「AIを使う文化」だけではAIは平均しか返さない。AI時代の企業文化とAI人材育成を問い直す無料ホワイトペーパー『AI時代の企業文化はPIを差し出せる組織かどうかで決まる』をAlphaDriveが公開
AI活用文化を「PIが流通する文化」と再定義。組織風土を可視化するフレーム「CULTURE7」と、研修で終わらないAI人材育成を、31の学術研究・専門文献をもとに体系化した全52ページを無料配布。

株式会社アルファドライブ(東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO/CAXO:麻生要一、以下「AlphaDrive」)のAX(AI Transformation)研究機関であるAX for Revenue Instituteは、変革人材&組織変革研究を担う POT Institute との共同研究レポート『AI時代の企業文化は、PIを差し出せる組織かどうかで決まる ─ CULTURE7で見る、生成AI時代の組織風土設計論』を、2026年6月、AX for Revenue(axfr.ai)にて無料公開しました。全52ページ。経営者・CHRO・組織開発責任者を主な読者に想定しています。
▶︎ホワイトペーパー:『AI時代の企業文化は、PIを差し出せる組織かどうかで決まる - CULTURE7で見る、生成AI時代の組織風土設計論』
背景:なぜ「AI活用文化」を進めても、成果が出ないのか
多くの企業が「AI活用文化」を、AIの利用率の高さとして捉えています。しかし、利用率が上がっても、返ってくるのはどの会社でも出てくる一般論―いわば「世界の平均」に近づいていく、という声が現場から上がっています。
効率化やAIリテラシー研修は、AI時代に必要です。本書はそれらを否定しません。ただ、それだけでは差がつかない、というのが本書の出発点です。問われているのは「AIを使えるか」ではなく、「AIに何を注ぐか」。すなわち、現場の違和感や暗黙知、業界常識から外れた発想といった、人にしか持ち得ない知性=PI(Primal Intelligence)が、組織の中で流通しているかどうかです。
本書の主張:「AI時代の企業文化」とは何か
本書は、AI時代の企業文化を次のように再定義します。
AI時代の企業文化とは、社員がAIを使う文化のことではない。現場の違和感や暗黙知、未完成の仮説、業界常識から外れた発想といった人間固有の知性(PI)を、役割を失う不安や対人的リスクを超えて差し出し、それをAIと組織の価値創造へ接続できる文化である。
PIは、FI(Field Intelligence=現場知)と CI(Crazy Intelligence=業界常識から外れた発想)からなります。本書は、このPIが「なぜ沈黙するのか」、そして「どうすれば流通するのか」を、心理学・組織論の研究を踏まえて論じています。なお本書は、心理的安全性を「仲が良い・優しい職場」と同義には扱いません。それは、未完成の仮説や異論といった対人的リスクを取っても罰せられないと信じられる状態を指し、PIが差し出される入口になる、と整理しています。
組織風土を可視化するフレーム「CULTURE7」
「CULTURE7」は、組織風土を単一の良し悪しではなく、多軸で可視化する AlphaDrive / POT Institute 独自のフレームです(早稲田大学 小塩真司教授 監修)。個人のパーソナリティ研究で広く知られる「ビッグファイブ(Big Five / Five-Factor Model)」に代表されるような、対象を複数の因子で捉える心理測定の発想を参照しながら、C・U・L・T・U・R・E の頭文字に対応する7つの因子を通じて、「差し出されたPIを組織が受け止められるか」を見ます。
本書では各因子を、善悪の尺度としてではなく、「どのPIを通し、どのPIを塞ぎやすいか」という観点から読み解きます。スコアは断罪のためではなく、組織風土をめぐる対話の出発点であり、人事評価(査定)とは分離して運用することを、本書は明記しています。
「AI人材育成」は、研修では終わらない
本書は、AI人材育成を、AIツール研修やプロンプト研修に閉じない営みとして位置づけます。必要なのは、PIを持つ人を見つけ、補完し合うように組み合わせ、それを受け止める組織風土を整え、そしてAIへ接続すること――この一連の設計を、本書は「人的資本オーケストレーション」と呼び、①個人発掘 → ②チーム設計 → ③風土可視化 → ④AI接続 の四段階として描いています。
これは、AlphaDrive / POT Institute のシリーズが積み上げてきた三段―個人(ホワイトペーパー『AXアーキテクトの実装論』)→ チーム(ホワイトペーパー『AI人材育成は、研修では足りない』)→ 組織風土(本書)―の到達点でもあります。個人を見つけ、チームを組んでも、それを取り囲む組織がPIを受け止められなければ、AI人材は活きません。
本書の特徴
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AI活用文化を「PIが流通する文化」へ再定義。利用率では測れない、AI時代の企業文化の核を提示。
