既設のカメラに繋ぐだけ、映像をいつでも・どこでも確認できる「Safie Trail Station」を提供開始
多拠点、多台数のカメラのクラウド環境を実現し、映像を一括管理
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、この度、ネットワーク接続型ストレージ製品「Safie Trail Station(セーフィー トレール ステーション)」の提供を開始します。
「Safie Trail Station」は、既設のIPカメラ(ネットワークカメラ)への接続により、セーフィーのクラウドサービス環境下での映像視聴を可能にするものです。「Safie Trail Station」 1台につき、最大32台(※2)のIPカメラの接続が可能となります。「Safie Trail Station」の複数台利用と「ハイブリッド録画プラン」の採用により、多拠点での既設カメラとクラウドカメラの一括管理を実現し、同時にネットワーク帯域の使用量を抑制することができます。

■提供の背景
これまでセーフィーでは、クラウド録画サービスを中心に市場を形成し成長してまいりました。他方、各拠点での多数のクラウドカメラ設置において、他の通信機器やサービスとの共存によるネットワーク帯域への負荷が課題となっていました。
今回提供を開始する「Safie Trail Station」は、接続されたネットワークカメラの映像を本体内のストレージに記録します。これにより「必要な映像を、必要な時に、必要な帯域で」閲覧できる環境を実現し、多数のカメラ運用時のネットワーク負荷を軽減しながら、効率的な映像管理が可能となります。また、新規にカメラを設置する際に利用できるIPカメラ2機種と周辺機器の提供も開始します。各拠点の状況に応じて既設カメラと新規カメラを組み合わせた柔軟なシステム構築が可能となり、複数拠点の一元管理を実現します。
▼参考「Safie Trail Station」の接続イメージ

さらに、既設のオンプレミス環境(※3)で運用しているアナログカメラについても、アナログエンコーダーによるクラウド化も可能(※4)です。各種カメラによる遠隔からの映像確認を実現するほか、店舗・拠点にある既設のNVR(Network Video Recorder)に接続されているディスプレイなどを有効活用しながら、クラウドカメラ環境の導入も可能となります。その他、カメラ・Viewer閲覧用の周辺機器の提供も開始します。
▼参考「ハイブリッド録画プラン」
多台数カメラ設置用途に適した録画プランです。映像を見たい時に必要なだけの通信を使用するため、ネットワーク帯域の消費量を低減します。多台数カメラ設置において課題となる、ネットワーク帯域の効率化とコストを最適化できるため、店舗や拠点のネットワークへの影響を低減し安定運用を実現します。映像の管理や操作についても「Safie Viewer(セーフィー ビューアー)」にて従来のクラウドカメラと同じように閲覧することが可能です。
■利用イメージ
「Safie Trail Staiton」の提供開始にあたり、様々な業種業態での利活用を目指しています。今後はそれぞれの業種業態や敷設する各拠点の特徴に併せて、最適な遠隔管理を実現してまいります。
【想定される業種業態】
・流通・小売業の店舗運営における多拠点、多台数の一括管理
スーパーマーケット、ホームセンター、ディスカウントストアをはじめとした売り場面積が広い業種(1店舗30台以上)や、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど中規模の売り場面積(1店舗10~30台目安)の業種において、既設カメラを含め多台数のカメラを統合的に管理し、店舗を丸ごと可視化することができます。また多店舗展開においても柔軟なシステム対応により複数拠点の一元管理も実現します。
・製造・物流業の倉庫や工場施設運営における既設カメラと併用した遠隔管理
広大な敷地に拠点を複数構える製造業、物流業では、製造工程や構内の作業記録など多台数のカメラによる映像の一括管理が可能となります。拠点内の建屋の新設や拡張に併せ、既設カメラとの柔軟な組み合わせによるネットワーク帯域とランニングコストの最適化がはかれます。
・不動産業におけるマンションの遠隔管理や介護施設における複数拠点の遠隔管理
オフィスビルや分譲マンションなど各フロアに点在する既設カメラと、新設するクラウドカメラを含めた映像の一元管理を行い、ビル管理会社と所有者の複数拠点の遠隔管理を実現します。また拠点が複数点在する介護施設も、各拠点の共用エリアに設置されている既設カメラと新しい施設のカメラを連携し、緊急時の確認など遠隔による運営を可能とします。
▼参考 店舗領域での活用イメージ
店舗の既設カメラとセーフィーのクラウドカメラを併用し、多台数による映像とAIを活用した店舗運営を実現します。店舗の状況を「いつでも・どこでも」遠隔確認できることで、店舗の安心安全な省人化を支援します。また、統計情報の計測や通知をAIにより自動化することで、店舗運営の効率化も推進していきます。

■今後の展開
「Safie Trail Station」の提供を契機に、セーフィーのクラウドカメラと既設のカメラをハイブリッド化し、多拠点、多台数の映像による最適な遠隔管理を、従来のオペレーションを変えずに実現します。また課題となっていたネットワーク帯域においても、消費量の効率化による既設システムやソリューションとの共存がはかれます。
今後予測される「8掛け社会」による労働力不足が見込まれるなか、各産業の課題と向き合い、映像データを活用したソリューションやAIの開発をさらに加速し、あらゆる産業の現場DXを実現してまいります。
(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(55.3%)
(※2)17台以上のカメラを接続する場合は、一部機能に制限があります。
(※3)映像を記録する録画装置(レコーダーやサーバー)、ソフトウェアなどの情報関連システム、モニターなど全てを設置・構築し、自社や管理施設内で管理・運用することを指します。
(※4)プレスリリース「セーフィー、既存のアナログカメラを活用し、クラウド録画サービスを利用可能とするソリューションを提供開始」(2024年9月17日発表)https://safie.co.jp/news/3529/
* 取得する情報はデータ取得者のみで閲覧し、法令に基づく場合を除き、個人データの第三者提供はいたしません。お客様にとって利便性の高い店舗作りに活用するため、人流などの統計情報を活用します。個人の特定や追跡などの利用は行いません。
■「Safie Trail Station」概要
【主な製品仕様】
・接続数:最大32台(*17台以上のカメラを接続する場合は、一部機能に制限があります)
・映像:1280×720/H.264
・音声:G.711
【主な提供機器】「Safie Trail Station」向けカメラ
・Vivotek FD9369(ドーム型カメラ)
・Vivotek IB9369(バレット型カメラ)
【主な利用条件】
・プラン:ハイブリッド録画プラン
・録画日数(概算):16台接続時30日程度、8台接続時60日程度
・対応カメラ:Onvif Profile S対応ネットワークカメラ
(*Onvif Profile Sに準拠していてもご利用できないカメラがあるため、導入前に接続確認を実施します)
導入についての詳細はこちらよりお問い合わせください。
■クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは
Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建築、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。
・データ憲章(2022年4月1日発行)
映像から未来をつくる
【セーフィー株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2014年10月
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
サービスサイトU R L https://safie.jp/
コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/
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