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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【プレスリリース】ミャンマー 西部ラカイン州の子どもたちへの支援が急務 避難生活を送る子どもは7万8,000人

公益財団法人日本ユニセフ協会

ミャンマーの男の子※記事との直接の関係はありません。 © UNICEF/NYHQ2008-0379/Deanミャンマーの男の子※記事との直接の関係はありません。 © UNICEF/NYHQ2008-0379/Dean



※本信は ユニセフ本部の発信を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集
したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74002.html でご覧いただけます


【2014年7月4日 ニューヨーク発】
ミャンマー西部のラカイン州では、子どもたち10万5,000人以上が住民たちの衝突の
影響を受けています。このうち、7万8,000人の子どもたちは、劣悪な農村部のキャンプ
で避難生活を送っています。こうした子どもたちと厳しい状況に置かれている子どもたち
には、一刻の猶予もありません。緊急の支援を必要としています。

ラカイン州は、ミャンマーで最も貧しい州のひとつで、社会開発指標の中には世界
ワーストのものもあります。同州の5歳未満の子どもたちの半数は、慢性的な栄養不良
で発育阻害にあります。保健施設で生まれる子どもは、わずか約10%ほどで、3人に
ひとりの子どもは学校に通えていません。

この1年、ユニセフは、同州で子どもたちの栄養不良予防と栄養改善のために、数十万人
に治療食や栄養サプリメントを提供し、肺炎や下痢、マラリアといった子どもたちの命を
奪う3大感染症の感染拡大阻止のために、水と衛生の支援活動を行ってきました。2013年、
同州では、30万人の子どもたちがポリオの予防接種を受けました。今年は、23万6,000人の
子どもたちを対象に、はしか、ポリオ、破傷風やほかのワクチンの予防接種の実施を目指
しています。

ユニセフは、現地の自治体や当局、パートナー団体とともに、子どもたちの民族や出生地、
宗教、言語に関係なく、ラカイン州で厳しい状況にあるすべての子どもたちの権利と健康
のために、必要な支援を行っていきます。同州の子どもたちが置かれている厳しい状況を
知らせるためには、取り組むべきことは山積しており、またすべての子どもたちが安心
して健やかに育ち、教育を受けるには、安定した環境を作ることも必要です。


■参考情報:ミャンマーの子どもに関する統計
(出典:ユニセフ『世界子供白書 2014統計編』ほか)
・総人口 5,279万7,000人、
(18歳未満人口 1,620万人、5歳未満人口443万4,000人)
・5歳未満児死亡率 出生1,000人あたり52(世界で55番目の高さ)
・年間出生数 92万2,000人、 5歳未満児年間死亡数 4万8,000人
・妊産婦死亡率     出生10万人あたり200人

<栄養>
・5歳未満の子どもの35%(3人に約ひとり)は慢性栄養不良(発育阻害)
・5歳未満の子どもの8%は重度急性栄養不良(消耗症)

補足:発育阻害(Stunting: Chronic Malnutrition)
乳幼児期の慢性的な栄養不良の徴候を示す指標。母親が栄養不良の場合には、胎内に
いるときから発育阻害は始まります。年齢に対する身長の高さで、発育阻害かどうか
がわかります。発育阻害は、身体の成長のみならず、脳の成長、特に認知能力の面に
影響を及ぼします。世界では、5歳未満児の約4分の1にあたる1億6,500万人が
発育阻害にあるといわれています。


■ラカイン州の状況(出典:ユニセフ・ミャンマー事務所資料)
・重度急性栄養不良の子ども6,371人と、中度急性栄養不良の子ども1万1,400人が、
ユニセフとパートナー団体による支援を受ける(2012年8月~2014年5月)
・2014年1~4月に急性栄養不良と診断された子どもは9万6,912人
・2013年にポリオの予防接種を受けた子どもは30万人
・安全な水を供給された人は5万7,384人
・子ども8,200人が教材や学用品を受け取り、教育を受けられるように


▼参考記事:2013年10月8日 ラカイン州で武力衝突が再発 子どもたちが避難民に
http://www.unicef.or.jp/children/children_now/myanmar/sek_my10.html
地域内の緊張が高まり、2012年6月と10月に大規模な暴力が発生し、35万7,000人以上が
避難(14万2,500人がキャンプで生活)




■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
またはGeorgina Thompson, UNICEF New York, Mobile: +1 917 775 3874,
gthompson@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■ミャンマーにおけるユニセフの活動について
1950年より活動開始。政府と市民社会とパートナーシップを結び、ユニセフは現在、子ども
の死亡率の削減、教育へのアクセスと質の改善、暴力や虐待、搾取からの子どもの保護に
重点を置き活動しています。

http://www.unicef.org/myanmar
Facebook:https://www.facebook.com/unicefmyanmar

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URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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