エンプロイアビリティの向上を重視しつつストレス軽減を望む日本の働き手の実態「ワークモニター2025パルス調査~人材定着を促すギブアンドテイク」を公開

日本を含む世界7カ国で実施した調査で、働き手がキャリアにおいて何を優先し、何を譲歩できるのかを分析 雇用され続ける能力向上を求めながらストレス軽減や時間の自由など譲れないポイントが明らかに

ランスタッド

総合人材サービスを提供するランスタッド株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長 猿谷哲)は本日7月2日に、働き手が仕事をする条件として何を重視し、何を妥協できるのかを調査した「ワークモニター2025パルス調査~働き手が譲れること、譲れないこと~人材定着を促すギブアンドテイク」(日本語版)を公開いたします。日本を含む世界7カ国の労働者5,250名を対象に調査したもので、エンプロイアビリティ(雇用され続ける能力)を高められるかどうかを重視しつつ、ストレス軽減を望む日本の働き手の意識が明らかになりました。

普遍的に通用するエンプロイアビリティ(雇用され続ける能力)が最優先

世界の労働者の67%、日本の66%がリモートワークよりもエンプロイアビリティ(企業に雇用され続ける能力や転職市場で活躍できる能力)を優先すると回答しています。また、「自身のエンプロイアビリティを維持することは、エキサイティングで刺激的な職務よりも重要である」と答えた人材の割合は調査国7カ国中、日本が最も多く、66%にのぼりました(世界全体59%)。グローバル経済の不確実性が続く中で、社会で必要とされる能力を高めキャリア形成をしていけるかを重視する姿が浮き彫りになりました。

日本の働き手の72%が高給よりもストレスの少ない仕事を選ぶと回答

一方で、ワークライフバランスは依然として重要度が高く、世界全体では労働者の60%が給与の増加よりもストレスの軽減を望んでおり、日本においては72%の労働者が、より高い給料よりもストレスの少ない仕事を選ぶと回答し、調査対象国の中で最も高い割合を示しました。

また、40%は既にストレスが少ない代わりに給与の低い職務に転職しており、日本では44%がより柔軟性があるが給与の低い職務に就いた経験があると回答しています。こうした志向は世代や職種を問わず安定しており、特に完全リモートワーカーでは67%が「高給よりもストレスの少なさ」を選択すると回答しています。

時間の自由のためなら高収入を手放す覚悟 日本では60%が高給よりも有休の増加を選択

近年はオフィス回帰が話題となっていますが、注目は「働く場所」から「働く時間」の自律性に移りつつあります。世界の人材の56%、日本では62%が、勤務地よりも働く時間を自分で決めたいと回答しています 。世代別ではミレニアル世代が最も多く、60%でした。さらに59%がより高い給与よりも労働時間のコントロールの方が重要であると回答しています。46%がより高い給与よりも休暇日数の増加を望んでおり、特に完全リモートワーカーでは53%に上ります。日本では高給よりも60%が年次有給休暇の増加を、56%が定期的な在宅勤務(56%)を選択すると回答しています。

キャリア支援と価値観の一致が長期的な定着につながる

エンプロイアビリティの向上は必須条件として期待され、働き方の柔軟性も重視していますが、どちらも長期的に従業員をつなぎとめる決定的な要因とはなりません。人材が現在の職務に今後5年間留まる可能性を高める主な要因として、「インフレと連動した年次昇給(74%)」、「管理職によるキャリア支援(68%)」、「組織との価値観の一致(67%)」が挙げられています。日本の労働者の40%が、給与が少なくても自身の価値観に合った、より意義ある仕事に就いたと回答しています。離職率の高さに悩む企業にとって今回の調査結果は、従業員がどうしたら長く働き続けるのか、彼らの優先事項やそれに伴うトレードオフを理解するために、人材と密に連携し、対話することの必要性を改めて示しています。

