ペアーズ、マチアプ出戻り界隈・生成AI利用の実態調査 マチアプを複数回利用して交際・結婚に至った人の割合は“1回だけ”の人の約1.8倍

~初回利用時より「マッチングする確率が上がった」と感じた人は約66%、生成AIに恋愛相談をした経験者は過半数に~

株式会社エウレカ

恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営する株式会社エウレカ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:山本竜馬、以下 ペアーズ)は、恋愛可処分時間が短い令和の若者がマッチングアプリをどのように利用しているのか明らかにする「マッチングアプリの出戻り」および「生成AIへの恋愛相談」に関する実態調査を実施し、2025年12月19日に結果を公開しました※1。マッチングアプリの利用経験者1,022人(20代~30代、男女)を対象に調査したところ、マッチングアプリを出会いのきっかけとして交際や結婚に至った人の割合が、アプリを1回だけ利用した人は37.5%、複数回利用した人は67.3%と約1.8倍の割合に達し、アプリの経験を深めることで結果につながりやすい傾向が明らかになりました。

※1 調査名:「『マッチングアプリの出戻り』および『生成AIへの恋愛相談』に関する実態調査」、調査期間:2025 年11月21日(金)~11月26日(水)、調査方法:インターネット調査、調査対象:1,022人(20代〜30代、男女)、調査機関:PRIZMAリサーチ

ペアーズが2025年9月に令和の若者の恋愛実態を調査したところ、恋愛・交際相手を探すために恋愛に割いた時間「恋愛可処分時間」が、平成から令和にかけて大きく減少しながらも、マッチングアプリを中心として効率的に、恋愛・交際相手を頑張って探していることがわかりました※2。実際に、こども家庭庁が2024年11月に公開した調査では、マッチングアプリを出会いのきっかけとして結婚した人の割合は4人に1人以上(25.1%)と項目別で最多を占めており※3、若者にマッチングアプリの利用が広く定着しつつある状況が伺えます。これらの実態とともに、アプリを何度も削除・再利用する「マッチングアプリ出戻りユーザー」、いわゆる“マチアプ出戻り界隈”も増加していることから、ユーザーがなぜアプリに戻るのか、戻った後にどのようなアプリ体験をしているのか、ペアーズが調査しました。

※2 調査の詳細は「“恋愛可処分時間”最長世代は恋を最も楽しんでいた平成!? ペアーズが3世代を一斉調査 縁を結ぶ人が身近にいた昭和、悩みながらも行動を起こす令和」をご覧ください。

※3 こども家庭庁「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」(2024年11月18日)の28ページから抜粋

また、総務省が2025年3月に公開した調査※4で「生成AIサービス」の利用経験者が20代で44.7%、30代で23.8%にのぼり、若者の生成AI利用が拡大していることから、マッチングアプリ利用経験者における生成AIへの恋愛相談の実態も調査。実際に20代~30代男女の過半数(53.1%)が、生成AIに恋愛相談した経験を持っていることがわかりました。あわせて、相談した理由や相談内容も調査しています。

※4 総務省「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」の「生成AIサービス利用経験(年代別、日本)」から抜粋

調査サマリ

■マッチングアプリ出戻りユーザー、“マチアプ出戻り界隈”の実態

・アプリ経験者の平均利用回数は3.8回

・交際・結婚まで至る人の割合は、1回だけ利用と比較して2回以上利用が約1.8倍

・複数回利用経験者の3人に2人が「マッチングする確率」が良くなったと回答

・再開後に生きた利用経験は「自分に合わない、NGタイプ」がわかったこと

・利用経験から改善したポイントは「写真」「マイペース」「身だしなみ」

■生成AIへの恋愛相談の実態

・マッチングアプリ利用経験者の過半数が生成AIに対する恋愛相談を経験

・相談理由TOPは「相談内容を人に知られることなく解決したかった」

・相談内容TOPは「マッチングアプリでのメッセージのやり取りの方法」

「『マッチングアプリの出戻り』および『生成AIへの恋愛相談』に関する実態調査」詳細

マッチングアプリの利用経験がある全国の20代~30代の男女1,022人を対象に、マッチングアプリに出戻りした実態、および生成AIへの恋愛相談の実態を調査しました。なお「出戻り」の定義は、「アプリの削除」または「退会」したことを1回の利用とし、同時期に複数アプリを利用している場合も1回の利用とカウントします。

マッチングアプリ出戻りユーザー、“マチアプ出戻り界隈”の実態

  • 回答者全体の交際・結婚経験者は64.3%、“1回だけ”ユーザーの経験割合は37.5%に留まる

はじめに、マッチングアプリの利用回数について尋ねたところ、2回以上利用したことがあると回答した人の割合は89.8%で、回答者全体のアプリ平均利用回数は3.8回でした。アプリの利用を一度やめて再び利用するまでのブランク期間についても尋ねたところ、TOP3は「1ヶ月~3ヶ月」(28.3%)、「3ヶ月~6ヶ月」(26.3%)、「6ヶ月~1年」(18.0%)でした。

続いて、マッチングアプリにおける交際経験の有無について尋ねたところ、交際や結婚に至った人の割合は64.3%(男性:64.8%、女性:63.7%)でした。その中で、アプリを複数回利用して交際や結婚に至った人の割合は67.3%となり、一度だけ利用して交際や結婚に至った人の割合である37.5%の約1.8倍にのぼります。交際・結婚に至る割合は男女差があまり存在しない一方で、利用経験数では初回利用から2回、3回、それ以上と、利用回数を重ねることで着実に交際・結婚に至ることがわかりました。

