パーソナルオーダーブランド『STORY & THE STUDY』福島でスーツを手掛ける職人が東京でそのこだわりを語り合う「CRAFTMANSHIP OF FUKUSHIMA」12/12(木)開催 

服飾ジャーナリスト山本晃弘氏をMCに迎え、福島“幻の酒”「飛露喜」と伝統と革新を語る

株式会社三陽商会

株式会社三陽商会(本社:東京都新宿区、以下 三陽商会)のパーソナルオーダースーツブランド
『STORY & THE STUDY』(ストーリーアンド ザ スタディー)は、12月12日(木)、GINZA TIMELESS 8にて、
スーツを楽しむ人に向けて作り手とのコミュニケーションの場を提供することを目的に「CRAFTSMANSHIP OF FUKUSHIMA サンヨー・インダストリー×廣木酒造本店」を開催致しました。

このイベントでは、「STORY & THE STUDY」のスーツを手掛ける福島の工場サンヨー・インダストリーから技術部長の松下一秀と、同じく福島で進化する蔵として日本酒「飛露喜(ひろき)」を醸す廣木酒造本店から社長の廣木健司氏が登壇。MCに服飾ジャーナリストの山本晃弘氏を迎え、「作り手たちによるものづくりのこだわりについて」という題目で、作り上げた商品を前に、伝統と革新を背景にそのこだわりや違いを生み出す現場の工程などのものづくりに関して語り合いました。また、会場では“幻の酒”「飛露喜 純米大吟醸」をお客さまに振る舞いました。​

■スーツの作り手がこだわりを語る

 トークショーでは、サンヨー・インダストリー技術部長の松下が、スーツの作り手の立場として、スーツづくりの各工程に散りばめられた着る人のことを考えたこだわりについて語りました。着心地と見栄えを考えた最適な立体感を出すために、生地の収縮率を考慮したり、胸ポケットの形成にひとつひとつ手作業で工程を入れたり、背中の立体感を出すためにあえて緩く縫製するなどのテクニックをスライドと共に紹介。
■スーツを熟知する山本氏が感嘆するこだわり

 数々の工場を取材し、スーツづくりをよく知る山本氏は、「着心地の良い立体感のあるスーツを作るのは難しい。サンヨー・インダストリーはその為の技術を持ちスーツ一着一着に驚くほど細やかな工程を入れている。」とサンヨー・インダストリーの技術力とこだわりを称賛。また着心地と立体感を考え抜かれた縫製について「“美しい”ものは“機能的”であり、気に入ったものを長く愛用することもサステナブルだ」とこだわりのスーツを愛用することへの提言もありました。
■酒造本店の社長が福島で続ける酒造りへの想いを語る

 続いて、米どころ福島を代表する日本酒の名品「飛露喜」を製造する廣木酒造本店代表取締役の廣木氏が登壇。飛露喜の誕生秘話や酒造りのこだわりを紹介しました。
「日本酒の材料は“米”と“水”の二つ。福島の米をメインとしながら温度管理や水分量などを見極めて会津の風土を酒造りに活かしている。飛露喜を口にしたときに、会津の雪景色を思い描いてもらえたら。」と福島で手掛ける日本酒への想いを語りました。
■人生に寄り添えるものづくりを
 「どういうスーツを着て生きていきたいか、どういう時に、誰と、良い酒を呑みたいか。スーツも日本酒も、お祝い事や記念日など、人生の様々な節目に寄り添うことができるのが特徴だ。」と、山本氏は福島の復興へも思いを馳せながらコメント。
廣木氏も「人生の様々な節目にふさわしい作り手でいたい。」と締めくくりました。

■登壇者について

株式会社サンヨー・インダストリー  技術部長  松下 一秀(まつした かずひで)
スーツメーカーにて企画、パターン、裁断、縫製とテーラードにおけるものづくり一連の業務を担う。その後、高級紳士服を手掛ける職人工房へ入社。工場次長として技術及び生産の管理を担当、パターンオーダーを含むスーツづくりに携わる。
2018年 株式会社サンヨー・インダストリーに技術部長として入社、職人の技術の向上、進化を目指し職人の現場を牽引する。
 

