人身売買の兆候をいち早く識別するためのトレーニングを50万人のホテルスタッフに実施
全米奴隷・人身取引防止月間に、マリオットの重要な指標でもある「安全と人権に対するグローバルな取り組み」を実行
マリオット・インターナショナル(本社:米国メリーランド州、社長兼最高経営責任者:アー二・ソレンソン)は、多国籍犯罪に対抗するグローバルな取り組みにおける重大なターニングポイントとなる、ホテル内で人身売買の兆候の見分け方や、実際、そのような兆候を発見した際の対応方法について、2019年1月の時点で、50万人のホテルスタッフにトレーニングを実施したことを発表いたしました。
「人身売買は、世界中の何百万もの人々を陥れる現代における奴隷の恐ろしい形態です。何か気づきがあった際に声を発することを世界中のスタッフに教育し、これを促すことによって、私たちは社会で最も脆弱な人々のために立ち上がるだけでなく、従業員やゲストを守り、世界に貢献するという当社のコアバリューに応えています」(マリオット・インターナショナル 社長兼最高経営責任者、アー二・ソレンソンのコメント)
マリオットは、同社の堅牢な持続可能性と社会的インパクトのプラットフォームである「Serve 360:あらゆる角度からの社会貢献」のもと、たゆまぬ努力を続け、2017年1月にマネージメントとフランチャイズの両施設における現場スタッフのために、参加を必須とする人身売買啓発トレーニングプログラムを開始いたしました。
全米奴隷・人身取引防止月間の一環として、マリオットは、数多くの従業員が人身取引を理解し、また阻止するために一歩前進したことを報告しています。
「残念なことに、ホテルは人身売買という不当な犯罪が起こる場所として不本意に利用される可能性があります。人権を配慮するグローバルホテル企業として、マリオットのシステム全体を通して人身売買の兆候発見のためホテルスタッフをトレーニングしていることを誇りに思っています。簡単な解決策はありませんが、今日の奴隷制との闘いは意識から始まるものです。そして今、相当な数のスタッフが疑わしい行動を認識し、それを経営陣や場合によっては法執行機関に報告しています」(マリオット・インターナショナル チーフ・グローバル・ヒューマン・リソース・オフィサー、デイビッド・ロドリゲス博士のコメント)
トレーニングが救出に結び付いたケース
プログラム開始以来、マリオットが実施したトレーニングは、実際に若者を危険な状況から回避させることに繋がっています。
人身売買啓発トレーニングプログラムを開発し、試験的に実施するために、マリオットはECPAT-USAおよびPolaris(ポラリス)という人身売買撲滅を専門とする2つの非営利団体との共同作業に1年近くを費やしてきました。また、このトレーニングプログラムを英語から16言語に翻訳のうえ、オンラインまたは講義形式のいずれでも利用できるように開発したことにより、マリオットが展開する世界約130の国と地域からアクセスし、講習を受けることができるようになりました。同じホテルスタッフであっても、フロントスタッフが目にする兆候は、ハウスキーパーやバーテンダーとは異なる可能性があるため、指示も役割によって分類されています。
国際労働機関は、世界中で4000万人以上が現代における奴隷の対象となっていると予測しています 。そしてユニセフは、世界の人身売買のうち約25パーセントにおいて、子供が巻き込まれていると推定しています。アメリカで全米人身売買ホットラインを運営しているPolarisは、アメリカ国内で何十万もの性的および強制労働の人身売買犠牲者がいると推定しています。
「ホテル内にて、人身売買業者が被害者を目に見えるような形で拘束している場面をスタッフが目撃することが、必ずしもあるわけではありません。通常スタッフが目にするであろう状況は、わずかな兆候しかなく、どのようなことに注意して見たらよいか分かっていないと見破ることが難しいのです。だからこそ、従業員が性的搾取と強制労働の兆候を見出すことができるようにトレーニングすることが非常に重要だと考えています。こうした知識は、人々を助けるために何かをすることができる、という自信をスタッフに与え、すでに我々のホテルに重要なインパクトをもたらしています」(マリオット・インターナショナル チーフ・グローバル・ヒューマン・リソース・オフィサー デイビッド・ロドリゲス博士のコメント)
マリオットのトレーニングを通じて、ホテルスタッフは観察し自身が覚えていることをメモに取ることを学び、次に彼らの疑いを上司に報告し、上司は必要であれば法執行機関に連絡することができます。これに関して、法執行当局者は、このトレーニングはコミュニティのセキュリティを高めるために役立つと述べています。ホテルスタッフの意識を高めることにより、ホテルという“壁”の内外での連携が向上するからです。
当トレーニングは、マリオット・インターナショナルの組織全体をはるかに超えた影響を及ぼしています。同社は、当トレーニングを研究機関、また、アメリカンホテル&ロッジング協会教育基金(AHLEF)を通じて業界に寄付しており、他の宿泊施設の運営者が購入したトレーニングの収益は、ECPAT-USAとPolarisの支援に寄与されます。
ホテルゲストも、人身売買の兆候をECPAT-USA 児童人身売買 トラベル・インディケーター・カード から学ぶことができます。人身売買や虐待の疑いがある場合は、直接子供や大人に立ち向かうべきではなく、ホテルの管理者やセキュリティに警告するか、緊急の場合は911(アメリカ国内の場合)または地域の緊急電話番号にダイヤルする必要があります。アメリカでは、1-888-373-7888の全米人身売買ホットラインに連絡するか、「BeFree」(233733)とテキスト送信することが可能です。
マリオット・インターナショナルについて
