化粧水を毛穴に浸透しやすくするための技術を開発
ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:釘丸和也)は、化粧水を毛穴内部に効率的に浸透させるための研究で以下の2点を解明しました。
①狭い毛穴の入り口を突破するのに最適な、製剤の肌への “広がりやすさ” に関する特性値の範囲
②化粧水を毛穴内部の皮脂成分となじみやすくする保湿成分
①狭い毛穴の入り口を突破するのに最適な、製剤の肌への “広がりやすさ” に関する特性値の範囲
②化粧水を毛穴内部の皮脂成分となじみやすくする保湿成分
本知見を活用することで、毛穴の狭い入り口を突破し、さらに皮脂に富んだ毛穴の内部に行き渡ると期待できる化粧水技術の開発に成功しました(図1)。本技術は、多くのお客様が抱える毛穴悩みに対応できる切り札として、今後、ポーラ・オルビスグループの商品やサービスに活用されます。
植物エキスなどの多くは水溶性であり、それらを配合しやすいのは水をベースとする化粧水などの製剤であることから、ポーラ化成工業は化粧水を対象として毛穴に浸透しやすくするための条件について研究しました。
第二の理由は、毛穴内部が皮脂に富んでいる点です。仲が良くないことを「水と油」と言うように、水は油になじまないため、たとえ化粧水が毛穴の入り口を突破できても、すみずみまでの拡散は期待できません。このことから、毛穴内部で拡散させるには化粧水を油になじみやすくする工夫が必要と考えました。
毛穴への浸透技術構築の鍵は、これら2つの課題を同時に解決することにありました。
※1 液体の表面をなるべく小さくしようとして表面に働く力。
※2 最も小さくて0.1 mm 程度
本研究で得られた知見は、毛穴に関する肌悩みの解消に役立つと期待されます。ポーラ化成では今後もお客様のニーズに応える製剤研究を行っていきます。
※3 炭素鎖と糖からなるアルキルグルコシドの1種「Mal2Far」
※4 親水的なポリオキシエチレンと疎水的なポリオキシプロピレンがランダムにグリセリンに結合した高分子
- 女性の肌悩み 第2位 “毛穴の目立ち”
植物エキスなどの多くは水溶性であり、それらを配合しやすいのは水をベースとする化粧水などの製剤であることから、ポーラ化成工業は化粧水を対象として毛穴に浸透しやすくするための条件について研究しました。
- 化粧水が毛穴内に浸透しにくい2つの理由
第二の理由は、毛穴内部が皮脂に富んでいる点です。仲が良くないことを「水と油」と言うように、水は油になじまないため、たとえ化粧水が毛穴の入り口を突破できても、すみずみまでの拡散は期待できません。このことから、毛穴内部で拡散させるには化粧水を油になじみやすくする工夫が必要と考えました。
毛穴への浸透技術構築の鍵は、これら2つの課題を同時に解決することにありました。
※1 液体の表面をなるべく小さくしようとして表面に働く力。
※2 最も小さくて0.1 mm 程度
- 毛穴の狭い入り口を突破する条件を明らかに
- 皮脂になじみやすくする保湿成分を発見
本研究で得られた知見は、毛穴に関する肌悩みの解消に役立つと期待されます。ポーラ化成では今後もお客様のニーズに応える製剤研究を行っていきます。
- 【補足資料1】 多くの女性が気にしている「毛穴の悩み」
- 【補足資料2】 微小な入り口を突破するために必要な「表面張力」と「とろみ」を解明
※3 炭素鎖と糖からなるアルキルグルコシドの1種「Mal2Far」
- 【補足資料3】 水溶性成分を皮脂成分中に微細に分散させる保湿成分を発見
※4 親水的なポリオキシエチレンと疎水的なポリオキシプロピレンがランダムにグリセリンに結合した高分子
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