受験サポートに“経済的負担”を感じる保護者は約7割に 明光義塾調べ「物価高騰時代の受験環境実態調査」
高校受験のサポート費、約半数が“月3万円超” 物価上昇下で費用意識が高まる結果に
個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(本社:東京都新宿区)は、受験を控える中学3年生のお子さまを持つ保護者1,000名を対象に、「物価高騰時代の受験環境実態調査」を実施しました。
物価高騰が続くなか、家計への負担が増すことで、受験期に必要となる費用や進路選択への不安を抱える家庭が増えています。受験生を支える保護者にとっては、塾や教材などの費用面だけでなく、選択肢が広がる中でどのように進路を決めていくかが大きなテーマとなっています。こうした社会的背景を踏まえ、当社では中学3年生のお子さまを持つ保護者1,000名を対象に、「物価高騰時代の受験環境実態調査」を実施しました。本調査では、家庭が感じる負担感や受験期の向き合い方、進路に対する考えなど、いまの保護者の実情を明らかにします。本調査が、受験を取り巻く環境を理解する手がかりとなれば幸いです。
「物価高騰時代の受験環境実態調査」結果概要
・高校受験のサポート費、約半数が“月3万円超” 物価上昇下で費用意識が高まる結果に
・受験サポートに“経済的負担”を感じる保護者は約7割に
・保護者の約半数が物価高騰が受験に影響したと回答
・物価高騰で最も負担が増えたのは「塾・家庭教師費(51.6%)」
・専門学校・留学・通信制など“多様な進路”に前向きな保護者が約7割
<参考調査>(2025年10月実施)
・物価高騰時代、私立高校無償化に“安心感” 保護者の最も大きな期待は「家計のゆとり」
・私立高校無償化が進学行動を後押し 私立志望の保護者の8割が「選択肢が広がった」と回答
【Topics】お子さまの受験をサポートするうえで、経済的な負担を感じることはありますか?(n=1,000、単一回答方式)

受験サポートに“経済的負担”を感じる保護者は約7割に
受験を控える中学3年生の子どもを持つ保護者1,000名に、受験サポートにおける費用面の印象について調査したところ、66.8%が「負担を感じる」(強く感じる:21.1%、ある程度感じる:45.7%)と回答しました。
物価高騰が続くなか、受験にかかる費用への意識がより高まっている様子がうかがえます。
Q1. お子さまの受験サポートにかけている月平均費用を教えてください。(n=1,000、単一回答方式)

高校受験のサポート費、約半数が“月3万円超” 物価上昇下で費用意識が高まる結果に
受験サポートにかけている毎月の平均費用について調査したところ、最多回答は「3万円以上5万円未満(26.4%)」でした。また、3万円以上と回答した家庭は全体の45.4%となり、“ほぼ半数に迫る”水準であることがわかりました。
受験期ならではの学習機会を確保するための費用が一定程度かかっている実態が明らかになりました。物価高騰が続くなか、保護者のあいだでは “どのように効果的に学びを支えるか” といった費用意識が高まっている様子がうかがえます。
Q2.昨今の物価高騰は、お子さまの受験勉強や受験サポート全般にどの程度影響しましたか?(n=1,000、単一回答方式)

保護者の約半数が物価高騰が受験に影響したと回答
昨今の物価高騰が子どもの受験勉強や受験サポート全般にどの程度影響したか調査したところ、53.9%が「影響した」(大きく影響した:14.6%、ある程度影響した:39.3%)と回答しました。
費用の増加そのものに限らず、受験期の過ごし方や学習環境の整え方について、より意識するご家庭が増えていることがうかがえます。
Q3.影響のあった具体的な項目についてお答えください。(n=539、複数回答方式)

物価高騰で最も負担が増えたのは「塾・家庭教師費(51.6%)」
昨今の物価高騰が受験に影響したと回答した保護者539名を対象に、影響のあった具体的な項目について調査したところ、最多回答は「塾や家庭教師の費用(51.6%)」、次いで「食費・栄養面の工夫にかかる費用(38.0%)」、「受験模試や検定の受験費用(36.0%)」と続きました。その他にも、教材購入費(35.4%)や光熱費(34.0%)、日用品(33.8%)、交通費・送迎費(29.9%)など、多岐にわたる項目で影響がみられました。
受験期の学習環境づくりや日々の生活に幅広く影響が及んでいる様子がうかがえます。
Q4.近年推奨される多様な進路(専門学校/留学/通信制高校など)について、どのように考えますか?(n=1,000、単一回答方式)

