【10月20日は頭髪の日】頭皮のしこりに気づいた経験者の67.3%がシャンプー中に発見、しかし医療機関受診率はわずか23.7%にとどまる実態が明らかに
〜外毛根鞘嚢腫・粉瘤の認知度調査と髪を剃らない日帰り手術の選択肢〜
【結論】本調査のポイント
【結論】頭にできたしこりの多くは外毛根鞘嚢腫(がいもうこんしょうのうしゅ)または粉瘤(ふんりゅう)という良性腫瘍です。これらは放置すると徐々に大きくなり、炎症を起こすリスクがあるため、早期の医療機関受診が推奨されます。手術の際は、最小限の剃毛で済む術式を選択することで、術後の見た目への影響を抑えることが可能です。
・頭皮のしこりに気づいた人の67.3%がシャンプー中に発見している
・しこりに気づいてから医療機関を受診した人はわずか23.7%
・受診しない理由の第1位は「髪を剃られるのが嫌」で41.5%
用語解説
■ 外毛根鞘嚢腫(がいもうこんしょうのうしゅ)とは
外毛根鞘嚢腫とは、毛根を包む外毛根鞘の細胞が袋状に増殖し、内部に角質物質が蓄積してできる良性腫瘍である。頭皮に好発し、粉瘤と類似した硬いしこりとして触知されるが、袋の壁の構造が異なる点が特徴である。
■ 粉瘤(ふんりゅう)とは
粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に垢や皮脂などの老廃物が溜まることで形成される良性腫瘍である。アテロームとも呼ばれ、体のどこにでもできるが頭皮も好発部位の一つである。自然治癒することはなく、放置すると徐々に増大する。
■ くり抜き法(へそ抜き法)とは
くり抜き法とは、粉瘤や外毛根鞘嚢腫の手術において、円形のメスで小さな穴を開けて内容物と袋を摘出する術式である。従来の切開法と比較して傷跡が小さく、頭皮では剃毛範囲を最小限に抑えられる利点がある。
頭皮の粉瘤・外毛根鞘嚢腫の手術方法比較
|
比較項目 |
くり抜き法 |
従来の切開法 |
|
傷の大きさ |
4〜6mm程度 |
腫瘍径の1〜1.5倍 |
|
剃毛範囲 |
最小限(数mm〜1cm程度) |
広範囲(3〜5cm程度) |
|
手術時間 |
約15〜30分 |
約30〜60分 |
|
抜糸 |
不要または1〜2針 |
必要(5〜10針程度) |
|
ダウンタイム |
3〜5日 |
1〜2週間 |
|
費用目安(3割負担) |
約4,000〜12,000円 |
約5,000〜15,000円 |
|
再発リスク |
やや高い(3〜5%) |
低い(1〜2%) |
※当院監修医師の30,000件以上の皮膚腫瘍手術実績に基づく数値です。腫瘍のサイズや状態により適応が異なります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、10月20日の「頭髪の日」に合わせ、頭皮のしこり(できもの)に関する意識調査を実施しました。本調査では、頭皮にしこりを発見した経験のある方を対象に、発見のきっかけや医療機関受診に対する意識、治療への不安などを明らかにしました。
調査背景
「頭髪の日」は、日本毛髪科学協会が毛髪に関する正しい知識を広めるために制定した記念日です。頭髪のケアが注目されるこの日に、頭皮に発生する良性腫瘍(外毛根鞘嚢腫・粉瘤)についての認知度向上を図るため、本調査を企画しました。当院監修医師の30,000件を超える皮膚腫瘍手術の経験から、頭皮のしこりで来院される患者様が「髪を剃られるのでは」という不安を強く持っていることに着目し、実態を調査することとしました。
調査概要
調査対象:頭皮にしこり(できもの)を発見した経験のある全国の20〜60代の男女
調査期間:2026年10月5日〜10月14日
調査方法:インターネット調査
調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】約7割がシャンプー中に頭皮のしこりを発見
設問:頭皮のしこり(できもの)に気づいたきっかけを教えてください。

シャンプー時は頭皮を直接触る機会が多いため、しこりの発見につながりやすいことがわかりました。日常的な頭皮ケアの際に異変に気づくことの重要性が示唆されています。
【調査結果】しこり発見後、受診したのは約4人に1人のみ
設問:頭皮のしこりに気づいてから、医療機関を受診しましたか?

