【イベントレポート】独自のチーム強化メソッド「COROPS」記者発表会を実施
~1,600チームの仕事の進め方を研究して生まれたVUCAの時代に適した“チームの生産性向上の教科書”~
*1…リリース詳細:https://www.persol-pt.co.jp/news/2022/08/23/6563/
テクノロジーの進化や新型コロナウイルスの感染拡大によって、企業を取り巻く環境は急速に変化し複雑化しています。将来の予測が困難な状況にあることから、現代は、「VUCA※1(ブーカ)時代」と呼ばれています。
※1 VUCAとは:Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性の頭文字をとった造語
パーソルP&Tのアウトソーシング事業では、20年間にわたり、1,600チーム以上の業務実行や改善を行ってきました。これまで行ってきたチームの仕事の進め方を可視化・研究した成果として生まれたのが、独自のチーム強化メソッド「COROPS」です。
今回の発表会では、どのような方々に「COROPS」をご活用いただけるのかを中心に概要や期待される効果、今後の展開について説明(解説)しました。
また、『職場の問題地図』や『職場の科学』などビジネス書やIT技術書など35冊執筆され、ワークスタイルや組織開発を専門とする実業家の沢渡あまね氏にご登壇いただきました。沢渡氏には、「COROPS」の一般公開においてアドバイザーを担っていただいており、トークセッションでは、“チームの一体感醸成“や“学習して成長し続ける組織づくり“についてお話いただきました。
以下の通り、記者会見当日の様子(詳細)をご報告します。
■実施概要 【名称】 仕事の進め方革命!チーム強化メソッド「COROPS(コロプス)」 記者発表会 【日時】 2022年8月23日(火) 11:00~12:00 【形式】 Zoom によるオンライン開催 【プログラム】 第一部:チーム強化メソッド「COROPS」のご紹介 第二部:トークセッション ①VUCAの時代に、なぜ“ 仕事の進め方“が大切なのか? ②改善し続けられる“仕事の進め方“とは? |
■第一部:チーム強化メソッド「COROPS」のご紹介
COROPSに関して
「COROPS」とは、パーソルP&Tが独自に開発したチーム強化メソッドです。仕事が進めやすい仕組みをつくることで再現性のある成果を創出し、変化に合わせて継続的に改善/進化することを目的にしています。
チームを運営する上での4つの視点と、3つのステップで体系的に整理しています。
COROPS誕生の背景
20年間にわたり、1,600チーム以上の業務実行や改善により蓄積したノウハウを集約。
仕事の進め方に革命を起こす、VUCAの時代に適した「チームの生産性向上の教科書」が誕生しました。
COROPSの活用法
従来のプロジェクトマネジメント手法とは異なり、人事・経理・総務・ITサポートなどの管理部門や間接部門など幅広い現場で活用いただけます。
■第二部:トークセッション
テーマ①「VUCAの時代になぜ“仕事の進め方”が大切なのか?」
トークセッションの前半は、VUCAの時代における組織の研究をされてきた沢渡氏に、「VUCAの時代になぜ“仕事の進め方”が大切なのか?」を伺いました。
沢渡:今の時代は、様々なものが多様化しており、過去に答えを求めづらい時代に変化していると思います。
これからは「人」・「環境/働き方」・「テーマ(例えば、「DX」や「コロナウイルス対応」など)」の3つの
多様性に私たちは向き合う必要があると思います。多様なテーマに向き合うからこそ、チームとして統一感を
持って仕事を進めていくことが重要であり、そのために各職場環境のメンバーが共通のビジョンを持って、仕事
のプロセスを定義し、可視化することが必要です。
次に、COROPSの責任者であるパーソルP&T小野が、長くビジネスの現場でチームの業務実行や改善を行ってきた立場から、管理・間接部門における仕事の定義や進め方について話をしました。
小野:現状だと企業の管理・間接部門における、仕事の定義や進め方がきちんと定義されていなかったと感じて
います。細かな一業務に対するマニュアルはありますが、より広い視野でみる“共通の仕事の進め方”をしっかり
と可視化し、定義していくことが組織全体の生産性向上に寄与すると思います。
テーマ② 改善し続けられる“仕事の進め方”とは?
