ホットリンク、R&D部が流行予測研究に用いるデータセット(流行データセット)の公開および学会発表を実施
1. 流行予測研究について
流行予測とは、将来的に一般的に広まるであろうトレンドや流行の動向を予測することを指します。これは、社会科学における研究課題の一つであり、ビジネスにおいては、衣料品や娯楽など幅広い分野のマーケティング活動に応用されています。一方で、予測精度を評価する方法論は標準化されていませんでした。
2. 流行データセットについて
当社R&D部が公開した流行データセットは、予測性能の評価の標準化に貢献するものです。
具体的には、人・製品・地理・組織・コンテンツという5つのカテゴリから収集した400個のエンティティに関するインターネット調査を実施し、日本国内における流行の有無、流行度、流行した期間という3種のトレンド属性を付与しました。これにより、流行予測における予測精度や、流行ランキングを作る正確性などを評価することが可能となりました。
データセット本体および詳細な情報は、以下のURLで公開しております。
https://doi.org/10.5281/zenodo.7014424
3. 学会発表について
2023年6月に行われた計算社会科学の国際会議「ICWSM(International Conference on Web and Social Media)」にて、データセットの構築方法を発表いたしました。
当社の開発本部 本部長兼R&D部 部長の榊と同部の水木、群馬大学の松野助教が共著で発表した論文は、以下のURLよりご覧いただけます。
https://ojs.aaai.org/index.php/ICWSM/article/view/22212
本データセットおよび論文が、流行予測研究の進展に寄与することを期待しております。ぜひご利用いただければ幸いです。
4. 今後について
当社では創業以来、産学連携による研究に取り組んできました。当社の存在意義でもある、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指し、今後も研究成果や知見を広く社会に届けてまいります。
株式会社ホットリンクについて(証券コード:3680 東証グロース)
日米で事業を展開するホットリンクグループのコア企業。SNSへの投稿など、生活者の声の投影であるソーシャル・ビッグデータを分析し、企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においても、データ分析・活用力を活かしてインフラを担い、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。
設立日:2000年6月26日
代表者:代表取締役グループCEO 内山 幸樹
本社所在地:東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ
事業内容:SNSマーケティング支援
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