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CULTURE7の7因子 × PI流通マッピングを収録。組織風土の可視化を、感覚論で終わらせない。
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AI人材育成を人的資本オーケストレーション四段階として体系化。研修の先にある設計を示す。
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査読論文を含む31の学術研究・専門文献を参照。 組織文化、心理的安全性、暗黙知、組織学習、Human-AI Collaborationなどの知見をもとに論考を構成(Schein, Edmondson, Nonaka, Polanyi ほか)。各章末に「現時点での限界」を明記する、検証に開かれた論考。
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全52ページ、図表6点(四象限/三層/四段階/4つの力学/7因子マップ/実装循環)を収録。
入手方法
下記より、フォーム登録のうえ無料でダウンロードいただけます。HTML版(抜粋)の閲覧も可能です。
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形式:PDF(全52ページ)/HTML版(抜粋)
POT Instituteについて
POT Instituteは、AlphaDriveの、人と組織の変革に関する研究開発機関です。
企業の中にいる多様なひとりひとりの「人」の可能性が、可視化され、発揮され、組み合わされることで、未来の企業価値が高まる社会をつくることをミッションに掲げています。
その実現に向けて、POT Instituteは、既存の評価軸では見えにくい変革人材の資質を可視化し、企業の中から発掘する研究を進めてきました。さらに、その資質が単独で終わらず、チームの中で発揮され、組織の中で受け止められるための環境や組織風土のあり方についても研究・開発を行っています。
本ホワイトペーパーで扱うCULTURE7は、こうした研究の延長線上にある、組織風土を多軸で可視化する独自フレームです。人の可能性を見つけるだけでなく、その可能性が発揮され、組み合わされ、企業価値へとつながるための「場」を可視化することを目指しています。
POT Institute 研究所長 平尾譲二 コメント
AI活用というと、どうしても「どのツールを導入するか」「何人が使っているか」「どれだけ業務効率が上がったか」に議論が寄りがちです。もちろん、それらは重要です。しかし、AIが企業の収益や変革に本当に効き始めるのは、社員一人ひとりの中にある現場の違和感、暗黙知、まだ言葉になっていない仮説、時に「変なこと」として扱われる発想が、組織の中で安心して差し出され、AIと接続されたときです。
本ホワイトペーパーで伝えたいのは、AI時代の企業文化は「社員がAIを使う文化」では足りない、ということです。問われているのは、AIを使う量ではなく、AIに何を注ぐのか。その原材料となるPIを、誰が持っているのか。どんなチームで引き出すのか。そして、組織はそれを受け止められるのか。
POT Instituteはこれまで、変革人材の発掘と育成、チーム設計に向き合ってきました。今回のCULTURE7は、その先にある「場」の問いに踏み込むものです。個人を見つけ、チームを組んでも、組織風土がPIを受け止められなければ、変革は動き出しません。AIが人の価値を奪うのではなく、人の可能性をひらく方向に働くために、企業文化そのものを設計対象として捉え直す必要があります。
本書が、経営者、CHRO、事業責任者の皆さまにとって、自社のAI活用を「利用率」から「価値創造」へ進めるための対話のきっかけになれば幸いです。
AX for Revenueについて

AX for Revenue は、AlphaDriveが2026年5月に始動した新領域で、AIを活用して企業の売上を非連続的に進化させる「収益進化AIシステム」を提唱・実装し、事業開発分野へのAI活用と、AI時代の人材育成手法の体系化を進めています。Completion Cost Collapse(完成品製造コストの崩壊)という時代認識のもと、Full-Product Launch・AI Orchestration・Field Intelligence 等の独自概念を中核に、効率化で終わらない収益進化を支援します。AI時代の事業開発を担う人材像を「AXアーキテクト」と再定義し、その育成・組織実装も支援領域に含まれます。
▼株式会社アルファドライブ 会社概要
社名:株式会社アルファドライブ / AlphaDrive Co.,Ltd.
設立:2018年2月23日
代表者:代表取締役社長 兼 CEO/CAXO 麻生要一
所在地:〒100-0014 東京都千代田区永田町2-17-3来栖ビル1F
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