水戸ホーリーホックとＣＣＣ、地域課題の解決に向けたマーケティング活動の協業に関する基本合意を締結

ＣＣＣの新たなファンマーケティングの取り組みを活用し若者から地域を豊かにし、水戸ホーリーホックのホームゲームに平均9000人の来場を目指す

株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック

2024年2月22日 09時00分

Ｊ２リーグでプロサッカークラブを運営する株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック（本社：茨城県水戸市、代表取締役社長：小島耕、以下「水戸ホーリーホック」）と、TSUTAYA・蔦屋書店の展開やTポイントをもとにしたデータベースマーケティングを行うカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO：髙橋誉則、以下「ＣＣＣ」）は、このたび、水戸ホーリーホックのホームタウンである茨城県県央・県北地域における地域課題の解決に向け、両社の強みを活かしたマーケティング活動に関する協業の基本合意を締結しましたことをお知らせいたします。

基本合意締結の経緯と背景

　現在、茨城県は県央・県北地域の人口流出が大きな課題となっており、農業をはじめとした人手不足や後継者不足、市街地の閑散化、治安に対する不安など、さまざまな問題を抱えています。水戸ホーリーホックとCCCは、これからの未来を担う茨城県の若者が、将来に不安を抱えず地元に誇りを持てるよう、地域で過ごす今の時間をもっと楽しく感じてもらえる施策や支援が必要との認識が一致し、今回の取り組みを進めていくことに合意いたしました。

　水戸ホーリーホックは、2023年1試合平均来場者数が3,726人と、コロナ禍以前の2019年平均来場者数6,086人に対して回復に大きく遅れをとっています。また、近い将来の建設を目指す新スタジアム構想がある一方で、地域からの応援と機運の醸成は必至であり、地域課題の解決を通じて若者を中心に新しいファンを増やし、地域をより活性化させる必要があると考えています。そのような中、水戸ホーリーホックは2020年より「応援型Tカード」を発行しています。ファンサポーターのポイント活動が、応援するスポーツクラブの支援に繋がる仕組みをつくり、2023年1月末までに約250万ポイントのTポイントが水戸ホーリーホックの強化支援のチカラになっています。

応援型Tカード

　一方CCCは現在、地域企業や行政とともに地域を活性化させる事業展開を進めています。地域に根ざし、地域にファンを持つスポーツチームは地域の活性化に繋がるキーコンテンツであると考え、今回の水戸ホーリーホックとのファンマーケティングの取り組みを先駆けとして、今後日本各地にサービスを広げていきたいと考えています。

今回の取り組みは、「新しい原風景をこの街に」と、地域社会に約束をしている水戸ホーリーホックが描く未来のホームタウンとの関わりであり、「ヒトと世の中をより楽しく幸せにする環境＝カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」をミッションとするCCCにとってもチャレンジと捉えています。

基本合意の内容

　水戸ホーリーホックの持つプロサッカークラブ運営事業と、ＣＣＣおよびそのグループ会社が運営するリテール事業・商品企画開発事業・イベント事業データベースマーケティング事業とを連携させることで、地域の活性化とそれに伴う水戸ホーリーホックのファン基盤拡大を図ってまいります。今後、この取り組みの裏付けとなる調査を行い、具体的ないくつかのアクションプランを策定し、アクションプランごとに業務提携を行ってまいります。

今後の取り組み

　2月24日（土）に開幕する2024明治安田Ｊ２リーグの水戸ホーリーホックの開幕戦「第1節　水戸ホーリーホックｖｓいわきＦＣ」戦に来場する10代の若者を対象に、アンケートによる実態調査を行います。またホームタウン内にある大学や高校などの協力のもと、10～20代の若者へのアンケートやインタビュー活動と両社の持つデータベースなどを活用し、地域課題の実態を調査し、本質的な地域ニーズを探っていきます。そして、地域課題の解決に取り組むためのアクションプランを策定し、実行に移してまいります。具体的には、さまざまなリアルイベントの開催や両社の持つコンテンツやノウハウを活用し、今後の地域を担っていく若者を起点に地域活性化を促進し、地域課題の解決に貢献してまいります。

イメージ図