「SDGs週間」に合わせ「土屋鞄」革製バッグのリユース品販売

使用済みバッグを修理専門の職人が綺麗に、価格は定価の半額~中目黒の店舗で約180製品を用意、経年変化で革の風合い異なる“一点物”

土屋鞄製造所

革製品を製造販売する老舗、(株)土屋鞄製造所(東京都足立区)は、古くなった当社の革製バッグを修理して店頭で再販売します。顧客が使わなくなったバッグを無料で引き取り、綺麗にし、味のある一点物の貴重な製品として売り出します。新品と同様の返品保証や修理サービスを付け、価格は定価から最大で半額程度に抑えます。
販売は、東京・中目黒のランドセル専門店内に専用コーナーを設けて行い、約180点を取り扱います。販売期間は、国連の「SDGs週間」(9/16~25)に合わせ、2022年9月21日(水)から10月10日(月)までです。

今回、自宅で使わなくなった当社の革製バッグを無料で引き取り、職人が丁寧に修理した製品を、約180点販売します。バッグは全て、東京・西新井の工房で、修理専門の職人が綺麗な状態にしています。製品の状態に応じ、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ(ファスナー等)の交換、糸のほつれ直し、除菌加工を行っています。

リセールするアイテムは、トートバッグやショルダーバッグ、ボストンバッグ、また当社の人気製品「大人ランドセル」など豊富な品揃えです。全て、経年変化で革の風合いなどが異なる“一点物”です。
限定生産品や廃番品といった希少なものも販売するなど、「土屋鞄」の歴史を感じていただけます。

価格は、定価の5割から7.5割程度(税込12,300円~187,500円)に抑えます。販売後は、新品と同様に返品保証や修理サービスに対応し、アフターサービスも万全の体制を整えます。
販売期間は約3週間の予定で、約180点の製品がなくなり次第終了します。
 

引き取った製品(ビフォー)と修理後(アフター)の比較、


前回のポップアップストアの様子(中目黒店)。限定生産品や廃番品などのレアアイテムのほか、人気製品「大人ランドセル」のリユース品も展開


製品の引き取りは、国内17店舗と配送(当社着払い)で、昨年(2021年)10月と今年6月に実施。合計で約800点もの製品を回収しました。

無料引き取りは、2022年10月1日(土)から10月31日(月)まで再度行い、当社運営の全国17店舗と配送で対応します。また中目黒に続き、大阪のランドセル専門店で、11月16日(水)から12月6日(火)、リユース品の販売を行う予定です。
  • リユース事業に本格参入、“革製品”ならでは!一つの物を末永く良い状態で
当社は、古くなった当社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して再販売するリユース事業に、2022年6月から本格参入しています。
一つの物を、末永く良い状態で使い続けていただく、“革製品”ならではの取り組みです。
2022年から毎年、製品を引き取る期間を設け、修理した製品を店頭にて期間限定で再販売します。
集めた製品は、リペア専門の当社職人が東京・西新井の工房で丁寧に修理、メンテナンスします。

 

革の補色から糸のほつれ直し、内装張り替え、破損パーツの交換や除菌加工も。写真は土屋鞄歴20年のベテラン職人・福田安宏(東京・西新井工房にて)

リユースアイテムには、「土屋鞄」の製品であることの認定書を付け、どのような“再生”を行ったのかを記載

また、バッグの提供者には1回の引き取りにつき当社の全店舗とオンラインストアで大人向け鞄の購入時に利用できる20%の割引クーポンを用意。買い替えを検討する方へのメリットとしています。

2023年以降は、リユース対象をバッグ以外の財布やキーケースといった小物にも広げていく計画のほか、引き取りと販売の期間延長、販売店舗の拡大、他社の革製品の取り扱いも検討していきます。
 
  • 昨年の試験運用では目標の約6倍の点数が集まり、今年から事業化
当社は昨年(2021年※)、リユースビジネスの事業化に向けてテストマーケティングを実施したところ、目標の100点を大きく上回る580点のバッグを1カ月間で引き取るなど反響を得ました。(※引き取り10/1-10/31、販売11/19-12/19に実施)

専門の職人が丁寧に修理したバッグの数々。

今回のポップアップストアでは、「大人ランドセル」のリユース品も販売(写真は新品のカット)

引き取りサービスを利用したお客様の9割が「満足」とアンケートで回答し、中には「自分のかつての愛用品が、職人の手で生まれ変わり、他の方がまた愛用してくれると思うと本当に嬉しい」といった声もありました。

再販売したのはトートバッグやショルダーバッグなど豊富な品揃えで、購入者からは「状態がとても綺麗で、驚いた」「良い味わいが出た状態のバッグを購入できて嬉しい」と、好評のうちに終えました。
今回、試験運用の検証を進め、製品の引き取りおよび販売を、毎年行う継続的な事業として展開していくことを決定しています。
  • SDGsの「つくる責任、つかう責任」を…フリマアプリでの出品・購入と差別化
当社のリユースサービスは、使わなくなった製品を職人の手で丁寧に修理することで、良い状態を保ち、より永く使えるようにして次の方にバトンタッチできます。そのため、お客様は確実にメンテナンスの行き届いたリユース品を手に入れていただけます。そこが、フリマアプリやリサイクルショップなどでの出品、購入とは異なる大きなポイントです。国連のSDGs(持続可能な開発目標)のうち「つくる責任、つかう責任」を、当社とお客様とで果たせるようなサービスとして提供します。

