「最終学歴から最新学習歴へ」採用現場の意識をアップデート SHE、リスキリングや学び直し経験に対応する「#逆転履歴書」を提案

「リスキリング経験を履歴書に記載しない」と回答した人は約8割と判明 求職側・採用側双方の採用の違和感を調査し、転職現場における最新学習歴を評価するきっかけに

SHE

学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役 CEO/CCO:福田恵里、以下SHE)と、「キャリアブレイク」を研究・発信する一般社団法人キャリアブレイク研究所(所在地:神戸市垂水区、代表理事:北野貴大、以下:同研究所)は、求職者と採用担当者を対象に「転職・採用活動における求職側・採用側の違和感・ギャップに関する調査」を実施。調査結果を元に、リスキリング実践者や未経験転職の課題を求職側・採用側の双方の視点から解消する履歴書「#逆転履歴書」を作成しました。

逆転履歴書は、過去の学歴・職歴だけでなく、リスキリングや学び直しなどの最新学習歴を経た「未来の人物像」「挑戦や学習意欲」から記載することができ、求職側の「リスキリングや最新学習歴のアピールの仕方がわからない」、採用側の「未経験採用時の判断軸がない」などの課題を解決します。

逆転履歴書は下記サイトからダウンロードが可能です。

逆転履歴書PROJECT|https://shares.shelikes.jp/posts/4975748

SHEは本プロジェクトを起点に、

・リスキリングなど自ら学ぶ姿勢が正当に評価される

・未経験転職が当たり前になる

・キャリアの空白期間が弱点ではなく評価の対象になる

など、 誰もが理想のキャリアに挑戦しやすい、新しい採用のカタチを考えてまいります。


■ 「#逆転履歴書」PROJECT実施の背景

「学び直しをしても、アピールする方法がわからない」「自ら学ぶ姿勢は評価したいけどどうやって評価すればいいかわからない」。リスキリングや学び直しの実践者は増加する一方で、それをどう転職活動に活かせばいいのかわからず、求職側も採用側も課題を感じています。

特に、従来の履歴書や職務経歴書をベースとした書類選考はアップデートされず、自身のスキルのアップデートをアピールしにくい現状となっています。

これまで累計17万人以上の女性のキャリア課題に向き合ってきたSHEは、リスキリング実践者が活躍できる社会を実現するため、「#逆転履歴書PROJECT」を立ち上げました。本プロジェクトでは、求職側・採用側双方の課題に向き合うためアンケート調査を実施し、その結果から浮かび上がった課題を解決するアクションを実施してまいります。その第一歩として、フォーマットがアップデートされない履歴書などの書類選考に注目しました。本プロジェクトを起点に、今後も企業を巻き込んだアクションを実施していく予定です。

■ 「#逆転履歴書」のポイント

①リスキリングを実践する求職者へのアンケートや採用担当者へのヒアリングから課題を抽出。

  • 課題1|求職側はリスキリングや副業の経験・実績などの学習歴の記載ができず、採用側はそれらの実績を評価したいのに判断する術がない。

  • 課題2|職歴だけの記載になるので、そこで身につけたスキルや実績を判断してもらえない。

  • 課題3|未経験転職の場合、転職先に見合うスキルや能力の記載場所がなくアピールできない。

  • 課題4|職歴の空白(キャリアのブランク)が説明できない。

 

②課題を解決する要素を履歴書に実装。

  • ポイント1|過去の実績である職歴・学歴の記載からではなく、現在の学び直しやスキル獲得実績の延長として、未来の人物像から記載する。時間軸を逆転して記載することで、求職側は未来に向かって身につけるスキルや能力をアピールでき、 採用側は求職者のポテンシャルや成長性をイメージしながら採用活動を行える。

  • ポイント2|学習歴・職歴・学歴の欄に身につけたスキルや実績を記載する欄を追加。リスキリングや副業で身につけた具体的な内容をアピールできる。


【転職・採用活動における求職側・採用側の違和感・ギャップに関する調査】

■ 調査概要

  • 調査名称:転職・採用活動における求職側・採用側の違和感・ギャップに関する調査

  • 調査方法:採用側|企業の採用担当者・転職エージェンシー担当者への聞き取り調査
         求職者|SHE会員+キャリアブレイク研究所会員へのアンケート調査  

