【岡山大学】ホヤ由来プラズマローゲンは脳梗塞による傷害から神経細胞を保護する
2021(令和3)年 10月 3日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
<発表のポイント>
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の学術研究院医歯薬学域(医)の下徹准教授、森原隆太講師、福井裕介助教、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院の阿部康二病院長の研究グループは、ホヤ由来プラズマローゲンを事前に投与していたマウスが脳梗塞を発症すると、非投与群に比べ脳梗塞体積が減少することを明らかにしました。
脳梗塞は死因および要介護の大きな要因であり、超高齢化社会を迎えた本邦では重要な社会問題の一つです。脳梗塞の治療は、血栓溶解療法や血栓回収療法といった再開通療法の発達により治療成績が向上したものの、患者の半数以上が適用外であり、多くは血流不全のまま脳が傷害されてしまいます。
本研究では、ホヤ由来プラズマローゲンの継続的な摂取が血中および脳内の酸化ストレスを軽減し、脳梗塞によるダメージを緩和する可能性を示しました。
これらの研究成果は日本脳サプリメント学会誌「Brain Supplement」のResearch Articleとして掲載されました。
b.術後5日目の脳梗塞体積。点線内部が梗塞巣。aPlas群では術後5日目の脳梗塞体積を有意に抑制していました。
b.梗塞巣およびその周辺部に現れる傷害性に働くミクログリア細胞数がaPlas群では抑制されていました。
◆福井裕介助教からのひとこと
脳梗塞の治療や予防に関する研究を行っています。脳梗塞は健康寿命に大きく影響する疾患です。少しでも患者さんの治療につながるように研究を進めていきたいと思います。
◆論文情報
論 文 名:Antioxidative and neuroprotective effects of ascidiacea-derived plasmalogen in a mouse stroke model
掲 載 紙:Brain Supplement
著 者:Yusuke Fukui, Tian Feng, Koh Tadokoro, Yoshio Omote, Mami Takemoto, Ryuta Morihara, Toru Yamashita, Koji Abe.
U R L:https://6b95d072-44e5-4cb6-b67e-26198abec2ca.filesusr.com/ugd/
◆詳しいプレスリリースについて
ホヤ由来プラズマローゲンは脳梗塞による傷害から神経細胞を保護する
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20210929-4.pdf
◆参考情報
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
http://www.hsc.okayama-u.ac.jp/mdps/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学分野
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/shinkeinaika/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)脳神経内科学
准教授 山下徹
講師 森原隆太
助教 福井裕介
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:086-235-7365
FAX:086-235-7368
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/shinkeinaika/
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学連携・知的財産本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
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産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2021年10月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000269.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
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<発表のポイント>
- 脳梗塞モデルマウスにホヤ由来プラズマローゲンを脳梗塞前より投与すると脳梗塞後の体重減少を抑制し、脳梗塞体積を減少させる効果があることがわかりました。
- ホヤ由来プラズマローゲンの前投与は脳梗塞時の血中酸化ストレス値を減少させ、DNAや脂質の過酸化を抑制していました。
- 抗酸化作用を持つプラズマローゲンを日常的に摂取することで脳梗塞発症時の重篤化を予防する効果が期待できます。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の学術研究院医歯薬学域(医)の下徹准教授、森原隆太講師、福井裕介助教、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院の阿部康二病院長の研究グループは、ホヤ由来プラズマローゲンを事前に投与していたマウスが脳梗塞を発症すると、非投与群に比べ脳梗塞体積が減少することを明らかにしました。
脳梗塞は死因および要介護の大きな要因であり、超高齢化社会を迎えた本邦では重要な社会問題の一つです。脳梗塞の治療は、血栓溶解療法や血栓回収療法といった再開通療法の発達により治療成績が向上したものの、患者の半数以上が適用外であり、多くは血流不全のまま脳が傷害されてしまいます。
本研究では、ホヤ由来プラズマローゲンの継続的な摂取が血中および脳内の酸化ストレスを軽減し、脳梗塞によるダメージを緩和する可能性を示しました。
これらの研究成果は日本脳サプリメント学会誌「Brain Supplement」のResearch Articleとして掲載されました。
a.相対的体重の変化。術前の体重からの変化量を横軸に取りました。aPlas群では術後1日目の体重減少を有意に抑制していました。
b.術後5日目の脳梗塞体積。点線内部が梗塞巣。aPlas群では術後5日目の脳梗塞体積を有意に抑制していました。
a.脳梗塞周辺領域細胞の過酸化。aPlas群ではDNAおよび脂質が過酸化された細胞数が有意に抑制されていました。
b.梗塞巣およびその周辺部に現れる傷害性に働くミクログリア細胞数がaPlas群では抑制されていました。
◆福井裕介助教からのひとこと
脳梗塞の治療や予防に関する研究を行っています。脳梗塞は健康寿命に大きく影響する疾患です。少しでも患者さんの治療につながるように研究を進めていきたいと思います。
◆論文情報
論 文 名:Antioxidative and neuroprotective effects of ascidiacea-derived plasmalogen in a mouse stroke model
掲 載 紙:Brain Supplement
著 者:Yusuke Fukui, Tian Feng, Koh Tadokoro, Yoshio Omote, Mami Takemoto, Ryuta Morihara, Toru Yamashita, Koji Abe.
U R L:https://6b95d072-44e5-4cb6-b67e-26198abec2ca.filesusr.com/ugd/
◆詳しいプレスリリースについて
ホヤ由来プラズマローゲンは脳梗塞による傷害から神経細胞を保護する
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20210929-4.pdf
◆参考情報
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
http://www.hsc.okayama-u.ac.jp/mdps/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科脳神経内科学分野
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/shinkeinaika/
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)脳神経内科学
准教授 山下徹
講師 森原隆太
助教 福井裕介
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:086-235-7365
FAX:086-235-7368
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/shinkeinaika/
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学連携・知的財産本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
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岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
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