専門学校・留学・通信制など“多様な進路”に前向きな保護者が約7割
高校進学以外の選択肢として近年注目される、専門学校・留学・通信制高校などの多様な進路について、どのように考えているか調査したところ、68.8%が「理解できる」(よく理解できる:11.9%、ある程度理解できる:56.9%)と回答しました。
物価高騰により教育費全般への意識が高まる今、「子どもに合った進路を柔軟に選びたい」という考え方が広がっていることも背景のひとつと考えられます。単に“高校進学一択”ではなく、費用面・学び方・将来の可能性を踏まえて、多様なルートを検討するご家庭が増えている様子がうかがえます。
<調査概要>
調査対象 高校進学を希望している中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名
調査期間 2025年11月28日~2025年12月2日
調査方法 インターネットリサーチ調べ
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
(参考調査)私立高校無償化が志望校選びを後押し「私立高校無償化に関する意識調査」
物価高騰で教育費への意識が高まるなか、2026年4月からの私立高校無償化の拡充(支援金上限の引き上げ・所得制限の撤廃見込み)は、多くの家庭にとって進路選択を考えるうえで大きな関心事となっています。こうした背景を踏まえ、当社では中学生の保護者を対象に意識調査を行いました。
調査からは、無償化制度が経済的な安心感につながり、進路の選択肢を前向きに検討する後押しになっていることが見えてきました。これまで費用面で私立高校をためらっていたご家庭でも、「選べる進路の幅が広がった」と感じる傾向がみられ、制度への期待が高まっている様子がうかがえます。
(参考調査①)私立高校無償化により期待することをお選びください。(n=1,000、複数回答方式)

物価高騰時代、私立高校無償化に“安心感” 保護者の最も大きな期待は「家計のゆとり」
私立高校の受験を予定している中学1年生~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名を対象に、 私立高校無償化により期待することを調査しました。その結果、最多回答は「経済的負担の軽減(68.0%)」、次いで「進学の選択肢が広がる(49.9%)」、「子どもに合った学校を選びやすくなる(47.6%)」と続きました。学費負担の軽減が受験準備を前向きに進める後押しとなっている様子がうかがえます。
(参考調査②)私立高校授業料実質無償化制度が導入されたことで、志望校の選択肢は広がりましたか。(n=1,000、単一回答方式)

私立高校無償化が進学行動を後押し 私立志望の保護者の8割が「選択肢が広がった」と回答
私立高校の授業料が実質無償化になることで、志望校の選択肢は広がったか質問したところ、80.0%が「広がった」(大きく広がった:33.0%、ある程度広がった:47.0%)と回答しました。
経済的な負担が軽減されたことで、これまで候補に入れにくかった学校も視野に入るようになり、志望校選びに前向きな変化が見られます。
物価高騰が続くいま、教育費の見通しは家庭にとって大きな関心事です。こちらの調査結果からは、無償化によって家計にゆとりが生まれ、受験や進路を前向きに考えられる“安心感”を求める保護者の姿がうかがえます。また「選択肢が広がる」「子どもに合う学校を選びやすくなる」といった声からは、経済的な理由にとらわれず、お子さまにとってより納得のいく道を選びたいという、多くの保護者の思いが感じられます。
<調査概要>
調査対象 私立高校の受験を予定している中学1年生~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名
調査期間 2025年10月3日~2025年10月6日
調査方法 インターネットリサーチ調べ
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合があります。
※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は、「明光義塾調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。
■株式会社明光ネットワークジャパン(https://www.meikonet.co.jp)
事業内容:企業としてPurpose(パーパス:存在意義)を“「やればできる」の記憶をつくる”、Visionを“「Bright Light for the Future」人の可能性をひらく企業グループとなり、輝く未来を実現する”と掲げ、個別指導塾「明光義塾」を始め、さまざまな教育サービスを運営・フランチャイズ展開しています。
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