昨年、製品回収にご協力いただいたお客様からも、エシカルな行動につながると好評で、例えば、「十分使える鞄をフリマアプリへの出品やリサイクルショップへの売却を考えていたところ、キャンペーンを知った。どなたかに再利用していただくにも、土屋鞄でチェックいただいて販売されるのであれば、それに越したことはない」「買取店ではなく、土屋鞄でリペアした上で、リユースでもほしいと言っていただける土屋鞄ファンの方にお渡しできるなら、これ以上のことはありません」といった声を頂きました。
  • サステナブルな新事業で2026年に年間売り上げ5億円へ、リメイクも計画中
アパレル業界では今、サステナブルなファッションへの意識が急速に高まり、環境に配慮した素材を使用した製品の開発や、使い終わった衣料品の回収・再利用の対応を、各社が本格化させています。

そうした中、当社は今回の「リユース」に加えて、リメイク、リペア(修理)を加えた3本を柱とするサステナブルなプロジェクト「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)」を、今年(2022年)4月1日に立ち上げています。引き取った製品を当社の職人が新たな鞄や小物、雑貨などにリメイクして販売する“アップサイクルビジネス”や、店頭でのリペア(修理)サービスを検討しており、製品をより永く使い続けていただける環境を整えます。今後は、修理やリメイク専門の職人も採用・育成していく計画です。

そうして2026年までに、新プロジェクトの年間売上高を5億円にする目標です。

東京・西新井の工房で、職人が丁寧に修理・メンテナンス革の補色から糸のほつれ直し、破損パーツの交換や除菌加工も

革製品の「修理」は“解体して組み立て直す”ため、「新品の製造」とは全くの別物です。そのため、修理専門の技術を身に付けた熟練の職人たちが、西新井の当社工房でリユース事業に取り組みます。

バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ(ファスナー等)の交換、糸のほつれ直し、除菌加工を行い、綺麗な状態に戻します。

 

修理のイメージ。左がビフォー、右がアフター
傷みやすいバッグのハンドル(持ち手部分)もここまで綺麗に。また破損した金具は交換を行います
 
  • 販売概要
イベント名:POP UP STORE(ポップアップストア) 童具店・中目黒
期間:2022年9月21日(水)~10月10日(月・祝)
住所:153-0042 東京都目黒区青葉台3-19-8 「土屋鞄製造所 童具店・中目黒」内
アクセス:東急東横線・東京メトロ日比谷線 「中目黒駅」正面出口より徒歩12分
東急田園都市線 「池尻大橋駅」東口より徒歩9分
営業時間:11:00~18:00 定休日:火曜日
URL:https://tsuchiya-kaban.jp/pages/re-use
一般問合:03-3463-8871 (土屋鞄製造所 童具店・中目黒)
備考:販売は約3週間を予定していますが、製品がなくなり次第終了します
  • 土屋鞄のサステナブルなプロジェクト「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)
「土屋鞄製造所」は、ランドセルと鞄や小物などの革製品を製造販売する老舗鞄メーカーです。「時を超えて愛される価値をつくる」をミッションに掲げ、1965年の創業以来、製品の企画から販売まで一貫して行い、日本の感性と職人の丁寧な手仕事を大切に、お客さまの暮らしに寄り添うものづくりに取り組んでいます。この思いのもと、革製品を丁寧にお手入れし、人や世代を超え、より永く使い続けていただくための、リユース・リメイク・リペアの3本を柱としたサステナブルなプロジェクトを新たにスタートします。
プロジェクト名は、「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)」。「craft(=つくる)」を繰り返すことで、当社の“100年保証”の志を表現しています。      
【プロジェクト詳細】 https://tsuchiya-craftcrafts.jp/ 

―革製品、永く使って!無料の「お手入れサービス」を国内14店で実施

当社は、ブラッシングやオイルケアなどの手入れを店頭で行う無料サービスを、2020年12月から、大人向け鞄を取り扱う国内14店の「土屋鞄製造所」で実施しています。サービス対象は、当社の大人向け鞄取り扱い店舗の皮革製品全てです。革に精通した店舗スタッフが、革の乾燥状態やキズの具合を見極め、馬毛のブラシなど専用の道具を使い、ブラッシングやオイルケアなどの手入れをします。

―専門職人による修理サービスも、革の補色から破損パーツの交換、除菌加工など充実の内容

当社では、製品をより永く、綺麗にお使いいただけるよう、専門の職人による修理サービス(有料)も行っています。今回のリユースサービスのように、バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ(ファスナー等)の交換、糸のほつれ直し、除菌加工を行い、綺麗な状態に戻します。   
【詳細】https://tsuchiya-kaban.jp/pages/repair-service

―6年間の思い出を形に…ランドセルのリメイクサービス
土屋鞄製造所では、お使いになった自社製のランドセルを加工し、他の製品にリメイクするサービスも展開しています。高さ約15.5cmのミニチュアランドセルのほか、フォトフレーム、パスケース、ペンケース・キーチャームセット、タペストリーに作り替えられます。
  • 土屋鞄製造所について​
会社概要
・会社名:株式会社 土屋鞄製造所
・代表取締役社長:土屋成範
・所在地(本社):〒123‐0841 東京都足立区西新井7‐15‐5
・事業内容:オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売。
【URL】 https://tsuchiya-kaban.jp
・店舗数:ランドセル専門店「童具店」9店舗、大人向け鞄専門店「土屋鞄製造所」15店舗(国内12店、海外3店)、複合店2店舗※2022.1時点

お客様お問い合わせ先
お客様サポート係
電話:0120-907-647(平日10:00~17:00)

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会社概要

株式会社土屋鞄製造所

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URL
https://tsuchiya-kaban.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都足立区西新井7-15-5
電話番号
-
代表者名
土屋 成範
上場
未上場
資本金
-
設立
1965年06月