後半は、仕事の進め方を改善し続けることで、どのような成果が生まれていくのかを小野から話をさせていただきました。
小野:また、より良い仕事の進め方を定義することで、そこではたらく人が自然と仕事の進め方を学ぶことがで
き、人の成長にも直結すると考えています。そういったことを続けることで、“良い仕事の進め方”を知っている
方が世の中にたくさんいる状態を目指したいですね。
次に、沢渡氏から、自分の仕事をアップデートするために、注力するポイントについてお話いただきました。
沢渡:私が考える仕事の進め方をアップデートしていくキーワードは2つです。それは、“余白”と“主体性”で
す。
“余白”がないと、目先の仕事だけに一生懸命になってしまう。自分たちの仕事が、前後の業務にどんな価値や
影響をもたらしているかが考慮できなくなってしまいます。それらを防ぐには、“余白”が必要だと考えます。
また、ネクストステージとして、“余白”を生んでなにを行っていくか。その議論を組織として“主体性”を持って
行い、トライ&エラーを通して、変わっていく体験が重要です。これが、改善し続けられる“仕事の進め方”だと
思っています。
最後に、小野からCOROPSを活用して組織が改善した具体的な事例を紹介しました。
小野:以前私が担当していた事業が例となりますが、過去に仕事のやりがいを、なかなか持ちづらい状況があり
ました。仕事の進め方が共通化されていなかったことから仕事の受け渡しや情報伝達がきちんと流通されず、行
き違いやミスが多発する状況でした。
そこで改善していくために、全チームで「COROPS」に準拠し、仕事を可視化、進め方を共通化していきまし
た。また、改善が進み生み出された余白時間は、お客様への本質的なニーズや要望を吸い上げることに注力しま
した。余白を生み出して、組織として目指す方向に向かって、メンバー含め主体的に変化することができたので
はないかと思います。
その結果として、組織状態が改善し、退職率や業績が好転しました。また、これらの取り組みを通して、自分たちの仕事はまだまだ進化できるという、“仕事への自信”と“誇り”を持つことができたのではと振り返っています。
■登壇者プロフィール
組織変革Lab主宰・株式会社なないろのはな取締役 沢渡あまね氏
作家/ワークスタイル&組織開発専門家。『組織変革Lab』主宰。
あまねキャリアCEO/なないろのはな 浜松ワークスタイルLab取締役/NOKIOO顧問ほか。2022年度DX白書有識者委員。350以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。著書『バリューサイクル・マネジメント』『新時代を生き抜く越境思考』『職場の問題地図』ほか。#ダム際ワーキング 推進者。
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 ビジネスエンジニアリング事業部 事業部長 小野陽一
新卒でパーソルP&Tへ入社。IT業界の大手クライアントを中心に営業企画・サービス開発の支援を行う。その後、自社の関西支社の立ち上げ、基幹事業であるICTアウトソーシング事業の変革、新規事業としてのドローンビジネスの立ち上げなど、既存事業の変革と新規事業の立ち上げをそれぞれ経験。2022年よりICT、エネルギー、セキュリティを含む、アウトソーシング事業全体を管掌。様々なジャンルの業務設計、マネジメント経験を活かし「COROPS」の責任者として編集を行う。
■チーム強化メソッド「COROPS(コロプス)」について
パーソルP&Tでは、これまで20年間にわたるアウトソーシング事業で、様々な領域・職種のチーム運営や
業務実行を行ってきました。これまで行ってきたチームの仕事の進め方を可視化・研究した成果として生まれたのが、独自のチーム強化メソッド「COROPS」です。本メソッドをもとに、現場の担当者が、現状の課題を把握し、あるべき姿に向けて実行と改善、振り返りを繰り返すことで、チームの生産性や関係性の向上につなげることができます。
詳細ページ:https://www.persol-pt.co.jp/service/corops/
■パーソルプロセス&テクノロジー株式会社について<https://www.persol-pt.co.jp/>
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、人・プロセスデザイン・テクノロジーの力で、人と組織の生産性を高めることを使命としています。
お客様の事業課題に応じたコンサルティングやシステム開発、アウトソーシングのほか、人とテクノロジーが共存できる社会を目指し、RPAやAIなどを駆使した最新のテクノロジーやサービスを提供してまいります。
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人と組織にかかわる多様な事業を通じて、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。
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