マーケティングとクラファンで熊本県の企業とコラボ。追大生×肥後銀行×旅館×食品会社で商品開発、交流人口拡大
熊本県不知火海(八代海)に沈む夕日が名物だが地元の土産物がない旅館と販路確保に悩む食品会社を、マーケティングで結びつけ、クラウドファンディングで商品化まで行い地域の活性化につなげようという取り組みを、追手門学院大学(略称:追大、学長:真銅正宏、大阪府茨木市)の学生たちが進めており、10月21日に大阪市内にある肥後銀行での進捗報告会に向け準備を進めています。
この取り組みはマーケティング論が専門の朴修賢教授のゼミで学んでいる経営学部の3年生19人が、昨年6月からマーケティングの思考と実践の一環で行っているものです。
朴教授が熊本を地盤とする肥後銀行と交流があり、ちょうど熊本県水俣市を舞台とした映画「MINAMATA」の上映時期と重なったことから、水俣市の交流人口拡大をテーマにオンライン会議と現地調査を重ね企画を進めてきました。
この中で不知火海に沈む夕日を名物にしている旅館に地元ならではの土産物がなかったことや、販路拡大を模索している特産の豆腐を生産している食品会社の存在を知り、豆腐を材料にした焼きドーナツの商品化に取り組みました。このほど試作品が完成し、商品化を目指して肥後銀行の関連会社であるグローカルクラウドファンディングのクラウドファンディングを活用して70万円を目標に支援を呼びかけています。
返礼品にドーナツと旅館の利用券をあてることで水俣市来訪のきっかけづくりをするほか、旅館にはドーナツの土産物が並び、食品会社は新たに旅館という販売先を確保する構想です。
クラウドファンディングは本年12月末まで(https://www.glocal-cf.com/project/otemon-doughnut)受け付けており、10月21日には大阪市内にある肥後銀行大阪支店において、関係者に進捗状況を報告します。
学生代表の一人、経営学部3年の原遼汰さんは「私たちが目で確かめた水俣市には、美しく穏やかな夕日が漂う絶景がありました。水俣市を公害のイメージに留めることなく、新たな魅力がある地域として全国へ印象づけたい」と意気込みを話しています。
【ポイント】
- マーケティングを学ぶ経営学部の学生による熊本県水俣市の活性化の取り組み
- 旅館と食品会社をつなぎ地元ならではの焼きドーナツを開発
- クラウドファンディングで支援を募り、商品化を含めた事業化まで進める
■発表者:追手門学院大学経営学部の3年生3人と朴修賢教授
11月18日(金)にも追手門学院大学(安威キャンパス)で学内関係者に成果発表を行います。
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