頭皮のしこりに気づいても、過半数が医療機関を受診していない実態が明らかになりました。放置により腫瘍が増大したり炎症を起こすリスクがあることを考えると、啓発の必要性が高いといえます。
【調査結果】受診をためらう理由の第1位は「髪を剃られることへの抵抗感」
設問:医療機関を受診していない・ためらっている最大の理由は何ですか?(未受診者対象)

髪を剃ることへの抵抗感が最大の障壁となっていることが判明しました。特に女性や接客業の方にとって、髪の見た目への影響は大きな懸念事項であり、剃毛を最小限に抑える術式の情報提供が重要です。
【調査結果】外毛根鞘嚢腫・粉瘤の認知度は約3割にとどまる
設問:頭皮にできる「外毛根鞘嚢腫」や「粉瘤」という疾患名を知っていましたか?

約7割の方が疾患名を知らない状態で頭皮のしこりを発見していることがわかりました。疾患についての正しい知識がないまま放置してしまうケースが多いと考えられます。
【調査結果】手術で最重視するのは「剃毛範囲」が48.3%でトップ
設問:頭皮のしこりを手術で取る場合、最も重視することは何ですか?

約半数が剃毛範囲を最重視しており、髪の見た目への影響が手術を決断する上での最大の関心事であることが改めて確認されました。くり抜き法など剃毛を最小限に抑える術式へのニーズが高いことがわかります。
調査まとめ
本調査により、頭皮のしこりは多くの場合シャンプー中に発見されるものの、医療機関の受診率は23.7%にとどまることが明らかになりました。受診をためらう最大の理由は「髪を剃られることへの抵抗感」で41.5%を占め、特に見た目への影響を懸念する声が多く聞かれました。また、外毛根鞘嚢腫や粉瘤といった疾患名の認知度は低く、約7割が知らないまましこりを放置している実態も判明しました。髪を剃る範囲を最小限に抑える術式の存在や、放置によるリスクについて正しい情報を提供することが、早期受診につながる鍵となりそうです。
医師コメント|アイシークリニック 髙桑康太医師
当院監修医師の30,000件を超える皮膚腫瘍手術の経験から申し上げると、頭皮のしこりの多くは外毛根鞘嚢腫または粉瘤であり、いずれも良性腫瘍ですが、放置すると確実に大きくなります。早期に適切な治療を受ければ、髪への影響を最小限に抑えた日帰り手術が可能です。
頭皮にできるしこりで最も多いのが粉瘤と外毛根鞘嚢腫です。粉瘤は皮膚の下に袋ができて老廃物が溜まる疾患で、外毛根鞘嚢腫は毛根を包む組織が嚢腫化したものです。どちらも見た目や触った感触は似ていますが、病理学的には異なる疾患です。重要なのは、これらは自然に治ることがなく、放置すると少しずつ大きくなるという点です。
多くの患者様が「痛くないから」「髪を剃られたくないから」と受診を先延ばしにされますが、腫瘍が大きくなるほど手術の傷も大きくなり、剃毛範囲も広がります。さらに、細菌感染を起こして炎症性粉瘤となると、まず炎症を抑える処置が必要になり、完全摘出までに複数回の通院が必要になることもあります。
頭皮の粉瘤・外毛根鞘嚢腫の手術では、くり抜き法を選択することで剃毛範囲を最小限に抑えることが可能です。直径1〜2cm程度の腫瘍であれば、剃毛は数mm〜1cm程度で済むことが多く、周囲の髪で十分にカバーできます。保険適用で受けられるため、費用面でも負担は大きくありません。
当院では頭皮の腫瘍手術を数多く手がけており、患者様の髪への配慮を重視した術式を選択しています。しこりに気づいたら、まずは皮膚科や形成外科を受診し、正確な診断を受けることをお勧めします。
【エビデンス】当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づくと、頭皮の粉瘤・外毛根鞘嚢腫は早期に摘出するほど傷が小さく、剃毛範囲も最小限で済みます。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、粉瘤は自然治癒しないため、増大傾向がある場合や感染を繰り返す場合は外科的摘出が推奨されています。
頭皮のしこりの特徴と受診の目安
・シャンプー時に触れてわかる硬いしこりは粉瘤や外毛根鞘嚢腫の可能性が高い
・痛みがなくても放置すると大きくなり、剃毛範囲が広がるリスクがある
・赤み・腫れ・痛みが出た場合は炎症を起こしているため早急に受診を
髪を剃らない・最小限で済む手術のポイント
・くり抜き法なら剃毛は数mm〜1cm程度で済むことが多い
・早期受診で腫瘍が小さいうちに摘出すれば傷も小さい
・日帰り手術で当日から洗髪可能(患部を避ければ)なことも多い
費用と保険適用について
・粉瘤・外毛根鞘嚢腫の手術は保険適用
・3割負担で約4,000〜15,000円程度(腫瘍のサイズによる)
・診察当日に手術可能な場合もあり、通院回数を最小限にできる
