関する実証実験を行っている
  • 今回はオーブンやレンジで焼き栗調理を行うことを想定して実証実験を行い、調理の際の危険性を検証
  • 実験の結果「皮に十分な長さの切り込みを入れていない栗」をオーブンやレンジで加熱をすると、破裂する可能性があることを確認した
  • 破裂を防ぐには、栗半周以上の十分な長さの切り込みを、渋皮に達する深さで入れることが重要である
  • クックパッドは「料理の安心」の取り組みを通じて、毎日の料理を快適、且つ、安心・安全に楽しんでいただける場を提供していく


■背景
クックパッドではこれまで、毎日の料理を楽しむために知っておきたい、安心・安全にまつわる情報をクックパッド内コンテンツ「料理の安心」やニュースメディア「クックパッドニュース」、特定の食材や調理法を含むレシピに設置した「料理の安心リンク」などを通じ、みなさまにお届けしてきました。

そして2022年7月より、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)と協業を開始し*1、毎日の料理をより安心して楽しんでいただくために、料理における危険性に関する実証実験を行っています。実験によって得られた注意が必要な情報は、両者から情報発信*2を行い、事故の再発防止に繋げています。

*1:クックパッド、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)と協業し実証実験を開始(2022年7月5日):https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2022fy/prs220705.html
*2:クックパッドニュース「油はね防止でやってませんか?揚げ物をするときに「蓋」をすると危ない理由」:https://news.cookpad.com/articles/47328
【NITEとクックパッド協業】揚げ物調理における「蓋の使用」の危険性検証 (実証実験 第1弾)(2022年9月1日):https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2022fy/prs220901.html


■実証実験について

【実験概要】

・加熱器具は、レンジとオーブンを使用
・栗は、横幅3cm程度のものを使用
・栗は、5分下茹でしてから、栗の皮に下記3種類の切り込み処理を行う(参照:図1)
・切り込みを入れる場合、鬼皮だけでなく渋皮に達する深さまで入れる
・レンジ(700W、3分)とオーブン200℃または250℃、20分)で、それぞれ加熱

①切り込みなし
②切り込み1cm程度
③切り込み半周程度(横幅3cm程度の栗なら4cm程度の切り込み)
※切り込みの深さは、鬼皮だけでなく渋皮に達するまで入れる

図1:左から「切り込みなし」、「切り込み1cm程度」、「切り込み半周程度」の栗の様子(写真提供:NITE)

【実験結果】

「皮に十分な長さの切り込みを入れていない栗」に破裂の可能性を確認
レンジ、オーブンともに、「皮に十分な長さの切り込みを入れていない栗」は破裂する可能性があることが判明しました。一方で、栗に半周以上の長さの切り込みを、渋皮まで達する深さで入れると破裂しないという結果も得られました。
レンジ、オーブンともに、栗の皮の内部で生じた蒸気で内圧が高まったことが、破裂の原因と考えられます。

図2:左から「オーブンでの栗破裂後の栗の様子」、「栗の身が切れ目に詰まっている様子」(写真提供:NITE)

(データ提供:NITE)

レンジでの加熱は特に注意
レンジはオーブンと比べて、短時間で多くの栗が破裂します。今回実験で使用したレンジでは、皮に切り込みなしの栗を加熱した際、破裂の勢いでレンジ扉が開いてしまう結果となりました。それほどに、破裂の勢いが強いことがうかがえます。

【栗の破裂による3つの危険ポイント】
1. 破裂による火傷のおそれがある

時間差で栗が破裂するケースが確認できました。加熱中に破裂していなかったとしても、加熱直後に取り出した瞬間急に破裂をし、手指や顔などに熱い破裂物が飛んで火傷してしまう可能性が考えられます。

2. 庫内汚れの炭化による発火のおそれがある
破裂した際、栗が粉々になるケースや、大小さまざまな大きさの粒になって庫内へ飛び散るケースがありました。破裂物の掃除が十分に行き届かず、庫内に汚れが残ったまま加熱を続けると、汚れが炭化してしまい、発火するおそれがあります。

3. 破裂物が原因で機械故障につながる可能性がある
破裂後、レンジ・オーブン共に、さまざまな隙間へ飛び散った栗が入り込む状況が確認できました。これが原因で、機械故障につながる可能性があります。