  • 回答者数:採用側|企業の採用担当者9名・転職エージェンシー担当者3名、合計12名
         求職者|n=134

  • 調査期間:2025年2月14(金)〜2月18日(火)

※調査結果は小数点以下第2位を四捨五入しています。

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【SHElikes 調べ】とご明記ください。

■ 調査結果サマリー

【採用側調査】

<採用担当者に聞いた現在の書類選考の課題> 

・採用において、リスキリングや副業、スキル獲得の学習歴を評価するか「評価する」と回答した採用担当者は9/12人

・未経験でも職業訓練やリスキリングなど学習歴がわかれば、プラスに影響すると回答した採用担当者は10/12人

・未経験採用で評価する観点のトップは成長性。次いで、他職種のスキル、 挑戦する気持ち・積極性

・履歴書で求職者の才能や魅力をどのくらい把握できるか10段階評価で平均 3.8

【求職側調査】

<リスキリング経験者・副業経験者が感じる履歴書の課題>

・リスキリング経験を履歴書に記載しない人は約8割存在

・リスキリング経験を記載しない理由として「内容の書き方がわからない」「評価されるレベルでないと感じる」が課題に

・副業経験を履歴書に記載しない人は約7割存在

・副業経験を記載しない理由として「内容の書き方がわからない」「評価されるレベルでないと感じる」が課題に

・現在の履歴書に不満や課題を感じている人は6割以上

・苦手だと感じている履歴書の記載項目は「職歴」と「資格」

<履歴書の空白期間について> 
・履歴書を記載する際、空白期間ができる人は約半数。その理由のトップは「出産・育児」

・空白期間に実践するリスキリングの内容は「未経験のビジネススキル」が最多

<未経験転職について>
・女性転職者で未経験転職実践者、あるいは未経験転職を考えている方は8割以上

<求職者の転職の悩み>

・転職活動で悩みや苦手意識を感じることのトップは「書類選考」
・履歴書の記載に苦手意識を感じている人は7割以上

■ 調査結果詳細

【採用側調査】

<採用担当者に聞いた現在の書類選考の課題 >

・採用において、リスキリングや副業、スキル獲得の学習歴を評価するか(単一回答)

「評価する」と回答した採用担当者は12人中9人という結果に。 

具体的に評価するポイントとして、「自己投資を惜しまない姿勢や得られた成果、再現性については評価対象になるから」「努力できるのか、努力を継続できるのかの判断材料になるから」「本業では磨けないスキルを、副業を通じた実務経験で積んでいるから」などの回答が得られました。

・未経験でも職業訓練やリスキリングなど学習歴がわかれば、採用のプラスになるか(単一回答)

「影響する」と回答した採用担当者は12人中10人という結果に。

・未経験採用で評価する観点(複数回答)

「成長性」を評価するがトップで、回答した採用担当者は12人中6人。次いで、「他業種・他職種のスキル」と回答した採用担当者は12人中6人、「挑戦する気持ち・積極性」と回答した採用担当者は12 中3人と続きました。

・履歴書で求職者の才能や魅力をどのくらい把握できるか10段階評価で教えてください(単一回答)

「全て把握できるを10としたとき」の採用担当者の平均回答は、10点満点中 3.8に。


【求職側調査】

・リスキリング経験を履歴書に記載しない人は約8割存在

・リスキリング経験を記載しない理由として「内容の書き方がわからない」「評価されるレベルでないと感じる」が課題に

リスキリング経験を履歴書に記載するかを聞くと、「記載しない」と回答する人は78.6%。

リスキリング経験を記載しない理由として「どのような内容を記載したらいいかわからない」がトップ。次いで、「評価されるレベルではない」「記載する場所・項目がない」と続きました。


