最初の国連連帯航空、COVID-19の医療用品をすべてのアフリカ諸国へ

アフリカ連合・国連WFP・WHO共同プレスリリース

国連WFP協会

ローマ/ジュネーブ –  最初の「国連連帯航空(UN Solidarity Flight)」は14日、エチオピアのアディスアベバを出発する予定です。そこから、航空機はCOVID-19の拡大を抑制するために供給物資が必要なアフリカのすべての国に必要不可欠な医療貨物を輸送します。


世界保健機関(WHO)の貨物は、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)により輸送されており、フェイスシールド、手袋、ゴーグル、ガウン、マスク、医療用エプロン、体温計、換気装置が含まれています。

貨物にはまた、アフリカでCOVID-19を押し戻すためにアビー・アハメド首相とジャック・マー財団とアリババ財団イニシアチブから寄付された多くの医療用品が含まれています。アフリカ連合は、アフリカ疫病予防管理センター(アフリカCDC)を通じて、物資の配給に関する技術支援と調整を提供しています。

「民間航空の多くは稼働しておらず、医療貨物は停滞しています。私たちはこのウイルスを追跡することで阻止することはできますが、私たちは協力する必要があります。国連WFPは命を救う重要な医療用品を最前線に届け、医療従事者が人々の命を救うとともに自らを保護することに尽力しています」と国連WFP事務局長のデイビッド・ビーズリーは述べました。「私たちの空の架け橋はこれを遂行するために完全に資金を得る必要があります。私たちは医療用品の貨物だけでなく、最前線で働く医療従事者や人道支援に携わる職員を搭乗させる準備ができています」と彼は続けました。

「連帯航空は、命を救う医療用品を95カ国に運ぶという、より大きなスケールの努力の一環です」と世界保健機関事務局長のテドロス・アドハノム・ゲブレイェススは述べました。「私は、アフリカ連合、アラブ首長国連邦政府、エチオピア政府、ジャック・マー財団、および全てのパートナーに、歴史のこの重要な瞬間にアフリカ諸国と連帯してくれたことに感謝します」と続けました。

重要なWHOの貨物には、100万枚の顔マスクと個人用保護具が含まれています。これらは大陸全体で30,000人を超える患者を治療する医療従事者を保護します。また、観察と検出のための検査用品も含まれています。

「アフリカ連合は、COVID-19への対応のためのアフリカ大陸戦略を支援するパートナー(WHO、国連WFP、ジャック・マー財団/アビー・アハメド首相)の努力を評価します。この医療用品は、世界的に医療用品が不足している今、非常に必要とされているものです」とアフリカ連合委員会のムーサ・ファキ・マハマト委員長は述べました。「アフリカ連合は、加盟国がこのパンデミックの間に医療サービスの需要を満たすことができることを確実にするために、必要な調整と資源を提供し続けます」と彼は続けました。

「私たちは、医療従事者が感染症の犠牲となることをまた目にしています。彼らは病院で働き、命を落としています」とWHOアフリカ地域事務局長のマシディソ・モエティは話しました。「これは受け入れられないことです。この個人用保護具が彼らの安全に役立ちます。WHOはヘルスケアの最前線にいる人々を保護することに尽力しています」と続けました。

ドバイにあるWHOの物流拠点は、7人のチームが配備され、個人用保護具と検査用品の130を超える出荷をWHOの6地域、95カ国に行うために24時間体制で稼働しています。

「アラブ首長国連邦政府のこの活動への寛大な支援により、ドバイのWHOの地域物流拠点は、これらの物資が準備され、最も必要な場所に出荷されるように重要な役割を果たしました。これは、パンデミックの発生以来、群を抜いて最大の支援物資の出荷であり、最も弱い保健制度の国々で暮らす人々が検査と治療を受けられるようにするとともに、最前線の医療従事者が適切に保護されることを確実にするものです」とWHO東地中海地域事務局長のアフメド・アルマンダーリは述べました。

国連WFPとWHOはエチオピア政府に感謝の意を表します。エチオピア政府の支援により、国連WFPは今週アディスアベバ人道航空拠点を設立しました。これはCOVID-19への対応で必要な保護装備、医療用品、そして人道支援にあたる職員をアフリカ全土に輸送するとともに、人道支援者の医療救出を支えるものです。

国連WFPの航空とロジスティクスのスタッフ25名がアディスアベバのボレ国際空港に駐在し、24時間体制で運営します。彼らは、乾貨物、温度管理や冷却保存が必要な貨物の倉庫内の保管場所を編成し、その後の空輸に備えます。国連WFPはまた、アフリカCDCと協力し、アフリカ全土の国々に専用の貨物追跡、倉庫管理、カスタマーサービスを提供しています。

「アフリカ大陸はまだCOVID-19パンデミックと闘う機会が残されているため、医療用品は時宜を得た支援です。連帯航空に代表されるような集団的で迅速な行動が重要です」とアフリカCDCのジョン・ンケンガソン局長は話しました。

3月25日に国連人道問題調整事務所(OCHA)により発足した、COVID-19に対応するために必要な20億米ドルのグローバルアピールの一環として、国連WFPは3億5000万米ドルを要請しています。この支援金により、重要な人道支援拠点を世界中に配備し、不可欠な医療貨物の保管と出荷を円滑にするとともに、貨物と人の航空輸送の連結、貨物船の手配、人道支援者や医療従事者のための航空機の手配と医療救出を提供します。これにはアディスアベバを経由する連帯航空も含まれます。これらのグローバルな人道支援コミュニティー共有のサービスを提供するために、現時点で国連WFPは3億5000万米ドルの24%(8400万米ドル)しか資金を受け取ってません。

 
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国連WFPは世界最大の人道支援機関です。緊急時に人々の命を救う食料支援を届けるとともに、社会の繁栄を築き、紛争や自然災害、気候変動の影響から再起する人々の持続可能な未来を支えています。 

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会社概要

URL
http://ja.wfp.org/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
神奈川県横浜市西区 みなとみらい1-1-1 パシフィコ横浜6F
電話番号
-
代表者名
安藤 宏基
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年10月