マリオット・インターナショナル(NASDAQ: MAR、本社: 米国メリーランド州ベセスダ)は、129カ国・地域に30のブランド、 合わせて6,700軒以上の宿泊施設を擁するホスピタリティ企業です。世界中でホテルの運営およびフランチャイズや、リ ゾートのオーナーシップ・プログラムを展開し、また受賞歴あるロイヤリティプログラム、マリオット リワード、ザ・リッツ・カールトン・リワード、スターウッド プリファード ゲスト(SPG)も運営しています。詳しい情報は、www.marriott.com をご覧ください。また最新の企業ニュースは www.marriottnewscenter.com をご覧ください。Facebook や Twitter (@MarriottIntl)、 Instagram (@MarriottIntl)でも情報発信しています。
マリオットは、同社の堅牢な持続可能性と社会的インパクトのプラットフォームである「Serve 360:あらゆる角度からの社会貢献」のもと、たゆまぬ努力を続け、2017年1月にマネージメントとフランチャイズの両施設における現場スタッフのために、参加を必須とする人身売買啓発トレーニングプログラムを開始いたしました。
全米奴隷・人身取引防止月間の一環として、マリオットは、数多くの従業員が人身取引を理解し、また阻止するために一歩前進したことを報告しています。
「残念なことに、ホテルは人身売買という不当な犯罪が起こる場所として不本意に利用される可能性があります。人権を配慮するグローバルホテル企業として、マリオットのシステム全体を通して人身売買の兆候発見のためホテルスタッフをトレーニングしていることを誇りに思っています。簡単な解決策はありませんが、今日の奴隷制との闘いは意識から始まるものです。そして今、相当な数のスタッフが疑わしい行動を認識し、それを経営陣や場合によっては法執行機関に報告しています」(マリオット・インターナショナル チーフ・グローバル・ヒューマン・リソース・オフィサー、デイビッド・ロドリゲス博士のコメント)
トレーニングが救出に結び付いたケース
プログラム開始以来、マリオットが実施したトレーニングは、実際に若者を危険な状況から回避させることに繋がっています。
人身売買啓発トレーニングプログラムを開発し、試験的に実施するために、マリオットはECPAT-USAおよびPolaris(ポラリス)という人身売買撲滅を専門とする2つの非営利団体との共同作業に1年近くを費やしてきました。また、このトレーニングプログラムを英語から16言語に翻訳のうえ、オンラインまたは講義形式のいずれでも利用できるように開発したことにより、マリオットが展開する世界約130の国と地域からアクセスし、講習を受けることができるようになりました。同じホテルスタッフであっても、フロントスタッフが目にする兆候は、ハウスキーパーやバーテンダーとは異なる可能性があるため、指示も役割によって分類されています。
国際労働機関は、世界中で4000万人以上が現代における奴隷の対象となっていると予測しています 。そしてユニセフは、世界の人身売買のうち約25パーセントにおいて、子供が巻き込まれていると推定しています。アメリカで全米人身売買ホットラインを運営しているPolarisは、アメリカ国内で何十万もの性的および強制労働の人身売買犠牲者がいると推定しています。
「ホテル内にて、人身売買業者が被害者を目に見えるような形で拘束している場面をスタッフが目撃することが、必ずしもあるわけではありません。通常スタッフが目にするであろう状況は、わずかな兆候しかなく、どのようなことに注意して見たらよいか分かっていないと見破ることが難しいのです。だからこそ、従業員が性的搾取と強制労働の兆候を見出すことができるようにトレーニングすることが非常に重要だと考えています。こうした知識は、人々を助けるために何かをすることができる、という自信をスタッフに与え、すでに我々のホテルに重要なインパクトをもたらしています」(マリオット・インターナショナル チーフ・グローバル・ヒューマン・リソース・オフィサー デイビッド・ロドリゲス博士のコメント)
マリオットのトレーニングを通じて、ホテルスタッフは観察し自身が覚えていることをメモに取ることを学び、次に彼らの疑いを上司に報告し、上司は必要であれば法執行機関に連絡することができます。これに関して、法執行当局者は、このトレーニングはコミュニティのセキュリティを高めるために役立つと述べています。ホテルスタッフの意識を高めることにより、ホテルという“壁”の内外での連携が向上するからです。
当トレーニングは、マリオット・インターナショナルの組織全体をはるかに超えた影響を及ぼしています。同社は、当トレーニングを研究機関、また、アメリカンホテル&ロッジング協会教育基金(AHLEF)を通じて業界に寄付しており、他の宿泊施設の運営者が購入したトレーニングの収益は、ECPAT-USAとPolarisの支援に寄与されます。
ホテルゲストも、人身売買の兆候をECPAT-USA 児童人身売買 トラベル・インディケーター・カード から学ぶことができます。人身売買や虐待の疑いがある場合は、直接子供や大人に立ち向かうべきではなく、ホテルの管理者やセキュリティに警告するか、緊急の場合は911(アメリカ国内の場合)または地域の緊急電話番号にダイヤルする必要があります。アメリカでは、1-888-373-7888の全米人身売買ホットラインに連絡するか、「BeFree」(233733)とテキスト送信することが可能です。
マリオット・インターナショナルについて
マリオット・インターナショナル(NASDAQ: MAR、本社: 米国メリーランド州ベセスダ)は、129カ国・地域に30のブランド、 合わせて6,700軒以上の宿泊施設を擁するホスピタリティ企業です。世界中でホテルの運営およびフランチャイズや、リ ゾートのオーナーシップ・プログラムを展開し、また受賞歴あるロイヤリティプログラム、マリオット リワード、ザ・リッツ・カールトン・リワード、スターウッド プリファード ゲスト(SPG)も運営しています。詳しい情報は、www.marriott.com をご覧ください。また最新の企業ニュースは www.marriottnewscenter.com をご覧ください。Facebook や Twitter (@MarriottIntl)、 Instagram (@MarriottIntl)でも情報発信しています。
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