株式会社 廣木酒造本店  代表取締役  廣木 健司(ひろき けんじ)氏
福島県会津坂下町出身。青山学院大学経営学部を卒業後、キリン・シーグラム株式会社(現:キリン ディスティラリー株式会社)入社。92年帰郷し、廃業寸前の実家を継ぎ、未経験ながら酒造りに携わる。その後、父親の8代目・廣木三郎次さんの死去を契機に、従来の経済酒一辺倒の経営をやめ、味で勝負すべく「飛露喜」を世に送り出した9代目。

 

服飾ジャーナリスト  山本晃弘(やまもと てるひろ)氏
『アエラスタイルマガジン』エグゼクティブエディター兼WEB編集長。『メンズクラブ』『GQジャパン』などを経て、2008年に『アエラスタイルマガジン』を創刊。2019年に自らの会社ヤマモトカンパニーを設立し、ファッションに関する編集や執筆のほか、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南する「服育」アドバイザーとしても活動中。著書に『仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。』がある。
■サンヨー・インダストリーについて

福島県福島市にあるテーラード工場(J∞クオリティ認証工場)。1976年に設立後紳士のスーツを中心に生産。代々の職人の技術を引き継ぎながら今なお進化を目指している。
スーツづくりは、1着の工程に約70人の職人の手が加わり、通常7,000秒かかる工程に対しその倍の14,000秒をかけ、熟練した技術者が1mm単位の調整を行うことで、個々の体型に合わせ立体的なシルエットの美しさ、ソフトで軽い実用感を実現。ラペルの薄くて綺麗な小丸、極限までミシン調整した美しい釦ホールなど細部にも拘ったものづくりを行っている。
■廣木酒造本店について

 

福島県会津坂下町に本社・工場を置く日本酒メーカー。創業以来の「泉川」と貴重な幻の銘酒「飛露喜」の2銘柄を醸造し、年間生産量は1,800石。創業は江戸後期の文化・文政時代、1961年に合資会社に。代々廣木三郎次を襲名、現在9代目という日本酒復権の一翼を担った老舗。
2019年10月、合資会社より株式会社へ組織変更。
酒どころ米どころの会津の蔵らしく、近隣で契約栽培した酒米を使って、さらなる味の向上と地域貢献を目指す。
■『STORY & THE STUDY』について
~『GINZA TIMELESS 8』6階フロアに第1号店をオープン~
「STORY & THE STUDY」は、三陽商会がこれまでに培ってきたものづくりに対する技術力に加えて、新たな取り組みとして最先端のデジタルテクノロジーを活用した、三陽商会で初めてのパーソナルオーダースーツブランドです。
~徹底的なクラフトマンシップと最先端のデジタルテクノロジー~
スーツは福島にあるテーラード工場サンヨー・インダストリー(J∞クオリティ認証工場)で生産し、熟練した技術者が個々の体型に合わせた無理のない理想のシルエットを実現します。また、プロのフィッターによる採寸に加えて、独自の3D Fitting Analyzer(3D解析ツール)を採用。お客さまの体型・姿勢の特徴を立体的に解析することを可能にし、単純な測定方法だけでは実現できない快適なフィット感を提供可能にしました。
〜 「スーツを着ていく場所」を提案〜
「STORY & THE STUDY」ジャケットスタイルやスーツをライフスタイルとして楽しんでいただけるよう定期的にイベントを行い、「スーツを着ていく場所」をご提案しています。
スタッフだけでなくお客様同士、作り手との交流を深めながら「スーツコミュニティー」をつくり、ドレスアップの楽しさを広めていきたいと考えています。ビジネススタイルだけではない新しいオーダースタイルを文化としてつくりあげていきます。

 

 

 

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会社概要

株式会社三陽商会

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URL
https://www.sanyo-shokai.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都新宿区四谷本塩町6-14
電話番号
03-3357-4111
代表者名
大江伸治
上場
東証プライム
資本金
150億251万円
設立
1943年05月