髙桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. 頭にできたしこりは何ですか?何科を受診すればいいですか?
A. 頭皮のしこりの多くは粉瘤または外毛根鞘嚢腫という良性腫瘍であり、皮膚科または形成外科を受診してください。
本調査でも67.0%の方が疾患名を知らなかったように、頭皮のしこりは自己判断が難しい症状です。粉瘤と外毛根鞘嚢腫は見た目が似ており、確定診断には医師の診察が必要です。当院監修医師の経験では、頭皮のしこりで来院される方の約8割がこれらの良性腫瘍ですが、稀に他の疾患の可能性もあるため、皮膚科や形成外科での診察をお勧めします。
Q2. 頭皮の粉瘤は放置するとどうなりますか?大きくなりますか?
A. 頭皮の粉瘤は放置すると徐々に大きくなり、感染・炎症のリスクが高まります。
粉瘤は内部に老廃物が蓄積し続けるため、自然治癒することはなく、時間とともに確実に大きくなります。本調査で54.6%が「受診していない・する予定もない」と回答していますが、腫瘍が大きくなるほど手術の傷も大きくなり、剃毛範囲も広がります。また、細菌感染を起こすと赤く腫れて痛みが出る「炎症性粉瘤」となり、治療が複雑化します。
Q3. 頭のできものの手術で髪は剃りますか?どのくらい剃られますか?
A. 手術方法により異なりますが、くり抜き法なら剃毛は数mm〜1cm程度で済むことが多いです。
本調査で受診をためらう理由の第1位が「髪を剃られるのが嫌」(41.5%)でしたが、くり抜き法を選択することで剃毛範囲を最小限に抑えることが可能です。従来の切開法では3〜5cm程度の剃毛が必要でしたが、くり抜き法では腫瘍周囲の数mm〜1cm程度で済むことが多く、周囲の髪で十分にカバーできます。
Q4. 頭皮の粉瘤手術の費用はいくらですか?保険は使えますか?
A. 粉瘤・外毛根鞘嚢腫の手術は保険適用で、3割負担で約4,000〜15,000円程度です。
本調査では費用を心配して受診をためらう方が9.8%いましたが、これらの腫瘍の手術は保険適用となります。費用は腫瘍のサイズにより異なり、直径2cm未満で約4,000〜8,000円、2〜4cmで約8,000〜12,000円、4cm以上で約12,000〜15,000円程度が目安です(3割負担の場合)。日帰り手術のため入院費用もかかりません。
Q5. 頭皮の粉瘤は自分で潰しても大丈夫ですか?
A. 自分で潰すことは絶対に避けてください。感染や炎症のリスクが高まります。
粉瘤を自分で潰そうとすると、内容物が完全に排出されず袋が残るため再発します。また、不衛生な状態で穴を開けると細菌感染を起こし、炎症性粉瘤となって治療が長引きます。当院監修医師の経験では、自己処置を試みた結果、かえって腫瘍が大きくなったり感染を起こして来院される方が少なくありません。必ず医療機関で適切な処置を受けてください。
放置のリスク
・放置すると腫瘍が徐々に大きくなり、手術の傷や剃毛範囲が広がる
・細菌感染を起こすと炎症性粉瘤となり、赤み・腫れ・痛みが出る
・炎症を繰り返すと周囲組織との癒着が進み、手術が複雑化する
・稀だが悪性腫瘍(皮膚がんなど)との鑑別が必要な場合もある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・シャンプー中に触れてわかる硬いしこりがある
・しこりが以前より大きくなってきた
・しこりに赤み・腫れ・痛みが出てきた
・しこりから膿や臭いのある液体が出る
・しこりの原因がわからず不安がある
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・頭皮の粉瘤・外毛根鞘嚢腫の日帰り手術に対応
・くり抜き法により剃毛範囲を最小限に抑えた手術が可能
・診察当日の手術にも対応(予約状況・症状による)
・新宿・渋谷・上野・池袋・東京・大宮の6院で土日診療も実施
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 One-葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
ご予約はこちら
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック新宿院 皮膚科・形成外科
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック渋谷院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック上野院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック池袋院
東京の粉瘤・ほくろ・できもの・赤ら顔・ワキガ治療 アイシークリニック東京院
すべての画像
