資産上昇エリアはここだ!2025年度版「行政区別中古マンション値上がり率ランキング」を発表- 東京都心3区に「江東区」が割り込み 千葉県「流山市」も15位にランクイン-

分譲マンション購入・売却検討者32万人を有する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/ 運営:スタイルアクト株式会社、本社:東京都中央区、代表取締役:沖有人)は、2025年度版行政区別中古マンション値上がり率ランキングを発表いたします。
■調査概要■
本調査は、2024年4月から2025年3月に売り出された中古マンションデータを対象に、新築時と中古売出価格を住戸単位で詳細比較し、値上がり率を算出しました。「どのエリアでマンションを購入した人が、実際にどれだけの資産価値向上を実現できたか」を数値で可視化しています。
※調査データ:2024年4月〜2025年3月に各不動産仲介会社を通じて売却された区分所有マンションの価格情報を「住まいサーフィン」が独自収集
■調査結果■
圧巻のトップは東京都「港区」138.0%
行政区別マンション値上がり率ランキングにおいて、東京都「港区」が圧倒的な値上がり率で第1位を獲得しました。いわゆる“都心3区”とされる「港区」「中央区」「千代田区」が上位に名を連ねる中で、「江東区」が第3位に食い込み、さらに千葉県の「流山市」も第15位にランクインする結果となりました。
<行政区別マンション値上がり率ランキングTOP15>

■エリア別詳細分析■
第1位:東京都港区(138.0%)
六本木・青山・麻布の絶対的ブランド力と大型再開発ラッシュ
港区は、六本木・青山・麻布といった高級住宅地を抱え、恒常的に高い資産価値を保っています。加えて、近年では虎ノ門ヒルズの再開発や麻布台ヒルズの完成など、大型の再開発プロジェクトが次々と進められており、不動産価値のさらなる上昇を後押ししています。こうしたブランド力や将来的な資産価値への期待から、非常に高い需要が続いています。
第2位:東京都中央区(118.7%)
湾岸エリア大変貌が生み出す新たな価値
月島・勝どき・晴海を中心とした湾岸エリアを中心に再開発が急速に進み、従来の「下町」イメージから「都心の新興住宅地」へと完全に転換しました。勝どき東地区や晴海フラッグなどの大規模開発により、居住環境や交通利便性が大きく向上し、ファミリー層や若い世代の居住ニーズの増加とともに、市場価格も上昇傾向を見せています。
第3位:東京都江東区(109.1%)
都心3区を崩す注目の躍進
豊洲・有明といった東京湾岸エリアを中心に、交通インフラや街づくりが着実に進んでおり、都心近接でありながら、ゆとりある住環境を実現しています。特に共働き世帯や子育てファミリーを中心に人気が高まっており、住宅需要の増加が市場価格の上昇につながっていると考えられます。
【関西圏の健闘】大阪府北区(5位)・西区(13位)
「北区」は梅田ブランドとうめきた開発、「西区」は都心アクセスと住環境で関西圏を牽引
「北区」は、梅田を中心とした関西有数のビジネス・商業エリアを擁し、すでに高い資産価値を有しています。さらに、大阪駅直結の大規模複合開発『うめきた2期(グラングリーン大阪)』の進行により、商業・ビジネス・自然環境が融合した新たな都市機能が整備されつつあり、今後の資産価値のさらなる上昇が期待されています。一方、「西区」は、都心へのアクセス性と落ち着いた住環境を兼ね備えた住宅地として、特にビジネスパーソンを中心に需要が広がる中で、市場価格も堅調に推移しています。
【注目の郊外エリア】千葉県流山市(15位)
『母になるなら、流山市。父になるなら、流山市。』戦略が結実
「流山市」は、『母になるなら、流山市。父になるなら、流山市。』というブランディングを背景に、子育て世帯を中心とした急速な人口増加が進んでいます。つくばエクスプレスによる都心直結の交通利便性に加えて、「送迎保育ステーション」など自治体独自の柔軟な子育て支援施策が充実しており、共働き家庭を中心に高い支持を得ています。都心へのアクセスの良さと、充実した子育て環境が街の魅力を高め、住宅需要の拡大とともに不動産価格の上昇にもつながっています。
今回の調査結果から、「都心アクセスの優位性」「住環境の質的向上」の2つの重要な要素が明らかになりました。江東区や流山市の躍進をみると、こうした傾向は今後の市場動向を見極めるうえでも重要な指標の一つとなると考えられます。
中古値上がり率:新築販売時と中古売り出し時のマンション価格を比較し、価格が上がったか下がったかを%で表現したもので、マンションの資産価値を示しています。
また、少数事例による誤差を抑制するため、マンション数10棟以上サンプルのある行政区のみとしている。
<計算式:値上がり率=中古売出価格/新築時価格-1>
※「住まいサーフィン」では、会員限定でTOP50まで公開しています。
https://www.sumai-surfin.com/price/increase-rate/area-price/touraku-2025/
≪住まいサーフィン サイト概要≫
TV、主要ビジネス誌、SNS等で幅広い実績を持ち、ベストセラーとなった「マンションは10年で買い換えなさい」の著者でもある「沖有人」が主催するマンションの無料会員制セカンドオピニオンサイト。2004年より会員制に移行し、マンションの売買をする時に知りたい情報を”見える化”し、購入・売却検討者が知ることが難しかった不動産情報を得られる。マンションの査定価格・相場情報と会員の物件評価・沖有人自らによる動画など豊富なコンテンツを持つ。
中古マンション、賃貸物件データなどの不動産事例2億件以上を保有し、会員数は約32万人(2025年7月時点)を超える業界最大級の不動産ビッグデータカンパニーとして、不動産情報を調査・分析するスタイルアクト株式会社が運営している。
■ 独自サービス:https://www.sumai-surfin.com/columns/mansion-knowledge/intro-service
■ 住まいサーフィンの使い方:https://www.sumai-surfin.com/price/howto-sumai-surfin/
■ 沖式10年後予測:https://www.sumai-surfin.com/columns/mansion-knowledge/mansion-prediction

≪スタイルアクト株式会社代表 沖有人≫

1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、監査法人系・不動産系のコンサルティング会社を経て、1998年に現スタイルアクト株式会社を設立。住宅分野において、マーケティング・統計・ITの3分野を統合し、日本最大級の不動産ビッグデータを駆使した調査・コンサルティング・事業構築を得意としている。設立当初から運営している分譲マンション価格情報サイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)の会員数は、現在32万人を超える。中でも、自宅投資の基礎や今後の不動産市況などを沖自ら解説している「沖レク動画」は人気コンテンツとなっている。
『マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書)、『タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい』(朝日新書)など著書多数。
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