チェック・ポイント、セキュリティ対策のオートメーションを提供するInfinity PlayblocksによってDDoS Protectionの機能を拡張

チェック・ポイントは、Infinity PlatformにDDoS Protectionの機能を統合し、これまでにない可視性と防御を実現

AIを活用したクラウド型サイバーセキュリティプラットフォームのプロバイダーであるチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(Check Point Software Technologies Ltd.、 NASDAQ:CHKP、以下チェック・ポイント)は、Infinity PlatformへのDDoS Protection機能の統合と強化を発表しました。これにより、Infinity Playblocksを活用したネットワーク全体にわたる可視性と防御の実現が可能になります。

2023年には前年比98%増加したDDoS攻撃

AIやアプリケーションレベルの攻撃、クラウドの脆弱性などを利用した新たなDDoS攻撃の手口とその流行によって、従来のDDoSセキュリティは、最新の攻撃から身を守るにはもはや不十分となってしまいました。

同時に、DDoS攻撃は、2021年から2022年にかけて前年比48%増加し、2022年から2023年には前年比98%も増加しています。政治的動機による攻撃や、Tsunamiマルウェアによる大規模なキャンペーンなどの攻撃も増えています。

旧来のDDoS対策ソリューションは、その他の企業向けセキュリティからは分離している場合が多く、独立した管理と監視が必要とされます。その結果、多くの場合、攻撃を見過ごしてしまったり、対応が遅れたりといった事態につながる場合もありました。しかし、DDoSインテリジェンスを自動化し、企業全体に配備すれば、可能な限り強力なDDoS防御を実現することができます。

Infinity Playblocks でネットワーク全体のDDoSセキュリティを拡張&強化

チェック・ポイントは、ラドウェア社との提携によってInfinity PlatformにDDoSセキュリティを統合し、かつてない可視性と保護を実現します。チェック・ポイントのQuantum DDoS Protectorアプライアンスのインテリジェンスは、いまや企業ネットワーク全体、DDoSアプライアンスが設置されていない場所にまで拡大しています。

今回、協働的かつリアルタイムなセキュリティを実現する自動化プラットフォームである「Playblocks」に機能が拡張されたことで、ネットワーク全体でDDoSオペレーションを合理化できるようになりました。ネットワーク管理者やセキュリティ運用チームは、DDoS攻撃を自動的にブロックする効果的なポリシーを確立したり、脅威に即座に対応するためのアラートを受け取ったりすることができます。

Infinity Platform:セキュリティの自動化と協働化

チェック・ポイントのInfinity Platformは、データセンター、ネットワーク、クラウド、エンドポイント、モバイル、IoTにまたがる脅威の防御を実現します。統合された管理とセキュリティ運用を提供し、グローバルでリアルタイムな脅威インテリジェンスを活用してサイバー攻撃を防止します。自動化された脅威対応はInfinity Playblocksによって管理され、オーケストレーションされます。

Playblocksが提供する、利用開始後すぐに使えるセキュリティと運用のためのプレイブックは、攻撃検知時や運用に関わるインシデントの発生時、接続されたセキュリティ製品によって自動的にトリガーされます。これにより、SOCチームは常に警戒し情報を入手しながら、将来的な攻撃を防止することができます。

自動化された横断的な防止アクションによって脅威を即座に封じ込め、被害を防ぎ、横方向の広がりを軽減し、運用上のオーバーヘッドを削減します。Playblocksの協働的なアプローチは、手作業によるポリシー管理やインシデント対応の遅れの原因となっているセキュリティのサイロ化を解消することを目的としています。

新しく統合されたDDoSイベントログと可視化

新しいDDoS統合機能では、Quantum DDoS Protectorのログの更新がチェック・ポイントのネットワークセキュリティのエコシステム全体に自動的に送信されます。こうした運用、セキュリティ、認証のイベントはInfinity Portal上で報告されます。加えて、管理ステーションや特定のユーザーに向けてメッセージが送信されます。

これらのアクションによって、管理者はネットワークやセキュリティサービス全体と同一のInfinityダッシュボード上で、DDoS攻撃の状況を包括的かつ統合的に可視化することができます。

DDoSセキュリティの更新が自動的にInfinity Playblocksダッシュボード上に表示されます

より迅速で、より広範なDDoS攻撃への対応

また、Infinityとの統合によって、Quantum DDoS Protectorデバイスによる組織のファイアウォール全体での情報共有も行われ、組織内のどのファイアウォールからでも、たとえDDoS Protectorアプライアンスが配備されていない支部であっても、破壊的なサイバー攻撃をリアルタイムでプロアクティブにブロックすることができます。例えば、脅威アラートはPlayblocksのトリガーとなり、これによってネットワーク全体でIPのブロックなどの防止措置を自動的に実行することが可能となります。

DDoS攻撃に起因してブロックされたIPを表示するInfinityイベントポータル
Quantum、CloudGuard、Harmonyのすべてのセキュリティイベントを統一ダッシュボード上で一覧することができ、新たに統合されたDDoS Protectorのイベントも表示されます

本プレスリリースは、米国時間2024年6月4日に発表されたブログ(英語)をもとに作成しています。

チェック・ポイントについて
 
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(https://www.checkpoint.com/)は、AIを活用したクラウド型サイバーセキュリティプラットフォームのリーディングプロバイダーとして、世界各国の10万を超える組織に保護を提供しています。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、積極的な防御予測とよりスマートで迅速な対応を可能にするInfinityPlatformを通じ、サイバーセキュリティの効率性と正確性の向上のためにあらゆる場所でAIの力を活用しています。Infinity Platformの包括的なプラットフォームは、従業員を保護するCheck Point Harmony、クラウドを保護するCheck Point CloudGuard、ネットワークを保護するCheck Point Quantum、そして協働的なセキュリティオペレーションとサービスを可能にするCheck Point Infinity Core Servicesによって構成されます。チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの全額出資日本法人、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(https://www.checkpoint.com/jp/)は、1997年10月1日設立、東京都港区に拠点を置いています。

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業種
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本社所在地
東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー25F
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03-6205-8340
代表者名
佐賀 文宣
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
1997年10月