・副業経験を履歴書に記載しない人は約7割存在

・副業経験を記載しない理由として「内容の書き方がわからない」「評価されるレベルでないと感じる」が課題に

副業経験を履歴書に記載するかを聞くと、「記載しない」と回答する人は66.7%。

副業経験を記載しない理由として「どのような内容を記載したらいいかわからない」がトップ。次いで、「評価されるレベルではない」「副業が禁止されていた」と続きました。


【リスキリング経験者・副業経験者が感じる履歴書の課題】
・現在の履歴書に不満や課題を感じている人は6割以上

・苦手だと感じている履歴書の記載項目は「職歴」と「資格」

現在の履歴書の不満の有無を聞くと、「不満がある」と回答した人は63.2%。不満の理由に、「転職や空白期間の説明ができない」「職歴欄が足りない」「学歴・職歴以外のアピールができない」「転職理由が記載できない」などの回答がありました。

また、課題を感じる記載項目を聞くと、「職歴」「資格」が同率でトップでした。 

【履歴書の空白期間について】 

・履歴書を記載する際、空白期間ができる人は約半数。その理由のトップは「出産・育児」

履歴書の職歴を記載する際に空白の有無があるかを聞くと、「空白ができる」と回答した人は47.2%と、約半数に職歴の空白期間が生まれてしまうことがわかりました。

職歴の空白期間の理由を聞くと「出産・育児(産休・育休)」がトップ。次いで、「体調不良・療養」「留学・留学準備」と続きました。

転職時に空白期間をどのように伝えたか、あるいはどのように伝えたいかを聞くと、15.6%が「別の理由で伝える(正直に伝えていない)」と回答。求職者にとって、履歴書における職歴の空白期間はネガティブなものと捉えられていることがわかりました。


・空白期間に実践するリスキリングの内容は「未経験のビジネススキル」が最多

空白期間に実践したリスキリングを聞くと、「未経験のビジネススキル」と回答した人が47.0%がトップで、半数の人が新たなスキルを身につける機会にしていることがわかりました。


【未経験転職について】

・女性転職者のうち未経験転職実践、あるいは未経験転職を考えている人は8割以上

未経験転職の経験や、今後の未経験転職の要望を聞くと、「未経験転職経験あり」「現在、未経験転職活動中」「未経験転職経験はないが、今後考えている」の合計が84.2%と、8割以上の人が未経験転職意向があることがわかりました。特に女性は、専業主婦や非正規雇用からの転職割合が多いことから、未経験転職が多い傾向にありました。

未経験実践者・希望者が多い一方、未経験転職には「年齢制限で判断されないか」「若い人が優遇されそう」など、年齢の壁を気にする回答が目立ちました

未経験転職で求められているサポートを聞くと、「就業後に必要になる能力と、現在の自分の立ち位置の差を明確に示し、そこに達する過程とサポート」「転職後も学び続けたり悩んだ時に相談できる場」など、終業後を見据えて成長できる支援や、「未経験でも潜在的な能力や活かせるスキルがあるかもしれないので、その判断求職側・採用側で判断できる方法」など、未経験転職の判断軸を求める回答が散見されました。


【求職者の転職の悩み】

・転職活動で悩みや苦手意識を感じることのトップは「書類選考」
・履歴書の記載に苦手意識を感じている人は7割以上

転職活動において最も苦手意識を感じる項目を聞くと、履歴書やエントリーシートの記載などの「書類選考」が23.7%でトップ、次いで「面接」「業界や職種のリサーチ」と続きました。

また履歴書やエントリーシートの記載の得意・苦手を聞くと、苦手意識を持っていると回答した人の合計が75.6%に。具体的な苦手な理由に、「未経験転職のため、自己PRの仕方がわからない」「アピールできるものが少ない」「職歴の空白期間が気になる」「転職回数などネガティブに捉えられることも書かなければならない」などの回答がありました。