  • 利用経験から学んだ具体的な改善点は「写真」「マイペース」「身だしなみ」

次に、利用を再開した918人に初回利用時と比べてアプリ体験に変化があったのか「良くなった」から「悪くなった」まで4段階で尋ねたところ「マッチングする確率」が「良くなった」「どちらかというと良くなった」と回答した人は66.5%でした。この回答をした人のうち、「メッセージのやり取りのスムーズさ(手応え)」が良くなったと回答した人の合計割合は84.6%、「交際に至るまでのスピード」が良くなったと回答した人の合計割合は75.9%でした。マッチングする確率が上がったと感じた人は、続くステップのメッセージ、最終的な交際までアプリ体験が全体的に向上しています。

再びアプリに戻ったきっかけについても質問したところ、TOP3の回答は「多様な人と出会える機会が多いと感じたから」(27.1%)、「好みや相性が良い相手と出会えそうと感じたから」(26.3%)、「効率よく出会えると感じたから」(22.9%)でした。一方で、戻る際に懸念や不安がなかったか尋ねたところ、TOP3は「会うまでのメッセージのやり取りが面倒」(40.0%)、「時間や労力をかけても出会えないと感じる」(32.4%)、「好みや相性が良い相手が見つかるか」(30.9%)でした。

また、アプリの利用を再開して感じた、過去の利用経験が生きたメリットについて尋ねたところ、回答のTOP3は「自分に合わない人・NG行動が明確にわかるようになった」(31.2%)、「アプリに対する変な緊張や遠慮がなくなった」(27.5%)、「理想ばかりにとらわれなくなった」(25.7%)でした。アプリに出戻ると、過去の利用体験を冷静に振り返り、自分自身を見つめ直す回答が比較的多く選択されています。

最後に、過去の利用経験を踏まえて具体的に気をつけた、工夫したポイントについて「マッチングするまで」「マッチングしてから実際に会うまで」「実際に会った後(デート時)」の3つのシーンに分けて尋ねました。

これについて最も気をつけた、工夫したポイントは「プロフィール写真をこだわった」(37.4%)でした。続く、実際に会うまでのシーンでは「連絡方法を無理せずマイペースにした」(26.9%)、デート時では「服装や身だしなみに気を遣った」(33.2%)がトップでした。

マッチングアプリ利用者の生成AIへの恋愛相談の実態

若年層の生成AI利用が進展していることを受けてペアーズは、生成AIに対して恋愛相談した経験の有無、相談した理由、相談内容を調査しました

はじめに、生成AIに恋愛相談をした経験があるか尋ねたところ、「よくある」(13.2%)、「何回かある」(30.3%)、「一度だけある」(9.6%)と、生成AIの利用経験者が過半数(53.1%)でした。前述の総務省の調査では生成AI利用経験者が20代で44.7%、30代で23.8%となっており、マッチングアプリ利用者は、より積極的に生成AIを活用している実態が明らかになりました。とりわけ20代男性は7割弱(66.3%)が生成AIに対する恋愛相談を経験しています。

では、なぜ生成AIに恋愛相談するのでしょうか。複数回答で理由を尋ねたところ「相談内容を人に知られることなく解決したかった」(42.4%)と「24時間いつでも相談できる」(39.6%)が多く回答を集めました。以下「恥ずかしくて人には相談できなかった」(25.2%)、「友人・知人には恋愛相談がしにくい」(21.4%)、「相談相手がいなかった」(20.6%)と回答が並び、気軽に相談できる相手として生成AIを選ぶ実態が垣間見えます。

最後に生成AIに対する相談内容を複数回答で尋ねたところ「マッチングアプリでのメッセージのやり取りの方法」が28.4%でトップでした。以下「自分と相性のよい異性について」(26.9%)、「連絡に対する返信メッセージの作成」(26.5%)、「マッチングアプリに書くプロフィール文章の書き方」(26.3%)が僅差で続いており、これから関係を築く相手とのコミュニケーションに関する悩みを中心に相談しているようです。

生成AIへの恋愛相談に関する実態調査では、恋愛に正解はないが故に、出会うことの難しさも含めて誰かに相談して正解を求めたいものの、気兼ねなく打ち明ける相手も見つけることが難しく、生成AIに頼る実情が明らかになりました。相談内容は具体的な悩み(コミュニケーション方法、デート、告白)が中心で、恋活に頑張り続ける若者の“今”が映し出されている一方、「相性の良い異性」「自分の恋愛運」等の、自己診断のヒントをもらうために生成AIを利用しているケースも見られています。

ペアーズは、広義のAIを活用することでお相手をおすすめする機能におけるマッチ率が男性は約2.4倍、女性は約1.5倍向上するなど※5、マッチングパフォーマンスの向上と安心・安全な出会いを実現するためにアプリを絶えず進化させており、取り組みの結果として第三者機関であるMMD研究所の「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」(2025年9月)において利用率と交際率でNo.1を獲得しています※6。

※5 広義のAIは生成AIではなく、 ユーザーにお相手をおすすめする推薦AIです。詳細は「ペアーズのAIおすすめ機能が新テクノロジーで進化、マッチ率が男性は約2.4倍、女性は約1.5倍向上」をご覧ください。

※6 MMD研究所「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」2025年9月時点。交際率においては利用上位5サービス・アプリが対象。

■調査概要

調査名:「マッチングアプリの出戻り」および「生成AIへの恋愛相談」に関する実態調査

調査期間:2025 年11月21日~11月26日

調査方法:インターネット調査

調査対象:1,022人(20代〜30代、男女)

調査機関:PRIZMAリサーチ

※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

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代表者名
山本竜馬
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設立
2008年11月