企画した本の累計発行部数は1000万部以上!メガヒットを生み出す敏腕編集者のとんでもない“思考法”を初公開!誰でも仕事、恋愛、勉強に応用可能です
『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』(柿内尚文/著)
◆アイデアは方法さえわかれば誰でも生み出せる
3万部でベストセラーといわれる時代に、企画した本のうち50冊以上が10万部以上のベストセラーとなり、累計1000万部を超えるヒットを生み出した出版業界ではだれもが知る敏腕編集者・柿内尚文氏の思考法を1冊にまとめました。
今回初めて「編集思考」をあますところなく公開します。具体的に「考える技術」を身につけ、アイデアを生み出す方法を解説していきます。
アイデアを生み出せるのは特別な能力、スキルを持っている人だけではなく、アイデアは方法さえわかれば誰でも生み出せます。考えることは、「広げる」+「深める」ということ。
本書では、以下のような考え方を詳細に解説していきます。
<考えを広げる方法>
- 「かけあわせ法」→スティーブ・ジョブズも使っていた新しいものを生み出す方法
- 「数珠つなぎ連想法」→既存のものに新しい魅力、価値を発見したいときに
- 「ずらす法」→どんづまりの課題を解決したいときに
- 「脱2択」→選択に迷ったら
- 「まとめる法」→小さなことを価値に変換できる方法
- 「あったらいいな」→思いや夢を実現したいときに
<考えを深める方法>
- 「360度分解法」→「いいところ」「強み」が見つかる
- 「ポジティブ価値化」→弱み、短所を強み、長所に変える
- 「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」→説得力がグッと高まる方法
- 「すごろく法」→ゴールへの最短距離を見つけたいときに
- 「正体探し」→人の心の中にある見えない心理を見つける
- 「キャッチコピー法」→たくさんの人に魅力を届けたいときに
これらの方法は一つひとつでも使いますが、いくつかの方法を組み合わせて使うと、さらに思考の幅が広がります。本書には柿内氏のメモやノート術も多数掲載され、編集者だけでなく、ビジネスマンや学生まで使える「実用的な思考法」を伝授する一冊です!
◆なぜ、パン屋でおにぎりなのか?ーー著者より
モスバーガーが1987年に開発した「ライスバーガー」は発売当時、画期的な商品でした。ハンバーガーチェーンのモスバーガーがお米を使ったハンバーガーをつくったのは、「日本人の主食であるお米で商品ができないだろうか」という思いからだったそうです。ハンバーガーチェーンがつくるお米のハンバーガーとして、当時大きな話題になりました。そして、いまではマクドナルドもライスバーガーを販売し、ヒットしています。
それが、「パン屋さんでもお米の商品を売ればいいのに」ということです。マクドナルドがライスバーガーを開発した背景には、お客さんの「夜ごはんはパンではなくごはんが食べたい」という声もひとつの要素だったそうです。
パン屋さんはすごく挑戦的な商品開発をしています。変わり種では、ちくわパン、野沢菜おやきパン、キムチメロンパンなんてものまで ! 驚くような組み合わせのパンがたくさんあります。あんぱんも、開発された当時、あんことパンを組み合わせたことはかなりイノベーティブだったそうです。
この発想力をおにぎりに生かしてみたらどうでしょうか?
「パン屋さんが本気でつくったおにぎり」として売り出せば、そこにはすごい魅力が生まれます。食べてみたくなりませんか? こだわりのパン屋さんがどんなおにぎりをつくるんだろう? という興味もあります。「フレンチのシェフがつくるカレー」とか「焼き鳥屋さんの人気ラーメン」とか、ずらして価値や魅力を生み出すことで人気になっているお店は、実はすでにたくさんあります。こんな風に、「考える技術」は新しい価値をどんどん生み出せるのです。
僕自身、地頭がいいわけではなく、自分の平凡さに辟易しながら生きてきました。考えることは普通だし、深みもありません。でも、ヒットを出すとか、新しいアイデアを出すとか、問題を解決するとか、そういった目的のために考えることは大好きです。それは「考える技術」を自分なりに身につけたからだと思います。「考える技術」を身につけるメリットは数多くあります。仕事にも、人間関係にも、恋愛にも、お金のことにも、家族のことにも、応用範囲は幅広く、いろいろなことに活用できるはずです。難問に遭遇してもそれを乗り越える力にもなってくれます。ぜひ、「考える技術」をあなたの人生をよりよいものにする武器として活用してください。
【この本のトリセツ】
第1章 「考える」について最初に知っておいてほしい3つのこと
1 考える=「広げる」+「深める」
2 「考える」と「思う」はまったくの別物
3 考えるには「論理的に考える」と 「非論理的に考える」がある
コラム① 人類長年の課題「習慣化」に挑む
第2章 「考える技術」で未来は変えられる
普通だったものが、ちょっとしたことですごく魅力的なものに生まれ変わる
「考える技術」はまだまだブルーオーシャン!
「考える」には邪魔するものがたくさんいる!
東大出身者には 「考える技術」を身につけている人が多い
「考える技術」で人生を楽しくしよう!
コラム② 失敗は最強のインプット
第3章 「考える技術」を思い通りに使いこなす
アイデアは浮かんでくるものではなく、つくるもの
ルール1 ゴールを決める
ルール2 インプットして現状を整理する
ルール3 考える=「考えを広げる、考えを深める」
考えを広げる方法1/6 「かけあわせ法」
考えを広げる方法2/6 「数珠つなぎ連想法」
考えを広げる方法3/6 「ずらす法」
考えを広げる方法4/6 「脱2択」
考えを広げる方法5/6 「まとめる法」
考えを広げる方法6/6 「あったらいいな」
考えを深める方法1/6 「360度分解法」
考えを深める方法2/6 「ポジティブ価値化」
考えを深める方法3/6 「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」
考えを深める方法3/6 「すごろく法」
考えを深める方法5/6 「正体探し」
考えを深める方法6/6 「キャッチコピー法」
コラム③ 難しいから自分でやる
第4章 頭の中をクリアにする「思考ノート」のつくり方
まっ白いノートに 考えたことを書いていくことのすばらしさ
すごい人はなぜノートに書くのか?
ノートを使えば、仕事がつまらない理由も一目瞭然
実践! 思考ノートのつくり方
ノートのもうひとつの強み「思考貯金」
ホワイトボードでみんなの頭の中を見える化
コラム③ 熱狂して生きろ! に惑わされない
第5章 考える技術がさらに上がる習慣
頭だけで考えた「ロジカル仮説」は 間違えることがある
オリジナル=マネ×マネ×マネ
いい人のままだと、いつまで経っても思考は二流
人の頭を使わせてもらう
「考える時間」をスケジュールに入れる
考える練習=「シコ練」をしているか?
「考える時間」をマシマシに
シンキングプレイス= 思考が生まれる場所をつくる
【著者プロフィール】
柿内 尚文 (かきうちたかふみ)
編集者。1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。その後、ぶんか社、アスキーを経て現在、株式会社アスコム取締役編集局長。
長年、雑誌と書籍の編集に携わり、これまで企画した本の累計発行部数は1000万部以上、10万部を越えるベストセラーは50冊以上に及ぶ。特に実用書のジャンルで数々のヒットを飛ばしている。
現在は本の編集だけでなく、企業のクリエイティブコンサルティングや事業構築のサポート、講演やセミナーの講師など多岐に活動。
【書誌情報】
書名:『パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法』
定価:1,400円+税
判型:46判
体裁:並製
頁数:272頁
ISBN:978-4-7612-7499-3
発行日:2020年6月24日
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Amazon https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761274999/kankidirect-22/
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