■ 「逆転履歴書」プロジェクトに関する想い

SHE代表 福田恵里

今回のプロジェクトは未経験転職に課題を持つ求職者だけでなく、受け入れる社会の意識も変えていくためにスタートしました。

私自身も10年前、未経験ながらデザインを学び、実績はないけれど、初めて作ったポートフォリオと情熱だけを手に、様々な制作会社の扉を叩いていたことを思い出します。学歴や年齢など、目に見えるデータのみでその人を判断せず、未経験でも努力と熱量と意志があれば、理想のキャリアを実現できる、そんな社会をつくっていきたいと考えています。

キャリアブレイク研究所 代表理事 北野貴大

キャリアブレイクという一時的に立ち止まった期間は、就職活動にデメリットになると聞いていました。嘘をついて履歴書に書かない人も。

一方で実態としては、立ち止まる期間にやりがいや大志を見つけるなど、有意義な時間になっている人も多くいます。そんなことを胸を張って伝えられる履歴書が、新しいこれからの風を作ってくれると信じています。

■ 「#逆転履歴書」プロジェクト賛同企業・組織

キャリア・転職・人材に関わる企業・組織に本プロジェクトを賛同いただいております。

<賛同企業(敬称略)>

キャリアブレイク研究所、ポジウィル株式会社、株式会社HERP、株式会社Rodina、株式会社UZUZ

「#逆転履歴書プロジェクト」は賛同企業を募集しています。賛同いただいた企業様には、特設サイトへのロゴ掲出や今後実施予定のイベントのご連絡、取材の連携・ご協力をさせていただきます。

プロジェクト参画・取材のお問い合わせについて|「#逆転履歴書」プロジェクト広報事務局宛 pr@she-inc.co.jp


■ SHElikesについて

SHElikesは、時間や場所にとらわれずに働ける45以上の職種スキルが定額で学び放題の女性のためのキャリアスクールです。Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなど、パソコンひとつで働けるデジタルスキルやクリエイティブスキルを幅広く学べ、私らしい働き方の実現を支援します。

パソコンやスマートフォンなどオンラインで視聴できるコース動画、コーチングやティーチング、同じ目標や趣味嗜好で集まれるコミュニティ、SHElikes内で挑戦できるお仕事案件を提供し、学び続けるための手厚いサポートと学びをすぐに仕事として活かせる仕組みが特徴です。

また、「SHElikesレギュラープラン」は、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助対象です。キャリアチェンジ(転職)を目指す女性を対象に、還元条件を満たす方は全員が受講料の最大70%還元を受けられます。

SHElikesについて:https://shelikes.jp/trial/

SHElikesオウンドメディア「SHEshares」:https://shares.shelikes.jp

■ SHE株式会社について

SHE株式会社は、「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を創る」をビジョンに据え、 2017年に創業いたしました。 主要事業である『SHElikes(シーライクス)』では、 誰もが自分らしい働き方を叶えられるよう、 WEBデザインやWEBマーケティングなどのクリエイティブスキルレッスンやコーチングプログラム、 仕事機会を提供し、これまでに17万名以上に受講いただいています。

2021年より理想のキャリアや人生の実現のために不可欠なお金の知識の獲得を目指すサービス「SHEmoney」、2023年よりSHEで学んだ方と即戦力を求める企業をマッチングする転職サービス「SHE WORKS」も展開しています。SHE株式会社:https://she-inc.co.jp

【SHElikes 公式SNS】

SHElikes公式Instagram:https://www.instagram.com/she_officials/

SHElikes公式X(旧Twitter):https://twitter.com/she_officials

SHElikes公式YouTube「シーライクスTV」:https://www.youtube.com/@sheofficial0411

■ キャリアブレイク研究所について

一時的な離職休職など立ち止まる時間を肯定的に捉える「キャリアブレイク」を文化にする研究所。国内実態の調査、ポータルサイトの運営、企業内文化の醸成など文化醸成を行う。著書に『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢』(KADOKAWA)、『キャリアブレイク ー手放すことはブランクではないー』(千倉書房)。

HP:https://careerbreak-lab.com/

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会社概要

SHE株式会社

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URL
https://she-inc.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山3丁目7−21
電話番号
-
代表者名
福田 恵里
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2017年04月