図3:左から「オーブンでの栗破裂後の様子」、「レンジでの栗破裂後の様子」(写真提供:NITE)

【栗の破裂を防ぐ適切な下処理とは】
今回の実験結果から、オーブンやレンジで焼き栗料理をする際は、破裂を防ぐために「栗半周以上の十分な長さの切り込みを、渋皮まで達する深さで入れる」ことが、重要だと考えられます。

また、オーブンやレンジに限らず、栗を加熱器具で直接加熱する際は、同様の理由から栗が破裂する可能性があるので、長さ・深さを意識し切り込みを入れて調理することを推奨します。

実験結果の詳細は、ニュースメディア「クックパッドニュース」や​​クックパッド内コンテンツ「料理の安心」でご覧いただけます。

クックパッドニュース :https://news.cookpad.com/articles/47956
「料理の安心」コンテンツ:https://cookpad.com/cooking_supports/21032


■クックパッド株式会社 「料理の安心」企画担当 太田亜衣コメント
レンジやオーブンで栗を加熱した際の破裂事象は、SNSなどを通じて発信されている様子を目にしますし、弊社にもご質問が寄せられたこともあったことなどから、料理をされるみなさまがお困りであること・不安に感じている方がいらっしゃるかもしれないということは、以前より認識しておりました。
一方、栗は、秋の味覚であり、お料理からお菓子まで幅広く楽しめる素敵な食材です。クックパッドにもたくさんの素敵なレシピが公開されていますので、栗料理をもっと多くの方に楽しんでいただきたいという思いもありました。
そのような背景から、原因や予防策などの知見を得るために調査を続けて参りましたが、今回、NITEさんの協力を得て実証実験を行い、多くの知見を得ることができました。
この情報が一人でも多くの方の元へ届き、事故の未然防止に繋がることや、もっと毎日の料理が楽しみになることを、心より願っております。


■クックパッド「料理の安心」について
「料理の安心」は、毎日の料理を楽しみにするため、「安心・安全」にフォーカスした取り組みです。みなさまの生活の中から生まれた料理の安心・安全にまつわる疑問に関して、行政機関や専門家等から情報収集し、得た情報を下記コンテンツやレシピに設置した「料理の安心リンク」などを通じてお届けしています。料理をする全てのみなさまの毎日の料理をさらに楽しみにするため、安心づくりのお手伝いをしていきます。

「料理の安心」コンテンツ:https://cookpad.com/cooking_supports
クックパッドニュース :https://news.cookpad.com/articles/series/1242


■メディア掲載、取材に関するお問い合わせ
以下の問い合わせフォームより具体的な内容(ご企画のテーマ、質問項目、取材希望日など)を記載してお送りください。広報担当より直接お返事いたします。
実験動画や画像等素材のご提供も可能です。

広報へのお問い合わせフォーム:https://info.cookpad.com/contact/pr


■参考情報

【独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)について】

NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)は「安全とあなたの未来を支えます」をスローガンに、経済産業省所管の法令執行や政策を技術的な面から支援している公的機関です。NITE製品安全センターでは、家庭用電気製品等の事故の原因究明を再現実験により検証し、その結果を情報発信することで、製品による事故の未然防止に貢献しています。

NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構):https://www.nite.go.jp/
NITE公式Twitter(@NITE_JP):https://twitter.com/NITE_JP
YouTube NITE official:https://www.youtube.com/c/nite_JAPAN

【クックパッドについて】
クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げる、料理とテクノロジーの会社です。国内で月間約5,500万人が利用し日本を含む世界74カ国・地域、32言語で展開する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」、買い物をもっと自由にする生鮮食品EC「クックパッドマート」、健康な心身をつくる幼児向け食育絵本「おりょうりえほん by cookpad」などを運営しています。私たちは料理を通じて、ヒト、社会、地球の豊かな未来を目指します。

社名 : クックパッド株式会社 https://info.cookpad.com
本社所在地 : 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 WeWorkオーシャンゲートみなとみらい 7F/9F
代表者 : 代表執行役 岩田 林平(いわた りんぺい)
資本金 : 5,286,015千円(2022年6月末)
設立年月日 : 1997年10月1日
従業員数 : 437人(2022年6月末 連結ベース)
主要事業 : 毎日の料理を楽しみにする事業
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