ナショナルセールス&アカウントマネジメント本部 本部長 松永 信さんのコメント

本調査結果は、経済の不確実性が続く中で、働き手と企業の間で新たな関係性が構築されつつあることを示しています。特に日本では、ストレス軽減や時間の柔軟性へのニーズが高いことが浮き彫りになりました。企業は、従業員のエンプロイアビリティ向上を支援しつつ、柔軟な働き方やキャリア支援、そして企業価値観との合致を重視することで、優秀な人材の獲得と定着を図る必要があります。私たちは、企業と個人の双方が納得できる『ギブアンドテイク』の関係を構築できるよう、今後も支援してまいります。

■ワークモニター2025パルス調査

 「働き手が譲れること、譲れないこと~人材定着を促すギブアンドテイク」

調査対象:オーストラリア、ドイツ、イタリア、日本、ポーランド、英国、米国の5,250人の労働者

年齢層:18歳〜67歳

調査期間:2025年3月28日〜4月9日

*下記から無料でダウンロードできます
https://services.randstad.co.jp/download/form/wm_pulse2025

■ ランスタッドの会社概要

[社  名] ランスタッド・エヌ・ヴィー

[設  立] 1960年10月

[代  表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス

[所 在 地] オランダ

[従業員数] 41,400人

[売  上] 3兆9,782億円(241億2,200万ユーロ) 2024年度実績(12月決算)

(人材サービス業として世界最大*¹)

[資 本 金]  6,816億1,436万円(41億3,300万ユーロ) 2024年12月末時点

[事 業 所] 世界39の国と地域

[事業内容] 総合人材サービス

[URL] https://www.randstad.com/

(1ユーロ164.92円換算/ 2024年12月末時点)

*¹ Staffing Industry Analysts 2023、人材サービス企業売上ランキングより

■ ランスタッドについて

ランスタッドは、世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社になるというビジョンを掲げる人材業界のグローバルリーダーです。人材不足の世の中にあっても、人材に寄り添う真のパートナー(Partner for talent)として、4つの専門分野(オペレーショナル/ プロフェッショナル/ デジタル/ エンタープライズ)を通じクライアント企業が成功するために必要な、高品質で多様性に富んだ柔軟な労働力の実現を支援します。また人々が有意義な仕事につき、それぞれが適切なスキルを身につけ、職場に目的と居場所を見出す手助けをします。ランスタッドが創造する価値を通じて、誰もにとってより良い、より持続可能な未来の実現に貢献します。

オランダに本社を置くランスタッドは、39の国と地域(市場)で事業を展開しており、約40,000人の社員が働いています。2024年には、170万人の人々の就職を支援し、241億ユーロの収益を上げています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ウェブサイトをご参照ください。 www.randstad.com

■ Award/表彰ほか

・LGBTQ+に関する取組み評価指数「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を4年連続受賞

・ランスタッドNVとしてダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI)

 プロフェッショナルサービス部門 10年連続選出(人材サービス企業として唯一)

・「がんアライアワード2024」でブロンズを初受賞 (2024年12月)

・「D&Iアワード2024」より最高評価のベストワークプレイスに3年連続認定 (2024年12月)


■ ランスタッドのホワイトペーパーとコンテンツ

・ランスタッド・エンプロイヤーブランドリサーチ2025(下記のリンクよりダウンロードいただけます)

https://services.randstad.co.jp/download/form/rebr_jp2025 

・ランスタッドワークモニターレポート2025(下記のリンクよりダウンロードいただけます)

https://services.randstad.co.jp/download/form/workmonitor2025

・ランスタッド法人向けブログ「WorkforceBiz」 https://services.randstad.co.jp/blog

・ランスタッド個人向けコンテンツサイト「キャリアHUB」 https://www.randstad.co.jp/careerhub/

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会社概要

ランスタッド株式会社

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URL
https://www.randstad.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート21F
電話番号
-
代表者名
猿谷 哲
上場
海外市場
資本金
1億円
設立
1980年08月